人間牧場

〇団子談義

 まちづくり学校双海人のメンバーである私は、特産品開発のクラブに入っています。勿論メンバーの最高齢者なので、お荷物にならないよう軽い気持ちで毎回参加していますが、クラブでは「よもくれ団子」という商品を開発すべく、あれやこれやとやっていますが、今は製品の域さえ抜け出せず、商品や特産品にはまだまだ遠い感じです。それでもワイワイガヤガヤやることに意味があるので、みんな毎回結構楽しんでやってくれているようです。

昨日のよもくれ団子作り
昨日のよもくれ団子作り

 こうしたクラブ活動を陰で支えるのは、昨年から地域づくり協力隊の一員としてわが町に赴任してきたKさんという女性です。彼女はセンスもよく何かと熱心で、面接で彼女を選んでくれた松本さんや富田さんに感謝いていますが、いつも熱心で昨日も正月休みを返上して作ったという、団子につけるタレなどを持参して、皆さんに試食をしてもらったりしていました。彼女の存在なしに一歩前へは進めないので、大きな期待を寄せていますが、メンバーと彼女の役割の違いには多少まだ溝があるようです。

 私は役場で35年間彼女と同じような事務局的仕事をして来ました。最初は思いを込めて自分が主導した時期がありました。またみんなの主体性を尊重し過ぎた時期もありました。でも何故かみんなは動かなかったのです。つまるところ自分とみんなの役割の違いを見抜いていなかったのです。グループ活動の始まりは事務局が誘導しなければ何をしていいか分からず動きません。そのうち方向が分って動き出すと、役割分担を決めないと烏合の衆となるので、役割をみんなで決めて責任を明確にします。そうすれば自分も楽だし人も動きます。

 多分今はその過渡期で、私がこれ程やっているのに何で?と彼女も思っているし、私たちも指示がないのは何故?なんてボタンの掛け違えが随所に見られます。昨日は前回に引き続きのっけから大失敗がありました。前回は壊れた蒸器から蒸気が漏れ、生活の知恵で布を使って蒸気を逃さないようにしてやりましたが、そのことは一向に改善されず、代替の蒸し器も用意していなかったのです。ゆえに代替の蒸し器を借りに行ったり右往左往して作業時間が大幅に遅れました。これは誰の責任か、水掛け論になりますがやはりお互いが責めを負って次のことを考え段取りしなければ、折角正月間もない忙しいこの時期に集まってくれた、みんなを闇雲に時間をかけて失望させ、出来上がった製品も前回を越えれない足踏みなのです。

 「人を動かすのは段取り八分」と言われるように、皆が集まるまでにお湯が沸いているくらいな周到な準備が必要で、当日の作業は2分なのです。誰がそれをするのか、それは事務局であり前回の終わりに次の進め方について相談し、その相談に基づいて事務局から指示のあった主体的に動く人に、前もって頼めばいいのです。言うは安し行なうは難しでしょうが、折角皆が集まってやろうとしているのですから、団子は何としても一つの結果を出したいものです。正月草々こんな話しになってすみません。勿論事務局ばかりを責めるのではなく、私を含めたメンバーにも大いに反省するよう、次回には話したいと思っています。メンバーでもないのにいつも協力してくれている高村さんや坂本さん、黙々と洗い物をしてくれた校長先生と冨田さん、昨日はお世話になりました。事務局さん頑張ろうね。(いらんこと書いてしまったー自責)

  「何につけ 特産品が できるまで 紆余曲折は あると思って」

  「事務局の 存在大事 段取りが 八分で決まる 後は二分のみ」

  「団子さえ 意のままならぬ はがゆさも シンプルゆえに 嘘もきかない」

  「一歩前 もっと前へ 更に前 続く坂道 どこまで続く」

  「見ず知らず こんな田舎へ 赴任して さぞや不安と 同情するが」 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇届いた舞たうん119号

