人間牧場

〇食品ロスを減らすために
 今年からわが家の家庭菜園では、食品ロスを減らす取り組みを始めています。私の野菜作りは、作っても売るわけではなく、知人や友人、親類などにお裾分けして喜ばれていますが、少し作り過ぎの感があって、最後は食べきれず捨ててしまうことだってあるのです。それを見ている息子に、食品ロスを減らすよう注意を受けました。

 言われた時は、「作らないものに何が分る」といぶかしく思いましたが、それもそうよと食品ロスを減らすことに挑戦しています。これまでにも大根の屑を切干大根に加工したりしていましたが、今年はナスの辛子漬けやミョウガの酢漬けに挑戦して好評だったので、今日はナスの茎を根元から引き抜いて片づけた折、小ぶりや傷物のナスがかなりあったので、今年2回目の辛子漬けを作ろうと、妻と2人でやりました。

 屑のなすを水洗いして一口サイズの車切りにしてポリ容器に入れて塩を振り、中蓋の上に10㎏の重しを置いて漬け込みました。水が上がったら明日にでもナスを固く絞って、麹と辛子を配合した漬物の素を混ぜ合わせれば出来上がりです。タッパーに入れて冷蔵庫で熟成させながら食べますが、熱々のご飯によく合います。今まで捨てていた最後のナスをしっかり食べ尽くしたいと思っています。

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人間牧場

〇私のその日のトップニュース
 私は教育長を最後に現職を退き、晴れて自由人になりましたが、その折自分の暮らしぶりを記録に留めようとアメーバブログに、「shin-1さんの日記」というテーマで記事を書いていましたが、アメーバブログに記事を書く朝の時間に時々始まるメンテンスの時間が長く勿体ないと思い、その時間に別の方法で記事がかけないものか考えた末「ワードプレス」に「人間牧場」という記事を書き始めました。

 そのうちfacebookに出会いアメーバブログもワードプレスブログもfacebookに再掲されるようになりましたが、少なくともこの1年余りは自分が書きたいトップ記事はfacebookに直接書き、2番記事はアメーバブログ、3番記事はワードプレスにと、一日3本も記事を書いているのですから驚きです。ところがつい最近はトップ記事が多過ぎて、2番、3番記事にはしたくないものもあって、時機を逸してしまうこともしばしばです。

 「さてどうする家康」ならぬ「さてどうする進一」ですが、これ以上は増やせないので、時機を逸してでも一番ニュースは書こうと思っています。一番ニュースには(その1)から連番を打っていて、気がつけば今日は(その439)と連番を伸ばしています。とりあえず1年間書き続けてみようと思ってはじめたので、とりあえずプリントアウトして一冊にまとめようと始めましたが、これもまだ半分程度しかできていません。デジタル保存することも考えなければならないようです。

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人間牧場

〇超不作の里芋
 今年は夏から秋にかけて殆ど雨が降らなかったり、気温が高い日が続きました。今までの経験からするとこんな年は里芋が出来ないと予測していました。間もなく玉ねぎを植える時期がやって来たので、そろそろ植える場所を確保しようと、植えている里芋を掘ってみました。

 既に親芋の茎は枯れていますが、三つ鍬で掘ってみましたが、予測通り子芋が少ないうえその子芋も太りが悪く、レッテルは超不作でした。それでも4~5回分はあるので、バケツに入れてとりあえず芋ごり洗い、つまりX状の木の棒を水を入れた芋の中に差し込み左右と動かすと、表皮が取れるのです。

 10分ばかりやり水洗いして妻に渡しましたが、妻は包丁で残った皮を包丁で剥き、煮物にするようで今晩の食事が楽しみです。その後更地になった畑に石灰と牛糞を撒き、さらにタマネギの元肥えとなる化成肥料を軽く振った後、耕運機で丹念に中耕しました。今週も雨は期待できませんが、11月になったら穴あきマルチを敷いて、晩生のモミジという品種を500本ばかり植える予定です。

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人間牧場

〇全国各地の仲間へみかんの発送
 私には全国に沢山の知人友人がいます。ゆえに北は北海道から沖縄まで、全国から年間を通して色々な美味いものが届きます。私は「貰ったら返す」ことを心がけていますが、余りにも多いので一度にお返しすることはできません。

 

