shin-1さんの日記

 昨夜、かつて青年団活動をしていた仲間が集まって、「いもたき」をしました。青年団なんて日本ではもう死語のような古い言葉になってしまいましたが、私たちは若いころ青年団活動にうつつを抜かし、青年団仲間、ふるさと、主張、感動という4つの宝物を手に入れました。その宝物があったからこそ、後の人生が楽しくも頑張ることができたと自負しています。

 昨夜集まった人たちは全部で10名ほどでした。5年前、20数年ぶりに町のシンボル本尊山の中腹に埋めたタイムカプセルを掘り出した感動を味わったのを機に、急速に出会いが始まりました。この人たちは私が教育委員会で社会教育主事をしていて指導して育てた、いわば卵から雛に孵した当時の青年です。

 はるみちゃん、只さん、健ちゃん、カッパさん、高氏さん、水本ちゃん、純子ちゃん、啓ちゃん、満宏さんなど、全てかつて愛称で呼んでいた人たちです。みんな50の坂を超え、いいおいちゃん、おばちゃんになっていましたが、ひとりひとりに懐かしい思い出が蘇りました。

 神社の秋祭りの打ち合わせ会があって遅くに参加したのですが、4月に教育長を辞したことへの感謝を込めて花束まで贈られ、思わず目頭がジーンと熱くなるのを覚えました。仲間とはいいものです。

 殆どの人が町内に住んでいるので、「人間牧場」の話は噂で聞いており、「人間牧場」について矢継ぎ早の質問が相次ぎました。「人間牧場」を話す私は生き生きと輝いているなと自己発見しました。と同時に、青年団はできなくても、青年団で育った彼らのような自立する人たちを「人間牧場」で育てなければと、自分自身の心に誓いました。

 

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