 流石に情報処理能力は早いといつも感心するのは、地域事務所に勤める松本宏さんです。前日face bookでえひめ地域政策研究センター発行の、舞たうんという雑誌が届いたと紹介がありました。昨日カルチャースクールから自宅へ帰って見ると、私の所へも10冊ほど届いていました。A4主流の現代ながら、B版にこだわった少し小さく感じる舞タウンには、請われるまま毎号連載執筆させてもらっていますが、「特選ブログShin-1さんの日記」というタイトルで書いている私の連載も既に26号続いているようです。

 えひめ地域づくり研究センターでは、毎号研究員が入れ替わり立ち代わって担当します。担当研究員が決ると次号の編集計画が立案され、内部検討会で計画が決ると担当になった研究員から、編集テーマに基づいて執筆依頼が来る算段ですが、今回担当した川渕さんから聞かされた119号のテーマは「女子力」でした。自分の頭の中で思いを巡らせながら、ない知恵を搾り出して大まかな構想を練り、見開き2ページ程度の原稿をパソコンに向かって一気に書き上げるのです。これも毎日2本のブログを書いて訓練しているお陰でしょうか、中身は拙文の謗りを免れませんが、書くことの苦労は余り感じさせないようです。

 私は若い頃町の広報「ふたみ」を10年間に渡って担当したことがあり、10年間で月2回の広報を、一人で240号も書いたのです。この記録は並み入る全国の広報マンの中ではダントツ一番の輝かしい記録なのです。その頃から原稿は頼まれたら、何が何でも早く書き上げることをモットーにしていました。舞たうんの他の人の記事が依頼をしてから、どの程度の日数で届くかは知る由もありませんが、まあ私は締め切りギリギリで担当者をヤキモキさせたことはまだ一度もないようです。昨日浜田さんと二人でえひめ地域政策研究センターへ新年のあいさつに立ち寄りましたが、次の担当者から、そのうち宜しくと口頭で依頼がありました。さて次号のテーマは何でしょう。今から楽しみです。

  「流石だと face bookの 記事を見て 感心しきり こうでなくちゃあ」

  「原稿を 書けばいいのに 恥をかく 拙文謗り 免れないな」

  「不得意を 得意とまでは いかずとも やれば少しは 上達兆し」

  「見た・読んだ 届くデジタル メール便 返信しつつ 顔思い出す」

舞たうん119号表紙
舞たうん119号表紙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連載記事「Shin-1さんの日記P20
連載記事「Shin-1さんの日記」P20

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞たうん「Shin-1さんの日記P21
連載記事「Shin-1さんの日記」P21

 

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇車の定期点検でいただいた福袋

 前日私の乗用車を買ったトヨタ自動車の販売店から電話がかかって来ました。「半年に1回の点検日が来ましたので、近々都合の良い日に前もって連絡して予約を取り、点検をさせてください」とのことでした。今年はできるだけ仕事を後伸ばしをしないようにしたいと思っていたので、すぐさま予定表を見て明くる日、つまり昨日の9時30分で予約を入れました。
 ところが昨日の朝は、95歳の親父の体調が便秘で思わしくなく、診療所へ電話すると直ぐに看護婦さんがやって来てくれました。便秘は浣腸をすれば治るのですが、親父の話によるともう10日間もお通じがないというのです。さあそれからが大変で部屋にストーブを持ち込み温かくして看護婦さんがゴム手袋をお尻から手を入れて処置をするのですが、年老いた親父には苦痛で耐えられないようで、少し下血までしてしまいました。

 何とか処置を終え看護婦さんと一緒に親父の下着を着せ替えてベッドに寝かせましたが、少し寒気を催していました。布団を一枚余分に着せ、少し遅れて自宅を出て、松山市方面にあるトヨタのお店に到着しました。受付で予約を告げると、「そんな電話もしていないし予約もしていない」というのです。まるで狐につままれ狸に化かされたような話でしたが、点検日が近づいていたのでとりあえず点検をしてもらうことになりました。いつも連絡をくれる担当者もやって来て摩訶不思議な出来事に首をかしげていました。
 私は約一時間の整備に要する時間を、サービスで出してもらった紅茶を飲みながら、持参した「夕日徒然草」続編の書き上げた15編の原稿を校正しました。お陰様で今日の講義に間に合いそうでした。

