人間牧場

〇春といえば・・・
 「春」といえば何といっても桜です。気の早い日本人の性格に合わせるように、各地では一足早く咲く河津桜のような品種もあって話題をさらいますが、桜で一番多いのはやはり吉野桜で、日本の各地には桜の名所が沢山あります。

 かくいう双海町にも潮風ふれあい公園の千人塚池周辺から見下ろす桜も、地元紙の「桜新聞」で紹介されるとっておきの名所があります。そんな艶やかな花に目を奪われがちですが、毎朝歩く道沿いには地味で誰も見ずに通りすがりますが、ちょっとした気配りをすると季節を楽しむことが出来るようです。

 今朝草むらの中につくしを見つけました。つくし=卵とじ何て考える野暮な人間の心を捨てて、「春の訪れ」だと思えばまた趣があります。また周辺には白い野イチゴの花がいっぱい咲いて、春ならではの景色を感じることが出来ます。私は私なりに笑売啖呵にして楽しんでいます。

「道端に つくしが一本 生えている 自然の雨風 だけで育って」
「藪椿 ウグイス蜜を 吸いに来る お礼に一声 ホ-ホケキョ鳴く」
「野イチゴの 白い花びら 無数咲く やがて真っ赤な 実がなり彩る」
「道端の つくしや野イチゴ 見向きせず 通り過ぎられ 私だけでも」

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人間牧場

〇五行歌今月の歌
 亡くなった宇和島水産高校漁業科の先輩だった玉井恭介さんに誘われて、松山五行歌会に入会しましたが、生来のずぼらで、時々再々月一の締め切りを忘れ、当時事務局をしていた見山あつこさんから督促のメールが届き、締め切りギリギリで提出したことも度々でした。まだ一度も歌会に出席したことがない劣等生の代表格ですが、締め切りは特に厳しい井村さんに怒られそうなので、今のところはギリギリセーフです。

 三月歌会の結果がメール便で送られてきました。私の作品は次の通りです。
   百まで生きる時代来た
   百まで生きると決意した
   百までそんなに遠くない
   百までやりたい色々を
   百まで列記ぼ~っとしてきた

 講評には次のことが書かれていました
 ・最近では百歳は珍しくなくなりましたが、それにしてもこの作者の意気込みたいことが は凄いですね。やりたいことを百まで書いたのですか。なるようにしかならないとも思いますが。
 ・元気が出ます。私も百を目指します。
 ・人生百年時そんなに生活設計、そんなにたくさん残っていないといいながら、やりたいことが沢山ある素晴らしさ。作者は心が若い。
 ・五行すべての冒頭に「百まで」と連呼する作者の、長生きするぞという気迫が伝わってきます。ぜひともご長寿、成就してください。

 ちなみに私の今月の歌は、六席入選でした。

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〇クレンザーの効果
 私のように日常的に人間牧場のかまどや家の庭で大きな鍋を使って調理加工する者にとっては、鍋底につく真っ黒いススは大きな悩みの種です。服や手袋に着くと洗濯しても落ちないし、手に着くと柔肌の手の?美観を損ねホトホト困ってしまい、何か妙案はないものかといつも頭を悩ませていました。 

 ところが昨日、国立大洲青少年交流の家でカレーとご飯を炊くとき、鍋底に前もってクレンザーをたっぷり塗って火にかけると、ご飯やカレーを炊いたはがまや鍋底についたススがいとも簡単に剥がれ落ち、不思議や不思議水洗いすると鍋底がピカピカになるのです。大発見でした。

 この日研修会に参加していた孫希心も羽釜を洗いましたが、孫の顔が羽釜の底に写るほど綺麗になったので、早速実験のつもりでわが家の大小の鍋釜を磨いてみたいと思いました。田舎に暮らしていると色々な道具類を持たなければなりませんが、打つくすくすrことは最高の美学だと思って実践したいと思います。

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〇人のまねのできないような事をする
 私は凡人ゆえ人様のような大それたことをすることはできません。ましてや権力や財力を持たないので思ってもできないことだらけです。でも元気に生んでくれた親に感謝する丈夫な体と、小さなことを毎日続ける凡事徹底だけなら出来るはずだと、自分の体力と知恵を働かせて生きています。

 その昔になりましたが、朝5時に起きて毎日自分の造ったシーサイド公園に出かけ役場へ出勤するまでの3時間海岸の清掃を12年間続けたことも今はよき思い出です。毎日1・10・100・1000・10000を目指す地道な活動も目下進行中だし、毎日書いているFacebook3本の記事書きも「記録と記憶」の実践です。

 私にでもできる①始める活動、②続ける活動、③高める活動はまあそれなりですが、最近④止める活動が視野に入ってきました。①②③も難しいのですが、④の止める活動の見極めがこれが中々難しいのです。年齢を理由にしたくはありませんが、そんなお年頃となりにけりです。「①始める活動は人に相談し、④止める活動は人の相談するな」と言われているので、肝に銘じています。

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〇ホワイトデーと切り干し大根
本命チョコは勿論のこと義理チョコも届かないような年齢になりましたが、唯一来年小学校に入学する予定の女の子の孫から、バレンタインの日にメッセージを添えてチョコレートが届いていたので、ホワイトでの一昨日妻と二人で次男宅へ出かけました。

「チョコレートより大好きなイチゴがいい」とリクエストがあったので、家の直ぐ近くのコープえひめの店頭でイチゴを2パックと少々のお菓子を見繕って渡すと大層喜んでくれました。帰り際「今度来る時切り干し大根を持って来てね」と言われ、「えっ」と思いました。

