〇この竹の子誰がくれたのだろう?
昨日外出先から帰ってみると、玄関先に破竹のタケノコがたくさん置いていました。「誰がくれたのだろう」と思い当たる友人に電話をすると、「私ではない」と言われました。もう一人の人も「私じゃない」でした。
まずお礼を言わなくてはならないのに、相手が分からない。加えてこれを湯がくべきかどうか迷いましたが、日回しすると竹の子は固くなるので、「えぃやっちまえ」てな調子で、今朝起きると早速庭にブリキ缶を切って作ったオクドさんと羽釜を出し、茹でる準備をしました。
竹の子は固くなった元と先っぽを切り取り、包丁で切れ目を入れて竹の皮を剥ぎ次々と羽釜の中へ投入し水を入れ、薪に着火して茹で始めました。30分ほどで沸騰し始め、それから延々火を焚き続け1時間半ほどで火を止め、残り火の余熱と熱湯で夕方までそのまま蒸しました。
その後所用で松山へ出かけ3時過ぎに帰宅して羽釜から茹で上がった竹の子を取り出し、若嫁にもお裾分けしてやりました。若嫁は今晩竹の子ご飯だそうで、わが家は竹の子の煮つけのようです。そのうち竹の子を持って来てくれた人が判明したので、コーヒの粉を持ってお礼に伺いました。田舎のお裾分けはこんなもんです。
「玄関に 竹の子どっさり 置かれてた 色々聞くが みんな違って」
「まあいいか 気楽な気持ちで 茹で始め 1時間半かけ 私の仕事」
「今晩は 若い鬼嫁 竹の子飯 わが鬼嫁は 竹の子煮つけ」
「田舎では 良くある話 だからいい お陰で旬を 満喫してる」