いただいた小さな福袋
いただいた小さな福袋

 点検は異常も見つからず、点検契約をしているのでオイル交換も洗車もタダでしてもらい、福袋までもらってお店を出ました。今年は一個百万円もする福袋がデパートでは飛ぶように売れたそうです。私にはまったく無縁の福袋と思っていましたが、小さいながらいただいた福袋は何か夢があるようです。中に入っているものは歯磨き粉や綿棒等の日用品でしたが、妻は大いに喜びました。
 年末年始は忙しくて車の洗車もままならなかって、多少気になっていましたが、車も綺麗にコーティングしてもらい、まるで新車のようにピカピカになりました。前回の点検は晩夏でした。夏の終わりから秋冬と少し酷使するほど遠出もしていたので、オイル交換でエンジンの音も軽やかになったようです。今年の夏には5年目の車検が待っています。

 

 

 

 

 

 

  「嘘?本当? 電話をかけた 覚えない まるで狸に 化かされたよう」

  「半年に 一度の点検 オイル替え 車ピカピカ まるで新車だ」

  「帰り際 今年最初の 福袋 いただき中身 楽しみ帰る」

  「早5年 車検間近に 迫り来る 時の流れの 早さ驚く」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇2014年の自画像

2014年の私の自画像
2014年の私の自画像

 「えっ、この人どこのおじさん?」と言われそうな一枚の写真ですが、はいこれは正真正銘私の2014年の直近自画像です。昨年末私の書斎の机の上に、地元に住む清田学さんから届いた茶色の封筒が置かれていました。とっさに昨年12月23日にシーサイド公園で餅つきをした折、清田さんが外椅子でくつろぐ私のスナップ写真を、撮ってくれたことを思い出しました。清田さんはその出来上がった写真をわざわざ届けてくれてのです。

 清田さんはマッサージ業をしているアマチュアカメラマンで、特に双海町の夕日夕焼けの写真は、フォトコンテストでも度々入賞するほどの腕を持っているのです。封筒には2枚の写真が入っていましたが、その内の一枚は頭に鉢巻をした何とも勇ましい姿で、この日餅つきの手臼こねを頼まれた時の姿でした。腕がいいのかカメラがいいのか、いやひょっとしたら私の顔がいいのか・・・、まあ写真の出来は想像に任せますが、私的には最近の写真の中ではお気に入りの一枚なのです。

 私はこれまで写真に写ることが余り好きではなく、集合写真でも目立った場所には殆ど立っていません。でもつい最近何の心境の変化でしょうか?、顔に自信が持てるようになったからでしょうか?、自分の自画像を月一回程度デジカメの自動シャッターが使えるようになったことをいいことに自分で写して、一人ほくそ笑んでいるのです。「葬式用の遺影の準備では?」と人に言われそうですが、自分の老いの記録のつもりで撮ってみたいと思っています。

 清田さんが撮ってくれたこの写真は、満面に笑みを浮かべ幸せそうです。この歳になっても老眼をかけることもなく裸眼で新聞が読め、耳もそれなりに聞こえます。鉢巻をして頭は隠れていますが、白髪も少なく禿も今のところ見当たらないようです。歩く時少し背中が丸くなったようなので、意識的に胸を張って歩くようにしています。そろそろ私と同じような年齢の人が新聞のお悔み欄に登場するようになり始めました。もう少し体を鍛えて元気に生きて行こうと、自分の自画像に約束をしました。

  「友人が 写してくれた スナップの 自画像かなり いい線いってる」

  「これ遺影 いえいえそうでは ありません ブロマイドにし 売ってやろうか」

  「この歳に なると流石に 恥外聞 気にせず生きれ 気楽なもんだ」

  「寅さんと どちこちないと 妻笑う それでもいいさ 自分満足」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇私は百円ショップ向き?