 えひめと言えば、和歌山や静岡と並んでみかん王国なので、返す相手が一番喜ぶものは柑橘類だと勝手に思い込み、極早生みかんが出回り始めたので、第1陣として極早生みかんを仕入れ、郵便宅配で10㎏の段ボールを11箱、地元の郵便局から郵送しました。

 土日に封書やはがきの配達を止めたため、郵便物の遅れが問題になっていますが、宅配便だけは品物の劣化は命取りになるので、今まで通り国内だと北海度でも余程のことがない限り2日間あれば届くようです。

 隣県香川や広島などはあくる日の昼頃、東京や長野、北海道も2日後には到着し、早速相ついで「到着した」「早速食べたが美味しかった」「いつもありがとう」とお礼のメールや電話が届いています。

 これから色々な柑橘が出回るので2便、3便、4便と回を重ねて愛媛の旬を送る予定です。このところの冷え込みで、北海道辺りでは雪が降ったという風の便りも届きました。

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人間牧場

〇またやっちまいました
 「袋をはめる時や長靴を履く時は、必ず中を気をつけて、ムカデが入っていないかよく確かめるように」と妻や若嫁に言われていましたが、昨日そのことをすっかり忘れ畑仕事をしようとゴム手袋を入れた瞬間、左手小指にチクリとする痛みを覚えました。

 とっさに「やられた」と思いハメた手袋から左手を脱ぐと、中くらいな大きさのムカデがゴゾリと出てきて地上に落下しました。慌てて「このやろう」と憎いムカデをゴム長靴で踏み潰して殺しました。運よく家にいた妻にムカデ専用の塗り薬を塗ってもらいましたが、時すでに遅しで、左手は毒が回り瞬く間に腫れあがりました。

 私感が経つにつれ薬が効いたのか痛みは和らぎましたが、腫れはますますひどくなりました。あくる日の今日は人間牧場で子ども体験塾の餅つきがあるので、手臼をしなければならず、心配して床に就きましたが、少し腫れも引いて何とかできそうです。不注意が生んだ出来事ですが、以後気をつけます。

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〇明日の準備
 落ち葉の季節です。人間牧場に通じる進入路にもこの1ヶ月ほどで落ち葉が落ち、イノシシの悪戯で土が落ちています。明日子どもたちが歩いてやって来るのは別の道ですが、それでも見苦しいと思い、熊手と竹ぼうきで綺麗に掃き清めました。まるでお寺のお坊さんの作務のように、これも修行だと思い、少し汗をかきながら黙々とやりました。

 その後かまど小屋の掃除にかかり、土間の掃除や羽釜を洗ったり自宅から持参した蒸し器を乗せ、かまどの焚口に杉葉や小枝を入れて、明日はマッチで火を点けるだけとなりました。水やもち米などの原材料は、公民館の職員さんに手配を頼んでいます。ボランティアの仕事も準備・当日・後片付けなど中々気が抜けません。

 天気の周期が少し気になっていましたが、今日は昼前から雨が降り出したものの明日は少し寒くなりますが、お天気は大丈夫のようです。昨日は上天気で人間牧場から見える豊田漁港もすこぶる綺麗景色でした。ただ秋の訪れとともに周辺にはスズメバチが飛び交っていて、子どもと一緒に歩く出海主事さんに防除用のスプレーを用意するよう指示しました。

 

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〇水不足の余波
私たちの地方では夏から秋にかけてほとんど雨が降らないため、折角取入れの時期を迎えている極早生みかんに異変が出始めたと、農家の方が嘆いていました。猛暑の夏なら潅水などで対応しますが、この時期なので、潅水することもなく、秋を迎えてしまいました。

 家庭菜園に毛が生えた程度の農業をしていますが、白菜やキャベツ、ブロッコリーなど、秋植えの苗を定植したものの、全く雨が降らず、上て10日間ほどは朝晩の水遣りで大層難儀をしましたが、ここに来ていつもの年だとクヌギの原木に出るはずのシイタケが水分不足のため殆ど生えないのです。

 シイタケは山から切り出したクヌギの木に、シイタケ菌を打ち込んで養生し、2年目からやっとシイタケを収穫できる手間暇のかかる作物です。秋は気温が15度を下回ると生え始め、春もそのくらいの温度になると生えてきます。しかし肝心のホダギがたっぷり水分を吸わないと出ないのです。

 今日家の裏のホダ場を見ましたが、少し出始めていて、明日は雨の予報なので期待をしています。今日は走りのシイタケを10個ほど収穫して妻に調理をしてもらい食べましたが、美味しかったです。シイタケにとっても一雨欲しいこの頃です。

