人間牧場

〇私の大切な宝物

 余り物を大事にしない私ですが、おぼろげな記憶ながら小学校4年生の時に買って貰った「肥後守」という小刀は、58年経った今も失くすことなく手元にあるのですから驚きです。私たちが子どもの頃はテレビもない時代だったので、遊びといえば野に山に海に川にと、毎日の様に暇さえあれば戸外に出て、小刀を使って木や竹を削って様々な遊び道具を手作りして遊んでいました。

 

60年も使っている私のお宝小刀肥後守と切り出しナイフ

 勿論鉛筆を削るのも紙を切るのも小刀でした。子どもゆえ砥石で研いでも切れ味が良くなることはなく、1年に何回かは親父に頼んで研いでもらいました。勢い余って何度も小刀で手指を切りましたが、大事には至らず、道端のヨモギを手で揉んで傷口に押し当てて止血したりしていました。手の甲や守備のあちこちには当時の傷跡が今も生々しく残っています。

中学生になった時、初めてサヤのついた少々お高い立派な切り出しナイフを買って貰いましたが、何とこの切り出しナイフと2本の肥後守も少々痩せてはいますが、私の大切な宝物として、時々砥石で研ぎながら今も現役で使っています。

先日、小学校4年の孫奏心が通う小学校から、竹トンボの製作指導を頼まれて出かけましたが、現代の子どもたちは「危ないから」という理由で、小刀やナイフを使う機会が非常に少ないため、まあ危なかしくって、見ていてハラハラしました。小学生の親の世代も、「肥後守」の存在を知らないし、次の世代に伝承することができませんが、3世代同居のわが家の孫たちには、少なくても育爺たる私の責任で、使い方を教えてやりたいと思っています。

「肥後守 熊本城主じゃ ありません 知ってる私 相当古い」

「小刀は 危ないからと 持たせない だから使わず 伝承できず」

「60年 近くも手持ち 使ってる 今や私の 宝物です」

「わが孫に いやまず息子に 伝えたい これは日本の 立派な文化」 

 

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