 私は自分で買い物をしたり、外食をしたりするのが余り好きなタイプではありません。ゆえに友だちとたまに出かけると、喫茶店やレストランに入るよう誘われますが、コーヒーを飲まないこともあって戸惑ったりするのです。そこへ行くとわが妻とわが息子は買い物が大好きで、出たら必ず何処かの店に立ち寄り、手に持てないほど買い物をして帰るのです。台所を預かる主婦としては当然の成り行きでしょうが、一緒に出かけた折荷物を持たされる私はたまったものではないのです。

 一昨日伊予市と松前町の境付近にあるダイソーという店へ久しぶりに立ち寄りました。この店はご存知100円ショップです。店の中へ入るとまあ凄い数の商品がこれでもかというほど揃っていて、「これが100円?、これも100円?」と首を傾げたくなるような信じられない安さです。勿論安かろうぼろかろう」は仕方のないことで、納得して買うのでしょうが、もし私に「100円でこれを作りなさい」と言われても、100円ではとても出来ない納得以上の値打ちがあるのです。

 私は人間牧場で使うかまどご飯用の竹でできたしゃもじを2つ、梅の実を収穫する時木の上で枝を誘引するのに便利な針金フック、農作業に必要なゴム手袋を2つ買いましたが、これで500円+消費税ですからまあ何と安いことでしょう。ふと気がつくと店の一角には100円のお菓子類や食料品まで売られていました。食は安心と安全が一番ですが、中にはメーカーの品物まであるのですから、どんな値段のからくりがあるのか、首を傾げてしまいました。

 わが息子はお店で買い物をするのも好きですが、最近はネットで品物を買うことが多いようで、蜂蜜の精製道具や瓶詰めのビン類などは全てネット購入です。アマゾンで本を買うのもパソコンプリンターのインクを買うのも、注文すれば明くる日には宅配便で届くのですから、便利な世の中です。勿論飛行機のチケットも映画館の予約もネットです。息子のクレジットはどうなっているのか知る由もなく、息子に頼んで注文した物は相当額に少し上乗せをして支払っています。

 安売り、ネット販売が主流を占める世の中ですが、一方でアベノミクスの効果でしょうか、今年の正月はデパートの福袋には高額商品が揃えられ、100万円もする福袋を列を成して並んでまで買う人が沢山いるというのです。100円ショップへ行って驚いた私に比べれば月とスッポン、比べようもない貧富の格差です。貧は100円ショップのダイソー、富は100万円ショップの高島屋でしょうが、買えないのではなく買わないと、自制しているので悔しくはないけど同じ100という数字でも随分違うものだとしみじみ思いました。

  「久方に 100円ショップ 立ち寄って ワンコイン分 買い物する」

  「これ100円? ご飯のしゃもじ 手にとって 感心しきり 首をかしげる」

  「一方じゃ 100は同じの 福袋 ゼロが6つ 後ろについて」

  「100円の 店に足向く わが身かな デパート族には 一生なれない」 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇届いた年賀状の山

 現職を退職して10回目の正月を迎えました。パソコンプリンターの調子が悪くて、年賀状のプリントに手間取り、遅ればせながら大晦日に最後の年賀状を、消印有効とばかりに郵便局に届けて、安堵の胸を撫で下ろしましたが、結局去年一年出会った新しい人には、年賀状を届けられなかったことは返す返すも残念でなりません。この上は少し身辺が片付いたら、年賀状のあて先を整理しなければならないと、自責の念に駆られています。

 さて私の差し出した限定600枚に対し、正月草々私の元に届いた年賀状は、その数をはるかに越える勢いで、日本の各地には私の名前を年賀状に書いてくれる人が、これほどいるのか?と半信半疑なほどいるのです。親友・旧友・知人・友人・新友に加え、去年講演等で招かれた所からも性差年齢を問わずお礼の年賀状をいただきましたが、その人たちに今年1年の精進を誓いながら、年賀状を一枚一枚めくって反芻しました。

 最近は昨年始めたface bookに加え、メールやブログ便での年賀も沢山届き、とりあえず返信をしていますが、便利さと裏腹に正月草々何という忙しさでしょう。妻から「一年間酷使しているのだから、正月くらいパソコンを休ませてあげないと、今にしっぺ返しが来るよ!!」と忠告を受けましたが、私的には「正月くらいのんびりと、誰にも束縛を受けず原稿書きを楽しもう」と思い、大晦日に立てた目標に向かって、せっせと未だに慣れない手つきでキーボードを叩いているのです。

 お陰様で昨日までの2日間、何をするでもなくパソコンに向かって原稿を書いた結果、予想以上の成果が出ているようです。今のところ昨夕やって来た小学校五年生の外孫朋樹に、私の書斎の机を冬休み宿題のため乗っ取られていますが、暇を見て奪い返して原稿書きを続けたいと思っています。
 さて今日で正月三ヶ日も終わりです。次男は既に正月から病院勤め、娘は今日から病院勤めでわが家から子ども二人を残し職場へ出て行きました。警察官の三男は今日やっと休みのようで、日帰り帰省すると連絡が入っています。悲喜こもごもなそれぞれの人生のようです。長男と妻は6日から、ディサービスに出かける親父は明日から、私はサンデー毎日ゆえもう少し、年始休暇を楽しもうと思っています。

  「出したより はるかに多い 年賀状 届きびっくり どうしたものか」

  「これほどに 私知ってる 人がいる しっかりせねば 笑われるかも」

  「正月は 書斎にこもり のんびりと 原稿書いて 一人楽しむ」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇早朝温泉を楽しむ

 元日の夜、妻と二人でテレビを見ていました。テレビのチャンネルはどこも正月らしくバラエティ番組ばかりなので、妻がダビングしていた温泉巡りを紹介している番組を見ました。妻が「全国でもベストテンに入る道後温泉が近くにあるのだから、せめて正月くらいは朝風呂を楽しまない!!」と提案がありました。「そりゃあいいことだ」と相槌を打ち、一も二もなくすんなり決りました。
 今朝は朝ご飯を食べると、スキーに行く予定の息子たちを残し、8時に家を出て松山市星ヶ岡の星ヶ岡温泉へ向かいました。星ヶ岡温泉は大衆浴場と少しだけグレードの高い千湯閣があって、少し値段は違いますが千湯閣を選びました。

 温泉を楽しむといって夫婦で揃って出かけても入る所は別々なので、いつもの通り入口の時計で、出る時間の約束をして中に入りました。少し熱めの湯船に浸かったり、ミストサウナや、高温サウナ、炭酸の湯、露天風呂、薬草湯、源泉湯などを次々楽しみました。朝風呂なので思ったほど混んではいませんでしたが、世の中は狭いもので何人か知った顔の人が声をかけてくれ、その度に裸ながら「おめでとうございます。今年もどうぞ宜しく」とあいさつして世間話をしました。元々私は風呂が好きな方ではありませんでしたが、温泉好きな妻の影響や、酒を呑まなくなったこともあって、また健康に気をつけるようになって、温泉が大好きになりました。

 そういえば松山には道後温泉はもとより、市内や郊外に温泉が次々誕生し、風呂好きな県民性でしょうか、どの温泉もいつも沢山の人で賑わっているようです。温泉の入浴料は、道後温泉椿湯が一番安く、シルバーなら300円ほどで入れますが、私はどちらかというと温泉に併設しているサウナをよく使うので、サウナのない温泉へは余程の事がないと出かけません。サウナ付きでも500円から600円程度で温泉を楽しむことができるのです。泉質は温泉によってまちまちですが、泉質も温度も人それぞれで、私の好みの温泉は星ヶ岡大衆浴場の方が好きで、松山で会合などが早く終ると、ついでに温泉を楽しんでいます。
 四国愛媛松山周辺は気候温暖で、食べ物も豊富です。それに温泉が加われば、これはもう贅沢三昧といったところです。ああ愛媛に生まれ、愛媛に暮らせて幸せです。

  「目と鼻の 先に名湯 道後の湯 正月草々 朝湯楽しむ」

  「いい湯だな 湯気が室内 充満し 汗をかきつつ 正月あいさつ」

  「体重計 乗っては見たが 可も不可も なくて安心 妻はどうだか?」

  「こうせつの 神田川など 思い出し 湯上り妻を 入口で待つ」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇届いた公友会誌第26号

届いた公友会誌第26号表紙
届いた公友会誌第26号表紙

 去年の年末といっても2~3日前、愛媛県公民館連合会から一通の封書が届きました。中を開けてみると22ページほどの薄っぺらい公友会誌第26号が出て来ました。愛媛県内の公民館OBで組織している公友会は、私が3代目の会長を務めていますが、年に1回の勉強会と年に一冊の会誌を出す程度のささやかな団体なのです。

