人間牧場

〇孫希心がスズメバチに刺されました

孫希心が刺されたスズメバチ
孫希心が刺されたスズメバチ

 昨日は午後2時過ぎに松山市番町地区の敬老会を終えて帰宅し、玄関先へ入るといきなり、息子から携帯電話が入りました。孫希心が潮風ふれあい公園でスズメバチに刺されたので、病院へ連れて行って欲しいと言うのです。間もなく「痛い痛い」と泣き叫ぶ希心が母親に連れられて帰って来ました。見ると足のくるぶし辺りに刺された後があり、既に熱を持って腫れ上がっていました。とりあえず庭に植ええているアロエの葉っぱをちぎって二つに割り、それを刺された患部に押し当てましたが、アロエのトゲが少し痛いのか、身体をこわばらせて、自動車の助手席に座ったまま泣きじゃくっていました。

 息子が調べたところによると、昨日の救急病院は松山市の済生会病院だそうでした。時計を逆算すると幾らスピードを上げて走っても、病院到着は3時半くらいになるなあと思いつつ、若嫁と孫奏心を乗せ若嫁の車を私が運転して、病院へ向かって走りました。伊予市から松前町東レ前の県道を走り、飛行場横から裏道を通ったお陰で、3時10分頃には済生会病院に到着しました。玄関先の駐車場に車を止め、私が希心を背負って中へ入りました。受付を済ませ形成外科に回されましたが、急患が多く30分ほど待たされました。その間孫希心は幾分痛みも引いたのか、注射をするのは嫌だとかぐずっていましたが、なだめながら順番を待ちました。

 やがて処置室へ呼び込まれて手当てを受けましたが、私がムカデに刺されてアナフラキシーショックになった時と、同じような処置を患部にしただけで、注射をすることもなく患部に黄色いシップを貼って、包帯をして放免となりました。連絡をしていたので、日赤に看護師として勤めている次男一生も顔を覗かせてくれました。一生にジュースを買って貰い希心の笑顔も戻り、帰る途中には疲れたのか二人ともウトウト眠っていました。道中若嫁から聞いた話では、友だち3~4人が公園でボール遊びをしていて、ボールが茂みに入ったので取りに入ったところ、スズメバチの巣があったらしく、追いかけられて黒い服を着ていた希心だけが刺されたようです。いやはや軽い災難でしたが、希心は夕方一緒に風呂に入るほど回復し、今日は由並小学校の運動会に、就学前児童として招待され出番があるので出かけるようです。何はともあれ大したこともなく回復してホッとしています。

 子どもは突如として病気や怪我に見舞われます。運の悪いことに病気や怪我は土日や深夜突発的に発生します。病院へ駆けつける前の応急処置はとても大事なことなので、家族で十分話し合っておくべきだし、置き薬や長年の経験も生かされます。今回はアロエという生きた妙薬を患部に押し当てただけで、随分治りが早かったようだと、若嫁も同居人である私の機を見て敏なる対応に感心したようです。
 今年は私のムカデ騒動といい、今回の希心のスズメバチ騒動といい、自然が豊かな田舎に住んでいるが故の難儀に翻弄されましたが、これもあれもよくあることだと、大事に至らなかった小事にホッと胸を撫で下ろしています。

  「孫希心 ボール追いかけ 薮の中 蜂に足首 刺され泣き面」

  「まず患部 アロエを割って 塗りつける 応急処置で 痛み治まる」

  「済生会 病院までの 裏道を 急ぎ何とか 到着したが」

  「孫希心 背なに負ぶって 処置室へ 注射も打たず 一丁あがり」  

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