人間牧場

〇秋ジャガイモの作付け

 「秋の実りのために夏草を取る」とは二宮尊徳の教えです。暑いからといって夏草を取る作業を疎かにすると、田圃には稗などがはびこり、秋の実りのころに要らぬ労力を要するのです。またこの時期になると台風被害を予想して、植えた早生系品種は早くも稲穂が稔り始めていますが、これからしばらくの間は、実り始めの稲穂を狙ってイノシシが出没するため、農家では田圃の周りを電気柵や網で囲ったり、ビニールテープを張ったりし始めましたが、夏草茂る山沿いでは、イノシシが虎視眈々と稲穂を狙っているようです。
 わが家は田圃を持たないためその心配はないのですが、わが家庭菜園の果樹園辺りに獣道があるのか、毎年下の田圃にイノシシが入って苦労しているようです。

 さてまだお盆が来ないし過ぎないので、秋植えの準備は少し早いようですが、せっかちな性格の私は、先日ホームセンターへ立ち寄ったところ、秋ジャガイモの種芋が店頭に並んでいるのを見て、そろそろ準備をしようと思いました。今年はジャガイモが豊作で、倉庫にたっぷり囲っているので、秋ジャガイモを作る必要はないのですが、それでも掘り立ての秋ジャガイモを食べたくて、去年のこのごろ駄目もとで家の食用ジャガイモを種芋に使って植えたところ、かなりの収穫があって、秋ジャガイモを美味しく食べれたので、今年も作ることにしました。昨日は空いた家庭菜園の一角を耕運機で耕し畝を立てました。畑は先日の雨と昨日の朝の少しの雨でお湿りが適度で、耕運機の作業も土煙が立たずスムースに行ないました。

畝を立て植えた秋ジャガイモ畑
畝を立て植えた秋ジャガイモ畑

 立てた畝にジャガイモ倉庫から種芋になりそうな、適当な大きさのジャガイモ60個選びました。一畝15個として4畝作付けの計算です。いつも使っている木製の定規を使って種芋を等間隔に置いて行き、手スコップで穴を掘り、種芋を穴に納めて土を戻し、その上に種芋のありかを示すように籾殻をやり、さらに牛糞を元肥として施しました。昨日は全国各地でゲリラ的な大雨が降ったようで、わが町の空も少し曇っていました。それでも午後の屋外作業は大変で、熱中症対策と称して冷たい麦茶を飲みながら作業をしましたが、たっぷり大汗をかいてしまいました。そのためでしょうか昨日の夜はテレビを見ながらついウトウトして、日ごろより少し早目の就寝となりました。
 とりあえず、秋の作付け準備は整い、ついでに立てた畝には、昨年大洲のホームセンターでお盆の頃に買って植えた白菜の苗のお陰で大豊作だった白菜の苗を、今年も買って植えようと思っています。

  「まだ盛夏 だけど明日は 早立秋 そろそろ秋を 意識しながら」

  「秋ジャガの 味を楽しむ ため植える わが菜園に 早くも秋鍬」

  「大汗を かいてゴクゴク 麦茶飲む 熱中症に ならないために」

  「この夏は これまで以上 汗をかく これも大事な 健康管理」

[ この記事をシェアする ]