shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年11月12日

○お寺でシンポジウム

 最近は世の中も変わったもので、人が死なないと縁のなかったお寺でコンサートが開かれたり、昨日のようにまちづくりのシンポジウムが開催されたり、何かとお寺にご縁があるようになってきました。歳をとったからではなくまだまだ若いと思っているのにお寺からお誘いがあるのですから、日々の暮しがそんなに不自由なく過ごせるのは、やはりお寺や住職からご利益を十分いただいているに違いないと思えばもっと喜んで参加すべきだと、私は昨日も喜んで参加しました。お寺さんのある今治市玉川町までは普通海岸周りと山周りの2ルートがあるのですが、昨日は紅葉が見ごろだろうと山周りのルートを選びました。双海~奥道後~水が峠~玉川と曲がりくねった山道を走りましたが、あいにくの雨にもかかわらず紅葉は見事で、季節の変わり目なのか道端に立っている温度計は10度そこそこまで下がっていました。それでも窓越しに見える山の風情は晩秋の山里ならではの落ち着いた佇まいを見せていました。

 昨日のシンポジウムはえひめ地域づくり研究会議発足20周年記念のリレーシンポで、宇和島、新居浜についで第3弾の今治会場なのです。会場となった四国霊場仙遊寺には40人を越える人が集まり「絆」というテーマで様々な切り口から円陣になってエンジントークを試みました。私もえひめ地域づくり研究会議の代表運営委員をしている関係上開会のあいさつをしましたが、長年地域づくりに携わっていると顔見知りも多く、大西の大河内さんやちろりん農園の西川さん、越智郡島嶼部の井村さんや越智さんなどの人々、それに住職の小山田さんご家族や源流の面々など、名刺も要らない顔見知り組と楽しい近況会話を交わしました。双海町出身で松山市垣生でグループホームを立ち上げて活躍している暁美さんも参加していて顔ぶれはすごく充実していました。

 20年前地域づくりグループ源流の立ち上げのため仙遊寺に来た頃は、私も若かったし住職の小山田さんも若く、お寺もまだ未整備のままでした。その後小山田さんのエネルギッシュな行動はお寺の境内に次々と建物が立ち並び、これがお寺?と見まがう程の近代的な整備がなされました。小山田さんは多分住職ではなく坊主という仮面を被った事業家なのではないでしょうか。そんな彼の生き方は多くの人を引き付け、こうしてシンポジウムも開かれているのです。私の持論である「人でも仕事でも愛する所に集まって来る」という言葉はまさに彼にもピッタリの言葉なのです。


 合併という時代の流れに翻弄されながらも頑張っている島人たちの参加も見逃せないものでした。

 昨日はうらしい出来事が2つありました。お寺の裏にある2階ホールの窓面に沢山の写真が飾られていました。えひめ地域づくり研究センターの主催する事業に参加した若い2人のメンバーが自分たちの出来ることを始めようと古い今治の写真を集めて写真展を企画したその時の写真なのですが、これが実によく出来ていてみんな食い入るように見つめていました。

 彼らはこれ以上の劣化を防ごうとデジタルでこれらの写真を保存しているようですが、素晴らしい試みだと感心しました。

 また会場には農業後継者として頑張っている若者の発表やミニFMのDJとして頑張る二人の高校生の賛歌や発表もあって、地域づくりの現場に若い人の姿が消えつつある昨今何とも嬉しい集会でした。

 集会が終わって交流会になりましたが、お寺の心のこもった精進料理も中々のもので、住職の奥さんが中心になって賄いをしてくれましたが、全てに満足のいく集会でした。

 私は連日の県外出張のハードスケジュールと明日の予定もあって日帰りとなりましたが、例によってハーモニカのトークショーを少しやって、後ろ髪引かれる思いで仙遊寺をおいとまし、再び暗闇の元来た山道を辿り我が家へ帰りました。

  「精進の 料理美味いと 舌鼓 日ごろご馳走 食ってるからか」

  「住職の 仮面被った 実業家 会うたび次の 夢を語りて」

  「ウーロン茶 乾杯何と 味気ない 昔ビールを たらふく飲んだ」

  「若者に 会って自分の 歳を知る 遠い昔の 夢が懐かし」


 

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