 県公連が愛媛県公民館連絡協議会といわれていた私が若い頃、私は主事部会の部会長を6年間の長きに渡ってやりました。日本一の公民館主事を目指していた公民館時代の私には、今思い出しても10指に余るほど武勇伝がありますが、それはさておき私は公友会誌に、旧中島町の古野セキエさんとともに殆ど毎年原稿を書いているのです。人間牧場構想も10数年前この公友会誌で発表、その後実現しているし、私にとってはマニフェストのようなものなのです。

 さて今回は、会長という職責もあるので、「公民館に関わった人間のやるべきこと」と題して少し長めの原稿を送りました。中身内容はレベルとラベルの話です。人は多かれ少なかれ何かの組織に帰属して生きています。私にとってその際たるものは35年間勤めた役場と、13年間勤めた公民館、それに8年間の青年団活動です。いずれも自分の人生に大きな影響を及ぼした組織なので、組織を退いた後もそのラベルは剥がれないし剥がしたくないのです。

 と同時に3つの組織で育ったことの恩返しをしなければなりません。ゆえに辞めた今もそれぞれの組織と深い関係を保ちつつ、レベルやスキルをアップするよう努力しているのです。人間は得てして例えば公民館に勤めている間は熱を入れてやりますが、他部署へ人事異動で移るとあれほど頑張ったのに、古いものには見向きもしないどころか、陰で色々な悪口雑言を吐いて、まるでクレーマーのような人だっているのです。

 OB会も会員が毎年一つずつ年をとるといういかんともし難い悩みを持っていて、「もう歳だ」とか「そろそろ引退」を口にする人が多いようですが、少なくともかつて公民館人を名乗ったのですから、愛媛の公民館のために何かお役に立ちたいという、生涯現役を貫いて欲しいと思います。妻が私に「いつまでやるの」とよく聞きます。私はその都度「生涯現役、生涯ボランティア、本業ボランティアなので死ぬまで」と答え、妻を呆れさせています。私はやはり根っからの「公民館馬鹿」なのでしょうか?。

  「会長を 私務める 公友会 会誌投稿 送られてくる」

  「巻頭に 私の書いた 原稿が 3ページ載る 汗顔しきり」

  「熱入れた 仲間も今は 音信が 途絶えて寂し 今日この頃」

  「いつまで?と 妻に問われて 死ぬまでと 笑って返す 公民館馬鹿」

公友会誌第26号P.1
公友会誌第26号P.1
公友会誌第26号P.2
公友会誌第26号P.2
公友会誌第26号P.3
公友会誌第26号P.3
[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇年賀状に書いた私の今年の十大ニュース(その2)

 (これより先はアメーバブログ「Shin-1さんの日記」にアクセスして読んでください。)

 6月29日 えひめ地域政策研究センターの助成を受けて製作したスタードームを使った子ども
       キャンプを、廃校になった下灘中学校の体育館で行ないました。  
 9月4日  9月1日に95歳になった親父が要介護1の認定を受け、夕なぎ荘のディサービス
                           に週2回通い始めました。いよいよ老々介護の始まりです。
 8月21日   蜜蜂の蜂蜜採集を行い、5年5升の目標を大幅に上回る20升7合の大収穫で、種蜂
        も2箱残り来年の成果が楽しみです。巣箱も4つ自作しました。

 9月22日   私が会長を務める公友会の総会を今治市吉海町千年松で行いました。
 10月19日   5月25日に植えたサツマイモを、今年は電気柵のお陰で収穫し、盛大に収穫祭を
         行ないました。北海道の観賞カボチャも展示、競り市もしました。
 11月16日     年輪塾第3期目の公開セミナーを川澄哲夫先生を招いて開催しました。サプライ 
         ズで小さな無人島へも上陸しました。次は近江聖人中江藤樹を学びます。
 12月29日   人間牧場に念願の第3給水水槽を設置し、これで水不足が解消されそうです。

