shin-1さんの日記

○アイディアは何処から生まれるの

 私は35年間公務員をしましたが、公務員らしからぬ公務員として型破りなレッテルを幾つも貼られるなど様々なことに挑戦してきました。普通公務員は休まず、慌てずの例えの如く真面目で、悪口を言えば仕事せずというイメージでしょうが、私は土曜日も日曜日もなく働きに働きました。加えて公務員らしからぬことをするものですから随分と目立ち、出過ぎて頭を叩かれたり足を引っ張られたりもしましたが、今のところ悔いはありません。私は公務員を好夢員と書いて「こーむいん」と読んでいました。したがって夢みたいなことを考え、「夢はドリームでなくターゲットである」と行動してきました。

 お世辞でしょうが「あなたのアイディアは何処から湧いてくるのですか」とよく聞かれます。中には「あなたの頭を割って中を覗いてみたい」と物騒な話まで飛び出す始末です。私のアイディアの秘密はプラス思考の好奇心にあります。普通だと考え付かないような夢をいっぱい考えるのですが、日ごろから問題意識を持って日々を過ごしているので色々なアイディアが浮かびます。ここまでは誰しも同じです。でもここからが私の少し違うところです。やりたいことを絵や文字にする、どうすれば出来るか、何時までにするのかも予定表を作る、そして周りの人にしゃべるのです。そのことは自分と周りへのマニフェストなのかも知れません。やがて強い意志力が生まれ、反対を説得しながら行動に移す、結果は成果がターゲットされるのです。しかしここまでも普通の人のやることです。私はさらにそのことに物語という付加価値を付け、マスコミを動かしニュースに仕込んでゆきます。「夕焼けソフトクリーム」も「夕日日コーヒー」もそんな行動で売れっ子になりました。

 アイディアは何処にでも落ちています。「夕日が綺麗」と言ってくれた一言が「日本一の夕日」を作りました。自分の潜在能力に気付き、先ほど述べたようなプロセスがアイディアを花開かせてくれるのです。しかしくれぐれも忘れてならないのは、周りの人の存在と自分の努力がなければアイディアは成果を収めることができないということを・・・・・。

 昨日一人の大学生が私の元へ訪ねてきました。彼は徳島県で杉の木を使ってまちづくりをするプロジェクトに関わっているのだそうですが、中々良いアイディアが浮かばないのでヒントをいただきたいというのです。私は翠小学校の木製机の話をしました。木製机を徳島中の学校に導入したら木材関係者が活気付くのでは?とか、その天板を卒業するとき子どもたちにプレゼントすると子どもたちはその思い出いっぱいの天板を、一生の思い出に取っておくだろうなあ?とか、アイディアをいっぱい話してやりました。彼は嬉しそうに帰って行きましたが、「じゃああなたはどうするの」がないと次には進めませんよと話して帰しました。

 アイディアは誰でもあります。それをターゲットできるかどうかが人間の値打ちなのです。

  「アイディアを随分金にした男次の作戦人間牧場」

  「石ころを見てもアイディア浮かびます落ちていたならただの石ころ」

  「夕日さえおらの物だとツバつけて隣のまちは悔しかりけり」

  「何でだろう漫才ネタではありませんそこからアイデア生まれます」

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