人間牧場

〇次の里山保全作戦(その2)

 緑のダムとか緑の保全といわれ、戦後日本の各地で進んだ杉や桧といった針葉樹を植林した森の、50年を超すような大きな立木に育って森をなしているというのに、最近の大雨で土砂もろとも崩れている姿を、よく見かけるようになりました。崩れている場所をよ~く見ると、杉や桧の根はそんなに地中深く岩を割って、食い込んでいないことに驚かされます。地滑りに強いと言われていた竹も意外と表面で細根が絡んでいるものの、今回の大雨の土砂崩れ現場でも、竹藪が犠牲に遭っていました。ところが同じ針葉樹の松の木は離島の水もないような岩肌に深く食い込んで、白砂青松の景観を作っていることに驚きますが、クヌギなどの落葉雑木林も国土の保全には必要だと言われています。

3年前に10本から始めたクヌギの植林
順調に育っているクヌギの木

 カブト虫を飼い始めてから、そのことに少しずつ気づき、里山保全や水資源、土砂崩れ防止、動植物の循環型自然を再生する活動が必要であると思うになり始めています。ミカン園の防風林として植えていた杉の木が残って景観をなしている人間牧場に3年前、初めて10本のクヌギの木の苗木を植えました。この苗木は近くに住む友人の大野さんが、ドングリから芽を出させて育てたものをいただきダメ元で植え、2本は枯れましたが、8本は根を張って太り始めています。息子はそのことに気を良くしたのか、母がみかんを作っていたものの放任園となっている駄馬の畑を開墾して、クヌギの森を作ろうと、大袈裟にも里山保全を思いつきました。

 早速駄馬の荒れた畑の下見を行い、この秋ごろから草や雑木を取り除く作業を思いついています。200本が目標ですがとりあえず、100本の苗木を確保したり、今年の秋には近所のクヌギの木の下でドングリの実を拾い集め、種を蒔くことから始めようと思っています。妻は私と息子のこんな他愛のない話を小耳を挟み、「お父さん、自分の歳は幾つだと思っているの?。10年経ったら83歳になるのよ。ドングリを蒔いて芽を出させるなどそん夢みたいなことを・・・」と笑っていますが、まさに夢物語です。でもこんなささやかな余り金のかからない夢に親子で挑戦するのも悪くはないことだと、バカみたいなことに真顔で取り組んでいます。アッハッハです。(大笑い)

「大袈裟な 里山保全 ホラ吹いて 親子真剣 妻に笑われ」

 「10年後 歳を考え 首傾げ それでも親子 夢を追いかけ」

 「バカ親子 また始まった 呆れ顔 私を巻き込む やめてと妻に」

 「わら一本 クヌギ一本 革命だ 小さなことを 一人二人と」

[ この記事をシェアする ]

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください