人間牧場

奇異か植物キンケイソウの花
奇異か植物キンケイソウの花

〇灘町海岸に漂流植物浜昼顔が咲きました

 灘町海岸に帰化植物キンケイソウが黄色い綺麗な花を咲かせていますが、砂浜には白い砂ゆえ余り目立ちませんが、薄ピンクの綺麗な浜昼顔が数年前から咲くようになりました。浜昼顔は漂流植物ですから、潮流に乗って何処かの海岸から流れ着いた種が砂浜に根を下ろし、次第に増えたものと思われますが、人間が持ち運んだキンケイソウも、潮流が運んだ浜昼顔も在来種ではないため、多少の違和感がありますが、花のことゆえ余り目くじらを立てることもできず、私個人としては花が大好きなので、人知れず鼻の咲くこの時期を楽しみにしていて、昨日は灘町海岸に立ち寄って咲いた花二第を楽しませてもらいました。

灘町海岸に咲く漂流植物浜昼顔
灘町海岸に咲く漂流植物浜昼顔
[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇コンニャクの芋植え付け

 時ならぬ5月としては珍しい台風6号の襲来で、予定していたコンニャク芋の植え付けが多少遅れているため、昨日は人間牧場へ出かけ植え付け作業を行いました。コンニャク畑は狭くて細い畑を3ヶ所耕して草を取り、既に準備をしていましたが、その畑をさらに中耕して目安となる竹の杭を、昨年までの反省から杭間を少し広げて立てて行きました。

 まず腐葉土ストッカー横の畑から始め、ストッカー下の畑へと植え進み、最後はジャガイモ畑の下の金網で囲った畑に植えつけ、終わった頃には時計が午後3時を回っていました。昨年の晩秋に掘り上げて倉庫の中にしまっていたコンニク芋は、既にピンク色の芽を出していて、「少し遅いぞ!!」と言わんばかりに主張しているようでした。6年前園芸店で20個買った2年物の芋が、6年間でこんなに増えました。

 これまで何回か親友西岡さんの指導を受けて、コンニャク作りに挑戦もしましたが、まだ自分ひとりでコンニャクを作れるほど上達をしていません。来週に迫った子ども体験塾では今年初めて、コンニャク作りをメニユーに加えていて、既に大きなコンニャク芋を選り分けて準備をしています。西岡さんの指導OKも貰っているので、今回は私自身もしっかりと指導を受けたいと思っています。

 これで遅れていた農作業は、とりあえず全て一段落で追いつきました。後は草刈をしたり肥料をやったりして収穫を楽しみに、肥培管理したいと思っています。昨日は嬉しいことがありました。不作で半分諦めていた人間牧場の蜜箱の巣箱に、蜜蜂の入居が二つ確認されたのです。一つは確実、一つは多分といったあやふやさですが、これで自宅の四つを含めると六つの巣箱入居のようでひとまず一安心、しっかりケアーして蜂蜜を収穫したいと思っています。

  「台風や あれやこれやに 翻弄され 遅れていたが やっと軌道修正」

  「コンニャクの 芋を畑に 杭を立て 腰をかがめて 植え付け完了」

  「20個が 次第に増えて 種芋は 自家で調達 できるようなる」

  「蜜蜂の 巣箱二つに 入居する 昨日仏滅 今日は大安」 

腐葉土ストッカー横の畑
腐葉土ストッカー横の畑
[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇体にいい物を食べて健康な人生を楽しむ

 昨日は北海道勇払郡鵡川町の菅原さんから、見たこともないようなそれは見事なグリーンアスパラが、また伊予市内の水口マリ子さんから初物のそら豆が、それぞれ宅配便で届き、アスパラもそら豆も同居している息子家族へも存分にお裾分けしてやりました。前日伊方町三崎井野浦に住む親友塩崎さんがわざわざ持参してくれた、釣りハマチの刺身も加わって、昨晩はいつになく賑やかなおご馳走ずくめの夕食に舌鼓を打ちました。

 私は肉食系ではなく、どちらかというと草食系・魚食系で、高齢者になった私にとっては理想の食生活をしています。勿論草食系の野菜の殆どは、自宅横の家庭菜園で無農薬・有機栽培に取り組んでいるし、それらを料理好きな妻が減塩、減脂・減糖に沿って手づくりしてくれるので、太ることも痩せることもなく、また大した病気になることもなくこうして、元気に暮らしているのですから言うことはないのです。

 最近はインターネットを利用すれば、簡単に全国の美味い物が居ながらにしてお取り寄せできるし、スーパーやデパ地下では調理した惣菜が売られていて、車が普及しているので外食だって簡単に食べられる便利さです。しかし外食をした後いつも感じる喉の乾きや胸つかえの原因が、塩分・脂肪分・糖分を大量に使った濃い味付けであることに気がつくのです。最近やたらと多い糖尿病や肥満等の成人病が子どもにまで広がっている現実を直視して対応しないと、今に国民一億総病人になりかねないのです。

 昔はお金持ちの病気だと思われた糖尿病も、すっかり国民病に定着しています。勿論病気の全ての原因が食生活にある訳ではなく、運動やストレスを貯めない日常生活をしていても病気にはなりますが、自分の健康は自分で守る気概をしっかり持ちたいものです。先日妻が天草を使ってゼリーを作ってくれました。ゼリーの材料である天草は私が海から採集し天日晒ししたものです。1回150グラムを鍋で沸かして酢を入れ白布で漉し、ミカン100%ジュースと砂糖を入れて再び沸かし、フルーツ缶詰のフルーツを敷いたパレットに流し込んで固めると、孫の大好きな「おばあちゃんのスイーツ」が出来上がります。孫4人も勿論息子や娘、それに私も大好物で、お通じも良い健康食品なのです。今日も食生活や運動に注意して健康な一日となりますように・・・。

  「遠い国 北海道から アスパラが 宅配便で 届く幸せ」

  「市内から そら豆届き 皮を剝く 中から可愛い まるで赤ちゃん」

  「佐田岬 釣れたハマチの 刺身食べ 元気モリモリ 今日も健康」

  「外食を する度何故か 喉乾く 塩分濃度 赤信号かも」

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇一眼レフデジカメが届きました

 手持ちのデジカメが故障して使えなくなり、今はもっぱら古い壊れかかったデジカメと、タブレットを使ってブログとfacebookにアップしていますが、少々不安を持ちながらの撮影なので、踏み込んだ写真が取れていません。それでもタブレットを手に入れ使えるようになったお蔭で、随分バリエーションが広がったような気がしています。

 そんな中前から欲しがっていた一眼レフデジカメを、息子の肝入りでついに買うことにしました。息子と相談してネットで色々なモデルを調べましたが結局はよく分らず、手持ちの貯金箱貯金と今年の父の日を当て込んで、子どもたち4人がプレゼントしてくれる手はずが整い、総額8万円余りのニコンのカメラを、息子は通販大手のジャパネットタカタを通して注文してくれました。

 昨日の朝その宅配便が届きました。言われたとおり故障して動かなくなっているデジカメを、荷物と引き換えに宅配業者に渡しました。これが下取り1万円の値引き特典となるそうなで、これも消費者の心をつかむ巧みな商売戦略と思いながら対応しました。早く中を開けて見たい心境でしたが、注文してくれたのは息子なので、息子が仕事から帰るまで待とうとそのままにしています。

 息子が仕事から帰ったのは私が床に就いてからだったので、まだその全容は明らかになっていませんが、今日は息子の手助けを得て使えるようにしたいものです。妻曰く「お父さんもそんなに道具類が増えて大変じゃねえ」と、少し皮肉めいた言葉をかけられました。確かに私にはカメラやタブレット、パソコンなどなど、歳相応以上の持ち物が手元にあります。時々置き場所を忘れることさえある私には、もうこれ以上の道具類は必要ないと思っていますが、まあこれも私の遊び心だと思って、せいぜい楽しんで使いたいと思っています。昭和生まれの古い人間には何とも魅力的な世の中になったものです。

  「デジカメが 故障したので 買い換える 一眼レフを 息子注文」

  「故障した 古いデジカメ 下取りを 一万円とは これまた魅力」

  「父の日が 近づき子ども プレゼント 有難いです 冥利に尽きる」

  「これ以上 道具を持つと 大変だ そろそろ終わり いえいえまだまだ」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇旧温泉郡川内町へ出かけました

 現役の頃から今日まで、県内外をくまなく歩き回っている私ですが、70市町村が平成の大合併で20市町に再編された10年前からは、出歩く度に地域の元気が失われつつあることを実感しています。合併して本庁機能を維持している所ではそれほど感じませんが、特に旧市町村名さえ残っていない、支所化した旧市町村では合併の影響は著しく、中にはまるでゴーストタウンではないかと思えるほどの凋落ぶりが目に付く所もあるようです。

 昨日愛媛県金融広報委員会の依頼で、東温市川内の公民館で開かれた高齢者生きがい大学へ講演に出かけました。国道56号線から国道11号線を走り、川内インターチェンジ付近で旧道に入りましたが、やはり活気という点では今一だと直感しました。川内公民館は落ち着いた立派な建物で、かつては何度も研修会等でお邪魔をしているし、和田さん、東さん、松末さん、小倉さんなど公民館で知り合った人々の懐かしい顔々を思い出しながら、案内された応接間で講演が始まるのを待ちました。

 昨日は第1回の学習会だったようで、始めに教育長さんが開講あいさつをされましたが、名刺の交換もプロフィールの紹介もなく、いきなりの講演となり多少戸惑いながらも、シルバー世代の生き方について、笑いを誘いながら90分持論を展開しました。それでも元気な高齢者の反応に助けられて、無事役目を終えることができました。帰りの車の中で否応なしに行政が進め実行した、合併のもたらした様々な変化は一体何だったのか?考えてみましたが、私の町の実態も重ね合わせ、行政にいささかなりとも関わった身であるがゆえに、やり切れない思いでした。

 あれから10年、合併は効果効率を優先して一定の効果をあげているように見えますが、住民の幸福感はむしろ不幸感の方に傾いているようです。多分これから10年も右肩は上がることなく、右肩も左肩も下がりっぱなしなるような危惧さえ持つのです。それを救うのはやはり職員のレベルアップとやる気、それに行政に関わる首長や議員、住民の自立意識が必要なようです。
 「いい時代は来ないがいい時代にする」。そんな気概をせめて私だけでも持って生きようと心に言い聞かせた帰りの道でした。

  「平成の 合併終わり 早10年 右肩下がり 閉塞感も」

  「このままじゃ 10年先は 危ないと 実感しつつ 旧町走る」

  「必ずや 合併したら よくなると 言った人たち 責任取らず」

  「いい時代 来ないけれども いい時代 することできる 気概があれば」

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇夏の野外活動準備

 海に面した町に暮らしていると、夏海シーズンは何かと楽しいものです。もうこの歳ですから、海水浴を楽しむような気分にはなりませんが、孫がいる、子ども体験塾の世話をしている、人間牧場を持っているなどなど、野外活動にそれなりに関わっているので、この時期になるとそれらに必要な小道具を、倉庫から引っ張り出して準備をしなければなりません。

救命胴衣の虫干し
救命胴衣の虫干し

 息子も私に似てアウトドアー派なので、前日は孫たちと一緒に畑を掘り返してミミズを捕まえ、上灘川へウナギ獲りの仕掛けをしに出かけたようですが、私は友人から貰ってきた救命胴衣の虫干しをしました。わが家にはインデアンカヌーが一隻あって、夏になると孫たちを乗せて遊んでやるのですが、救命胴衣とオールは必需品なので、今回いただいたものを含めると大人用・子ども用10着ほどになりました。

 もうそろそろ倉庫にしまっているカヌーも出さなければなりませんが、カヌーは長くて場所を取るため、洗濯干し場が手狭になると妻には不評ですが、まあこれも孫たちの小さい間しかできないことなので、我慢をしてもらうしかないようです。先日水洗いをして天日乾燥させた沢山の食器類も昨日全て片付き、ストッカーに収納したので、5月にしては珍しい台風6号が本土接近を窺っているので、明日にでもそろそろ人間牧場へ持ち込もうと思っています。

  「今年も 夏のシーズン やって来た そろそろ野外 活動準備」

  「友人に 貰った救命 胴着干す 10着揃い 準備万端」

  「わが息子 誰に似たのか 私かも? アウトドアー派 荷物も多い」

  「5月だと いうのに台風 来るという 迷惑だけど 水も運んで」  

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇弘法大師空海の教え

 歳をとったせいでしょうか、少しゆとりができたせいでしょうか、最近は活字を読む機会が少し多くなったような気がします。朝の散歩から帰った新聞読みも、送られて元に届いた資料類にも目を通し、封筒の裏やチラシの裏にメモをして、忘れないうちにパソコンに打ち込んで楽しんでいます。

 昨日雑誌を読んでいて弘法大師空海の4つの教えという記事が目に留まりました。①信心-信じる心、②大悲心-人々を救おうとする心、③勝義心-優れた教えを学ぶ、④大菩提-悟りを得ようとする心だそうです。いずれも素晴らしい教えなのでしょうが、凡人の私には理解し難く実行不可能なものばかりです。

 でもそれらの教えを自分流に考え、自分にできることは何かと考えれば、少しはできそうな気がするのです。①の信心-信じる心は、神仏を信じたり何よりも人を信じなければなりません。無信心な私はことさらな宗教に凝ってはいなくても、仏壇にシキビや神棚にサカキを枯らさないように活け、お茶やご飯を供えて手を合わせ、先祖の霊を慰めたり、日々安寧で生きれていることに感謝する、また家族を信じ、友人や近所の人を信じることくらいだったら、私にだってできるのです。

 ②の大悲心-人々を救おうとする心は大それて、私の力では到底そんな生き方などできませんが、年老いた親父の面倒を心を込めてやるのも、救いの実践かも知れません。昨日は親父が特老のデイサービスに出かけたので、妻と二人で親父の部屋の大掃除をしました。畳を拭きトイレを綺麗に掃除しました。妻は洗濯機を何回も回して親父の着替えを洗濯していました。夕方親父は帰って来て、「ありがとう」とお礼を言ってくれました。

 ③勝義心ー優れた教えを学ぶ心は、日常心がけていることなので、色々な教えを学んでいますが、知行合一がなければただ知ってるだけで終るゆえ、たとえ小さくても身の丈サイズの知行合一を心がけています。大菩提-悟りを得ようとする心は、奥が深くて一生かかっても手の出るものでもなく、悟りの境地に近づくことはできませんが、まあほんの少しずつ少しずつ、人生を歩んで行きたいと思っています。

  「最近は 生き方などに 興味あり 新聞雑誌 メモして活用」

  「空海の 教えある本 目に留まり 4つの教え しみじみ思う」

  「俺にでも 出来そうなこと あるじゃんか 今日より明日 少しずつだが」

  「凡人は 凡人らしく 生きること さすれば平凡 人生非凡」 

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇道具考「錆びた鉈」

 わが家は親父まで代々漁師だったため、家の周りには漁にまつわる道具類がいっぱいあり、その中で子どものころから暮らしてきました。しかし親父が七十歳で漁師を辞め陸に上がってからは、それらの道具は次第になくなり、漁業を語るすべもないのです。しかし親父はそんなことを見越してか、家の横に倉庫を改造した粗末で小さい海の資料館「海舟館」を造って、何がしかの展示をしていますが、それさえも語り部だった親父の口述が高齢のため出来なくなり、風前の灯といった感じです。幸い私は若い頃七年間漁師をやった経験があるので、生齧りで口述を続けています。

道具箱から出てきた二本の鉈
道具箱から出てきた二本の鉈

 親父は器用で晩年は家の横に造った小さな作業小屋で、日曜大工の域を超えない程度の色々な大工の真似事をしていました。ゆえにその作業小屋にはこれでもかという程道具類が集められています。殆どの道具類は無造作に埃を被り錆びにまみれていますが、私もこの歳になって少しそんな暮らしに興味を示し、不器用ながら道具類の幾つかを使って日曜大工の真似事をしています。昨日他の道具を探していて二本の鉈を見つけました。普通は斧やマサカリ、鎌、包丁を使うため、鉈は殆ど使いません。どういう経緯でわが家の道具箱にあるのかも分りませんが、少し調べたくなりました。

 鉈は森で働く人の必需品だったようです。枝打ちなどは言うに及ばず、木を切ったり削ったり、雑草までも刈り払いました。また時には狩猟で捕まえた動物の解体ににも使ったようです。何年か前九州の山奥で山仕事を生業とする人に出会いましたが、腰にぶら提げた鉈は研ぎ澄まされて鈍い光を発し、自分の髭まで剃れるほど手入れをしていました。林業が外材に押されて衰退し、山仕事に携わる人の数もどんどん減っていますが、汗と血の匂いの染み込んだ鉈を見る度に、心がときめくのです。 
 昨日私は錆びて使わなくなった二本の鉈をグラインダーで錆びを落とし、砥石で研いで見ました。研いだ後油をつけて布で拭きました。髭がそれるほどではありませんが、サヤでも手づくりし、「土佐刃物」刻印された鉈を折に触れ、これからも使ってみたいと思っています。

  「斧という 漢字知ってる 鉈知らぬ どんな道具か さえも知らずに」

  「道具箱 出てきた鉈を 丹念に 磨いて研いで 宝物する」

  「鉈使い 板切れ割って 焚き付けを 作り囲炉裏で 鍋物作る」

  「土佐刃物 刻印どおり この鉈は よく切れ自慢の 一品なりぬ」  

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇孫と二人で今年最初の虹を見ました

 昨日は朝から小雨が降っていました。可笑しな天気で陽が射したり小雨が降ったりしていましたが、朝食を終え外に出て見ると、畑の向うの西の空にはっきりとは見えませんでしたが、虹らしき現象が見えました。保育園へ出かける準備をしていた孫奏心に、「虹が出てる!!」と知らせると、奏心は母親とともに急いで外へ出てきました。庭からは隠居の家が邪魔をして余り見えなかったので、東屋まで移動して「ほら、虹だ!!」と指差すと、「見えた、見えた」と大喜びで、「保育園に言ったらみんなに教えてあげる」と意気揚々でした。

薄っすらと見えた虹の架け橋
薄っすらと見えた虹の架け橋

 「今日は虹を見たからいいことがあるよ」と私が言ったことを孫は覚えていて、若嫁の帰りが少し遅くなるようだったので、私が夕方孫を保育園まで迎えに行き、くもんに連れて行くため、単車に乗せてやりました。孫は単車に乗るのが大好きで、「おじいちゃん、今日は虹を見たから単車に乗れた」と大喜びで、短い距離ながら安全な裏道を風を切ってのんびりゆっくり走ってやりました。帰り際単車の前を少し大き目の陸ガニが横切るのが見えました。孫はカニやイモリが大好きなので、単車を止めて「お先にどうぞ」と道を譲ってやりました。

 子どもは自然の移ろいの中で暮らしていますが、花が咲いたり、山の緑が日増しに濃くなって行く様子等には中々気がつかないものです。多分周りの大人も子ども同様気がついていないのです。大人の感性が鈍いと子どもの感性も鈍くなるのは当然のことなのです。虹を見て綺麗だと思ったり、虹を見ると何かいいことがありそうと、ささやかな夢を見させることは、大人のいざないでできることなのです。私も昨日は虹を見たお蔭で、ほんの少しですがいいことがありました。人に言えるほどのことではありませんが、幸せとは幸せと感じる心ですから、いい一日だったのです。いい一日の連続がいい人生だと思って、今日も虹を掴んでいい一日であるよう努力します。

  「虹出てる 孫と二人で 西空を 指差しながら 綺麗綺麗と」

  「虹見れば 何かいいこと あるかもと 私の言葉 孫は真に受け」

  「大好きな 単車に乗れた いいことと 孫は感じて 陸ガニ出会う」

  「何げなく 過ぎ去る暮らし あれこれと 気付くことこそ 幸せですよ」   

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇朝晩の水やリ作業もそろそろ終わりに

 家庭菜園に夏野菜の苗物を植えてから、早いもので2週間が経ちました。キューリやトマトはすっかり活着して、花芽をつけ始めました。オクラの苗は昨年に引き続き余り芳しくなく、二株ほどは枯れそうな雲行きで気を揉んでいますが、まあ他の品種は概ね順調といったところです。この2週間で2回恵みの雨が降りましたが、それ以外の日は朝から晩まで日射が続き、少し早いと思って植えたサツマイモなどは日射で息絶え絶えといったところですが、サツマイモの強さは抜群なので、新芽さえ枯れなければ十分回復し、伸びたツルを今月末頃に取って、苗にしても十分間に合うものと期待をしています。

ミニチュアの家の中から水が出るように工夫を凝らした水場
ミニチュアの家の中から水が出るように工夫を凝らした水場
家庭の隅に掘った井戸
家庭の隅に掘った井戸

 この2週間は2日間の雨の日を除けば殆ど毎日、朝と晩に水やリを欠かさずやりました。幸いわが家には裏山から清水が湧き出ていて、それを3段形式でろ過して取水するように、親父が設備を施してくれているお蔭で、水道水を使うこともなく、また庭の隅に掘った井戸も電動ポンプで汲み上げるようになっていて、造作もないのです。でも広い畑をジョロを使って水やリする作業は、水場と畑の往復で結構手間暇がかかるのです。今朝は嬉しいことに久しぶりに雨が降っています。多分この雨で野菜の苗類は活着の度合いを深め、そろそろ水遣りも終わりに近づいたようで、ホッと一息といった感じです。

 昨日は暦の上では立夏でした。太陽の光線いよいよ強く、夏の気立がのぼると言う意味だそうですが、麦の穂もそろそろ色づき始めました。これからは梅雨を経て暑い夏に向かうゆえ、しっかりと体調を整えて家族全員元気で夏を乗り切らなければなりません。昨日水やリをしていて右目上を一ヶ所ブトに刺されました。これからの畑仕事は朝晩ブトや薮蚊が出るので、気をつけなければなりません。わが家の菜園や人間牧場は農薬を一切使わない主義なので、ブトや薮蚊はいるものと心得、渦巻き蚊取り線香を専用の缶に入れて腰にぶら提げ、農作業をしなければなりません。今年も暑い夏がやってきそうです。

  「植えてから 早くも二週 夏野菜 朝晩水やリ 大変でした」

  「夏野菜 太り始めて 花が咲き 間もなく収穫 時期を迎える」

  「早立夏 季節早さに 驚ろきぬ 年をとったと 思いながらも」

  「ブト刺され 妻は薬を 取り出して 顔面塗って かばってくれた」 

[ この記事をシェアする ]