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人間牧場

〇園芸・カブトムシの次は映画とは
 今年50歳になる同居の長男息子は、色々な社会活動を多くの人と関わりながら楽しそうにやっています。春から夏にかけては朝顔とホーズキをまるで園芸店のように庭に並べて育て、町家郡中で展示会をしていますが、展示会終了後はその残材の後片付けに追われながら、年間プログラムとして育てているカブトムシやクワガタを同時進行で無償配布し、やっとその片付けが終わりました。

 「今度は何をするの?」と尋ねると「映画」だそうで、軟硬の違った文化活動に驚いています。何年か前中山の旧酒蔵で二宮金次郎」という映画を息子が中心になって行い、大きな反響を呼びました。そのことがきっかけで中山に十彩会という町づくりグループが生まれ、ヒマワリを植えたりしながら活発に活動していますが、今ではそのメンバーとしてあれこれ忙しくやっているようです。

 今回の「島守の塔」という映画は「鉄の爆風と言われた激しい空襲、艦砲射撃、上陸戦の絶望に追い込まれた沖縄戦。その中で『生きろ』と後世に一筋の命を託した2人の官僚と沖縄の人々の物語」を映画化したもののようです。11月3日中山で13時からと15時から上映される映画を、私も妻と2人でチケットを買って見に行く予定です。バカ息子の活動に疑問を感じながら応援している親バカです。

 

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人間牧場

〇古いタンスの棹に命を吹き込む
 古いタンスは保存したくても場所を取るし壊す以外に方法がないようです。ところが人形作家林智美さんに依頼していた100体の人形が間もなく出来上がるので、その保存や展示方法を考えていて、古いアンティーク風タンスを利用すれば上手くいくかも知れないとひらめき、早速タンスの引き出しを7棹引き抜いて貰ってきました。

 水洗いして汚れを落とし水分を丁寧に取って1週間ほど陰干しをしました。その間鉄の鍵穴の上部をグラインダーで切り取り、鉄の取っ手はそのまま残すことにしました。そして人形を受け取り予定の前日の昨日、刷毛で丹念にワックスを塗り、半日をかけて布切れで磨きました。見違えるように綺麗になった7つの棹はひっくり返して展示台になる予定です。

 今朝林さんが予定より早くわが家へ到着したので、一緒に手伝ってもらい、トラックに積んで地域事務所まで持って行き、エレベーターで3階まで上げました。本当は人形の受け取りはわが家で行う予定でしたが、1週間後の来週の火曜日に、私が会長を務めている双海史談会の例会で集まった会員に見てもらい、意見を聞いたのち、11月3日と12日の公民館祭りに展示台として子の棹の上に人形を乗せて展示するため地域事務所の3階で人形を受け取りました。

「古タンス 粗大ゴミのはず 閃いて 展示の台に しようと画策」
「持ち帰り 水洗いして 陰干しし グラインダーで 鉄鍵削る」
「7棹の タンス引き出し ワックスを 丹念塗って 磨きをかける」
「われながら いい考えと 自賛する 今日は人形 飾ってお披露目」

 

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人間牧場

〇深まりつつある秋
 3日前晩夏の象徴のはずなのにツクツクボウシの鳴き声を聞きました。暑かった夏の名残りと思えば思う異変です。異変続きで、庭に置いている植木鉢の姫リンゴの木に何輪か花が咲いているし、何時まで経ってもスズメバチが盛んに飛び交い、種蜂の巣箱の前に陣取って悪さを続けています。

 

 何処かおかしいと感じる気候に動物も植物も右往左往しているようです。それでも季節は進み、借景の町のシンボル本尊山も、夕暮れ時となると残照に照らされてどこか秋色になってきました。ハゼの葉っぱが紅葉し始め、わが家の裏のカキの木も葉っぱが紅葉して、柿の実も色づいてきました。

 ふと、91歳になった青木光一さんの「柿の木坂の家」という懐メロを思い出し、AMのハーモニカを取り出し吹いてみました。今時の人にこんな古い歌など知る人も少なくなりましたが、昔流行った歌はどこか懐かしい響きでした。「♭春には柿の花が咲き 秋には柿の実が熟れる 柿の木坂は駅まで3里 思い出すなあ ふるさとのよ~ 乗り合いバスの悲しい別れ♯」。私は賞味期限の切れかけた古い人間です。

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