人間牧場

〇自然は凄い

 あれ程寒かった今年の冬も、たった2~3日ですっかり暖かくなり、昨日は3月下旬並みの陽気だと、テレビのニュースで報じていました。私たち人間は寒ければ厚手の洋服を着るし、ストーブを焚いて暖をとりますが、それはほんの小さな身の回りのことで、外気温を下げたり上げたりする気温のコントロールはできっこないのです。そのことを思えば人間の知恵や力は大したことはなく、むしろ化学万能な世の中に見えても、自然の力の偉大さにはいつも感服し、自然に逆らうことなく自然の恵みを受け入れながら生きれるよう、宮沢賢治流「雨ニモマケズ」を実践したいと思っています。

自然が作ったカズラの芸術品

自然が作ったカズラの芸術品

一昨日人間牧場へ東京からお客さんがやって来ました。寒い時期なので早めに出かけ、ストーブに火を入れてお客さんを迎える準備をしました。予定の時間まで少し間があったので、剪定ハサミと鎌を持ち出し、人間牧場周辺のカズラ切りをやりました。カズラの芽はまだ動いていませんが、この時期に根元から切っておかないと、あっという間に木々に巻きつき、枝葉を茂らせて木々を枯らしてしまうのです。カズラの根はでんぷん質が多く葛餅の原料となりますが、大きいのは腕首ほどもあって、鋸でないと切れないようなものまであって、少し難儀をしましたが、少しの間に10本ばかり切りました。

 カズラの茎はカズラ細工にして編めば立派なインテリアにもなりますが、それ程の余裕も趣味もないため無造作に切っていると、根元にまるで人為的に綱を編んだような、カズラの自然芸術品を見つけました。孫たちに見せてやろうと思い、1mほどに切り取ってわが家へ持ち帰りましたが、さも自分が作ったような顔をして、家族みんなに見せびらかしてやりました。ツル系の植物には天気と同じように一定の法則があるようです。普通時計回りとか反時計回りと表現していますが、カズラは私たちが縄をなうのとはどうやら反対のようでした。それにしてもこれが自然の成せる技かと感心するような出来栄えでした。

 見渡せば私たちの身の回りには、人間が理解も説明もできないことがいっぱいあります。木と木が地上でくっついたり、木に宿ったヤドリ木が地上空中で平気で生きていたり、穴を開けて植えたシイタケの植菌から、美味しいシイタケができたり、まあ不思議なことだらけです。凡人の私はこれらを見て、ただただ感心するばかりで説明はできませんが、極力不自然を止めて自然に逆らわず生きていくことこそ肝要だと思った次第です。土を掘り返してみると、地上では芽の動いていない植物も土の中では、春の訪れを知っていて、早くも盛んに根を伸ばしています。ああ自然は偉いなあでした。

  「春近し 牧場周辺 カズラ切る 根元に自然 不思議を発見」

  「人間が 編んだようだと 切り取って みんなに見せる 自慢しながら」

  「土掘れば 草は早くも 新根出し 春が来たぞと 教えてくれる」

  「不自然は 自然の反対 人間は 逆らうことなく 従順生きろ」

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