 人間は成長とともに遠心力が働き、知らない事、知らない場所、知らない人の領域を広げて進化して行きますが、加齢とともに求心力が強くなってむしろ退化の一途を辿るのです。潮目はいつの頃かと自分の人生を振り返れば、やはり60歳の還暦だったように思います。幸いなことに私は60歳で現職を退いて自由人となり、長年の夢であった人間牧場を手に入れることができました。しかしこのまま遠心力による進化を諦めて求心力だけに頼って退化するわけには行きません。退職後10年を機にもう一度リセットボタンを押して生きてみようと思い始めました。
 そのためにはささやかながら目標を立てなければなりません。1月1日になって目標を立てると1年365日から1日足りない364日になってしまいます。「一年の計は元旦にあり」ではなく、「一年の計は大晦日にあり」と考え、今日はじっくり来年と10年後までの10年間の来し来しに思いを巡らせて見ようと思っています。

  「一年を 振り返りつつ 立ち止まる さてどうするか これから10年」

  「明日では 遅いと思い 今日思う 一年の計 大晦日にあり」

  「とりあえず 思いつくまま 絵に描いて 自分にしっかり 言い聞かせよう」

  「終わりだが 始まる日だと 心決め 思い巡らす 楽しからずや」

今年の私の年賀状
今年の私の年賀状
[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇餅つきと注連縄飾り

 今日は妻と私は午前中二手に分かれ、妻はシーサイド公園の加工場で生活改善グループのメンバーと一緒に餅つき、私は漁師さんに頼んでいた正月用のハマチが届いたので、知人友人兄弟にお裾分けの魚配りで目まぐるしく動きました。1本5キロ程度のブリに近い養殖ハマチを、発泡スチロールに入れて氷詰めしているのですが、息子は仕事関係の人にも差し上げるべく出かけたようです。
 一段落ついて軽四トラックを水洗いしていると12時過ぎに妻も餅つきが終ったようで、軽四トラックに乗り換えて餅を自宅まで運んで帰りました。

わが家の玄関先に飾った注連縄
わが家の玄関先に飾った注連縄

 二人で遅い昼ご飯を食べ妻は買い物、私は一昨日作っていた注連縄にウラジロや五穀をつける準備をして、煙会所で一人その作業をしました。昨日から若嫁の実家に二人だけで泊まりに行っていた孫たちが息子に連れられて帰って来ました。若嫁の実家は喫茶店を経営しています。ゆえに年末はお歳暮用の自家焙煎コーヒーがよく売れるらしく年末は忙しいゆえ、また若嫁のお父さんは写真が趣味で、31日に仕事を終えたら夫婦で県外方面へ遠出して、正月は毎年留守なので早めに孫と過ごしたいという訳です。たった一夜の留守なのに孫がいない昨晩は、まるで灯が消えたようでした。

親父の隠居の注連縄飾り
親父の隠居の注連縄飾り

 午後4時頃注連縄飾りを飾りつけ、お三方に鏡餅を重ね、カブスや小みかん、干し柿、タツクリ、お米などを乗せ、2階の床の間に飾りました。ウラジロをつけたオタマジャクシも仏壇、水神様、トイレ、お風呂、車や孫たちの自転車などに孫希心と一緒に供えて回りました。明日の朝人間牧場の神棚にお餅と注連縄飾りを供えると、やっと私の正月を迎える準備が終るのです。
 妻は今日買出しに出かけ、明日は朝からおせつ料理を作ります。わが家はおせち料理を料理屋さんやデパートに頼んだことがなく、テレビで見るような贅の限りを尽くしたおせちではありませんが、手作りの美味しい、まさにお袋の味です。若嫁は今日と明日は仕事なので、今朝は早く起きて私の掘ったゴボウをキンピラや年越しそばに使うため一生懸命かいていました。泣いても笑っても正月まであと一日となりました。

  「師走とは よく言ったもの 昨日今日 私でさえも あれやこれやと」

  「わが家には わが家しきたり あるゆえに 正月準備 何かと忙し」

  「注連縄を 家の戸口に 飾りつけ 準備万端 整いつつある」

  「妻を見る 休む間もなく 家事をして 挙句の果に 明日はおせちか」

[ この記事をシェアする ]