ネギは嫌い、餡子も嫌いとわがままを言っていますが、「切干大根が大好き」とは近頃の子どもにしては「何か変?」だと思いました。今年は切り干し大根が折からの菜種梅雨のような雨に見舞われ超不出来でしたが、次回行く時は綺麗な切干を選別して「持って来る」と約束をしました。

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〇妻の肩コリのもみほぐし
 自称亭主関白の私ですが、最近妻に対して優しくなったような気がします。妻は78歳なのにまだ近所の歯科医院へパートで勤めていますが、最近肩が凝ったと時々言うようになったので、長年の罪滅ぼしのつもりで時々妻の肩を揉んでやっています。

 若い頃は肩こりなど言わなかったのに、やはり歳のせいでしょうか。私が揉んでやると、まるで褒め殺しのように「気持ちがいい」「お父さんは天才だ」と褒めてくれ「楽になった」と感謝されています。

 私は四十肩、五十肩にはなったことはありますが、今は肩が凝ったと感じることも殆どなく、時たまぎっくり腰になることもありましたが、今は風呂でやってる腰痛体操でそれもなくなり至って丈夫です。今晩も肩を揉んで欲しいとリクエストがあるので、これからやる予定です。

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〇3時間・3日・3年の壁
 私たちは3月11日の東日本大震災や、1月1日の能登半島地震など、日本の各地で頻発する自然災害は枚挙にいとまがない災害多発の日本で暮らしています。災害で被災した当事者にとっては一生忘れられないし忘れて欲しくない出来事でしょうが、その時は寄り添って心を痛めても残念ながら、外野にいる私たちは失礼ながら、日常は思い出すことも殆どなく、「早13年か」と記憶を蘇らせる程度の記憶力しかないようです。

 私たち人間の記憶能力は余程のことがない限り3時間・3日・3年の壁があるようです。その中でも一番近いのは「3時間前」です。何もなければ思い出すこともなく記憶の彼方へ消える運命にあるようで、「今朝何を食べた?」ことすら「はて?何を食べたのだろう?」と曖昧な記憶にハッと驚くのです。「3日前」に至っては思い出すこすら忘れています。

「3年前」となると365日×3年=1095日も経っていて、1095日分の新しい出来事記憶が積み重なってもうお手上げです。そのような人間が唯一出来ることは記録をして記憶にとどめることです。「記録しないものは記憶されない」とは民俗学者宮本常一の言葉ですが、凡人の私でもささやかな記録なら出来るかも知れないと退職後間もなくブログや、その後Facebookで記録をするようになりました。公開していることもあって、多くの人が読んで感想を寄せてくれていますが、過去の記録がアーカイブス記憶機能で瞬時に取り出せる便利な世の中です。

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〇芋けんぴ
 私たちが子どもの頃は、冬になると毎日のように家の床下に保存していたサツマイモをまるで常食のように食べていました。ゆえに「また芋か」と思ったり、田舎ゆえのダサい食べ物としか思いませんでした。

 ところが時代が変わるとサツマイモは健康食品として見直され、天ぷらや干芋のひがしやまや、芋けんぴはお土産として売られるほどになりました。先日高知へ日帰りの旅に出かけた折、高知が特産の芋けんぴが目に留まり買って帰りおやつ代わりに食べています。

 歯が丈夫でないと食べるのは難しいようですが、私はまだ噛めるので湿らないよう口に封をして一回4~5本と決めてテレビを見ながら食べています。芋類の難点は食べ過ぎると屁が出るようで、よく行儀が悪いと叱られたものです。それもこれも懐かしい思い出です。

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〇二宮金次郎の教え
 表現は悪いのですがどちらかというと無知な部類に属する私ですが、小学校2年生の時に小学校の校庭に建てられていた二宮金次郎銅像に興味を持ち始め、その後金次郎銅像が左手に持っている本が中国の古書「大学」の一節であることを知ってからは、とりわけ金次郎の生き方に興味を示し、尊徳翁夜話などを読んだり、私塾年輪塾で二宮金次郎をテーマに学習してからは、その生き方に大きな影響を受けました。

 二宮金次郎の4つの教えは「万象具徳」「以徳報徳」「積小為大」「一円融合」と、四大綱領は「至誠」「勤労」「分度」「推譲」です。縁あって人の前で話すことの多い私ですが、幾ら無知だからと断っても、人を説得することはできず、自分が実践して知識を智恵にしなければなりません。これが中々骨の折れることですが、教えを実践し始めると少しずつ教えが納得いくようになり始めました。

 毎朝5時に起きて3時間自分で造ったシーサイド公園の砂浜を毎日12年間掃除をやった結果、何とか二宮金次郎の教えが少しずつ理解できるようになりました。まだ学びの途中ですが、これからも生きている限り実践を通して人間としての生き方を学んで行きたいと思っています。幸い二宮金次郎の生きた時代にはなかったしやれなかったことも現代にはあるし、やれるようになってきました。もう少しの辛抱です。

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〇スズキが2匹届きました
 寒いこの時期は海が時化て漁に出る日は殆どありませんが、久しぶりに時化の合間を縫って鰆流し網に出かけたという漁師さんが、スズキを二匹家まで届けてくれました。

 こんな日の水仕事は一瞬身が引き締まりますが、こんな寒い中を沖に船を出した漁師さんのことを思うとわがままこの上ないので、妻の割烹着をかけて外調理台で、鱗引きや内臓取り出しをした後水洗いして3枚に降ろしました。

 三枚に降りした身とアラの一匹分は同居の若嫁に渡し、もう一匹はわが家が取りました。若嫁はアラ煮に、身は刺身にしたようで、わが家はアラで澄まし汁、身は刺身にして食卓に出してくれましたが、プリプリして美味しくいただきました。いつもながらの頂き物に感謝しました。

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