人間牧場

〇つまらないものですが・・・

 4~5日前外出先から自宅に帰ると、家の玄関先の庭木に、北海道花畑牧場産らしい生キャラメルがぶら下げていました。「誰からのいただき物だろう?」と首を傾げ、家族みんなに聞いても思い当たる人もなく、「まあいいか、折角のご厚意だからいただこう」という結論に達し、家族みんなで分け合い「誰からだろう」と言いながら美味しく食べました。

いただいた生キャラメル

 3日後ウォーキングをしていると近所のご夫婦が車で通りかかり、「お留守だったので、玄関先の庭木に吊るしておきました。北海道へ行ったお土産です」と車から顔を出して声をかけてもらいました。ご夫婦は「つまらないものですが食べて下さい」と言われましたが、「つまらないものではない」と思いながら、「もう美味しくいただきました」と丁寧に恐縮してお礼を言いました。

子どもの頃隣のおばさんが、「お寿司を作った」、「旅行に行ったお土産だ」、「貰いものだが」と色々な物を勝手口から持って来てくれるその度に、「つまらないものですが・・・・」と枕詞をつけていました。少しおませな私はその言葉が気になって、「つまらないものなら要らない」とか、また3つも4つも持って来るのに「お一つどうぞ」というので、「これは一つではない」と反論して、「お前は子どものくせによく要らんことを言う」と親になだめられ、叱られたことを覚えています。

「つまらないもの」「お一つどうぞ」という言葉が、へりくだった大人の謙遜語であることを後々知り、私も使うようになりましたが、日本人の謙虚なことば使いをあらためて素晴らしいと思いました。はてさて通常は裸銭が流通するお金の世界も、「ほんの紙切れですが・・・」と言いつつ、祝儀袋やポチ袋に入れて渡す風習も日本人らしい気配りで、お神輿のご祝儀、お年玉など随所にみられます。「ほんの紙切れですが」と祝儀袋にお金を入れるのを忘れて渡した逸話も、懐かしい思い出です。

「玄関の 庭木吊るした キャラメルを 誰がくれたか 首を傾げる」

「まあいいか 家族相談 まとまって 食べ終わってから その人分かる」

「つまらない ものだと謙遜 した言葉 日本の文化 奥を感じる」

「お一つと 言いつつ 4~5個 持って来る 子どもにゃ理解 出来ずに指摘」

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