shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年11月10日

○視察者相次ぐ

 遠来の視察者が来るようになって、何だか日本が狭くなったような錯覚を覚えています。昨日は宮城県七ヶ浜町の町議会議員さんの一行6人が双海町の視察に遠路はるばる見えられました。視察者は私の町を目指して来られる人もいますが、殆どの視察者は道後温泉という一級の保養地から1時間圏内にある場所を探しての来訪なので、視察時間も1時間そこそこでお茶を濁し帰って行きます。迎える側の私もそれを承知でそれなりの対応をして帰っていただくのですが、昨日の七里ガ浜の議員さんは少し様子が変わっていました。

 まず来る手段です。双海町は交通が不便なため普通は議員全員でも少数なのに地元のバスを雇って、空席のままゾロゾロやって来ますが、七里ガ浜の議員さんは1時間に1本もないJR予讃線海岸周りに乗ってやって来て同じ交通手段で帰りました。したがってその時間帯を目いっぱい使って視察活動をしたのです。

 次に何故双海町へ来たのかですが、昨年の夏東京有楽町駅近くの東京フォーラムAというコンベンションホールで開かれた、全国監査委員研修会に参加していた七里ガ浜町の監査委員さんが記念講演で私の話を聞き、是が非でも訪ねたいと他の議員に話したことがきっかけで実現したのだそうです。

 また今回の視察研修は正式に伊予市議会への受け入れ依頼があり、少数ながら伊予市の議会事務局長さんが受け入れ対応する格調高いものなのです。普通この場合だと地元の議員さんがあいさつに来られるのですが今回はその様子もなく、肩の凝らない雰囲気でした。しかしさすが公式訪問です。私たちは余程でない限りお茶など出さないのですが、議会はペットボトルに入ったお茶をきちんと出していました。

 問題は視察に対する取り組み姿勢です。普通議員さんの中にはトンチンカンな人もいて、明らかに拒否反応を示す人もいるのですが、七里ガ浜の議員さんは会派を同じくする人たちで終始熱心な研修態度に感服したのです。特に私の話が終わった懇談の時間になると自分の町の問題点を披瀝しながら時間も忘れて話し込んでしまいました。私の町もそうですが人には言えない悩みも沢山あります。ましてや合併によって大に小が呑み込まれたような町では合併の後遺症に悩み、その不平不満たるや相当なものがあるようです。でも七里浜町は合併もせず単独で残っている2万人余りの町だけに単独で残るが故の将来への不安も数多く抱えていました。私は全国を回って感じる合併をしなかった町の現状と今後の在り方を真剣に話してあげました。また私の町がソフトからハードを生み出した成功の裏に隠された失敗談も披瀝しました。議員さんたちは熱心にメモしながら聞き入り、盛んに質問して再びJRに乗り車中の人となって帰って行きました。

 昨日は午前中に宇和島市と合併した津島町の婦人会ご一行40人も視察に来られ、私の話に魅せられて?わが家の私設公民館煙会所や海の資料館海舟館まで見学の足を伸ばしました。この人たちは地元のドライブインで昼食をしたようなのでわが町への視察による波及効果は絶大なものがあったようです。

 私は現在フリーだし、役場から視察の受け入れを頼まれても断る事だって出来るのです。でもかつての部下や同僚だった方々からの依頼や講演で世話になった縁を考えると断ることは出来ません。最近は役所へ言うとやれ公文書だのやれ土日は駄目だのと文句をつけられるので直接申し込んで来る人たちも多く、ましてや最近人気急上昇中の人間牧場とセットでの視察を依頼されることも多く、相変わらず多くの視察が訪れています。迎えと見送りの誠意は自分が視察した時の感動から学んだとおり誠意を持って対応しています。お陰さまで昨日は視察のダブルヘッターでした。

 しかし、先日島根県種公民館が来た時ばかりは失態を演じました。私を目当てに来られ、人間牧場まで視察するプログラムが組まれていたにもかかわらず、打ち合わせミスで私が県外出張でいないという失態でした。文化の日で役場は休みながら役場の武田さんに無理を言って対応してもらい、長男息子に懇願して人間牧序の対応をさせました。武田さんの対応も長男の対応も十分だったようで、息子は五右衛門風呂まで沸かし足湯をサービスする念を入れてくれ、ホッとした一日でした。種公民館への償いはどこかでしなければならないと思っています。

  「俺の町 道後に近い 故あって 視察ゾロゾロ 未だに続く」

  「東京で 私の話 聞いたから 嬉しい訪問 熱込め語る」

  「唐突に 妻の値打ちを 聞く人に 少し自慢の 鼻をさすりて」

  「昼飯や 土産買う人 嬉しいね 視察効果は こんなとこにも」

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