人間牧場

〇旧瀬戸町の友人を訪ねる

 昨日は曇り時々雨という天気予報でした。妻の勤めている歯科医院の院長先生の子どもさんの運動会があって、歯科医院が臨時休業したため妻を連れて妻の実家のある八幡浜へ講演に出かけました。その後、伊方町瀬戸三机に住む妻の高校時代の同級生が、つい最近腰の手術をし退院したので、お見舞いに行くことにしました。講演後だったので途中伊方町二見の亀ケ池温泉で昼食を済ませ、さっとひと風呂浴びて佐田岬潮風メロディーライン国道197号を西に向かって走りました。雨が本降りになりましたが、堀切りのアーチ式鉄橋をくぐり三机集落へ入りました。

妻と同級生
久しぶりに出会ったご主人

 坂を下ると真珠湾攻撃の訓練地となった三机湾が開けましたが、先日訪ねた高知県柏島周辺の景色とどこか似ている感じもしました。妻の同級生奥山さんの家へはもう20数年も前、愛媛県内を襲い甚大な被害をもたらした台風19号襲来の暴風雨のさなか、講演に出かけたものの中止になり、木々が倒れ車が横転しているなど、車を走らせることすらできない危険な状態に追い込まれ、一夜の宿を借りた折、たった1回しか訪ねたことがなく、妻も同級生の結婚式に出席した50年も前の訪問とあって、二人とも記憶は完全に消えていました。

 でも私と妻の記憶は蘇り、人に聞くこともなく一発で奥山さんの家を探し当てました。手術後の療養期間ということもあって、奥さんもご主人も在宅で、出されたお茶をいただきながら途絶えていた長い音信を確かめ、話に花を咲かせました。奥さんは妻の同級生、ご主人は元商工会経営指導員で講演等で何度か交友があり、また役場に勤めている息子さんもえひめ地域政策研究センターへ出向中に交流顔見知りと、それぞれ別ルートで家族みんなと深く関わっているので、積もる話は山ほどありましたが、お見舞いなので早々に引き上げました。

 奥山さん方は広い敷地を有していて、自宅にグランドゴルフの広場まで持っていて、また家の玄関先には度肝を抜くような大きなウバメガシや桜、マキのどの老木木々が何本もあって、家のすぐ近くまで内海が迫る、まさに風光明媚な羨ましい自然環境でした。再訪を約束しお暇しましたが、お互い高齢期を迎えていて遠出もままならなくなる前に、出会いを重ねたいものです。人は歳を重ねると、懐かしい人が恋しくなるものだと、妻と二人で納得しました。

  「年を経て タイムスリップ 友宅を 記憶頼りに 妻と二人で」

  「わが記憶 賞味期限は まだあった 夫婦揃って 夫婦と再会」

  「羨ましい 程の邸宅 ミニゴルフ 広場に海に 贅沢限り」

  「幸せは 幸せですと 思うこと 勿論私も 幸せな日々」

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“人間牧場” への2件の返信

  1. 藤崎さん
    海の近くはどこへ行っても危険は一緒です。むしろ海に近いことの利点を活かして日々の暮らしを楽しんでいます。少子高齢化も日本国中同じです。

  2. 縁あって三机に行ったことがありますが、地震があって津波が押し寄せた時、「大丈夫かな?」と思うぐらい海辺に近い場所をでした。伊方原発も傍にあり余計思いました。新しい温泉も出来、人も寄りそうですが少子高齢化は避けられないようですね。お年寄りが多いとクリエイター講座で聞いております。

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