人間牧場

〇嬉しい知らせ

学校の先生なることが決った博美さん
学校の先生なることが決った博美さん

 数日前、子ども教室で長年ジュニアリーダーやスタッフとして活躍してくれている、愛媛大学教育学部4回生の宇津博美さんから、一本の電話がかかって来ました。「教員採用試験に合格しました!!」との一報です。感極まって少し涙声のようでしたが、私も嬉しくなってついウルウルしてしまい、「そりゃあ良かった。おめでとう」といいました。博美さんは小さい頃から子ども教室に通い、中学生になるとジュニアリーダーとなり、高校生や大学生になると子ども教室のスタッフとなって、子どもたちの指導に大いに活躍をしてくれたばかりか、その活動を国立大洲青少年の家で発表までしてくれました。

ささやかな祝賀会
ささやかな祝賀会

dscn4986 博美さんは紆余曲折があったものの、松山大学から愛媛大学教育学部に編入して、「小学校の先生になりたい」という長年の夢をつかんでくれました。早速お祝いをしようと、かつて双海町の公民館に勤務して、一緒に活動してきた明石さんの自宅を借りて、ささやかなお祝い会を開くことになりました。宮本館長や隅田主事、幸先生ご夫妻、前野婦人会長、山口更生保護女性会長、ジュニアリーダーの大学生福井さん、中島さんも集ってくれ、持ち寄った料理や飲み物でお祝いをしました。

 みんなのささやかなお祝いの言葉に次いで、博美さんからも「いい学校の先生になりたい」「これからも出来る限りボランティア活動を続けて行きたい」という決意が述べられましたが、子ども教室や子ども体験塾からこんなに素敵な若者が育ったことを誇りに思います。博美さんは前日雨の中で行なわれたふるさと体験塾の収穫祭にもスタッフとして参加し、子どもたちの活動をサポートしてくれました。若者は育てるものであると同時に育つものです。咜琢という言葉があります。卵から雛が孵る時、雛が中から親鳥が外から卵を呼応して割り合うのです。博美さん、初心を忘れず子どもの気持ちに寄り添えるいい学校の先生になって下さい。

  「合格の 一報届き こちらまで 嬉しくなって ついウルウルと」

  「先生に なりたい夢を 諦めず 地道コツコツ 誉めてやりたい」

  「幼子が いつの間にやら 先生と 呼ばれる人に なるのですから」

  「頑張って 初心忘れず いい先生 なって下さい みんなの願い」

 

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〇子ども体験塾収穫祭(その2)

 今年の子ども体験塾は、私が金融広報アドバイザーをしていることもあってプラスワンとして、「こどもの金銭教育」もメニューに加えました。金融広報委員会から送ってもらった「おこづかいのきろくちょう」を使い、お金の師匠に扮した私がレクチャーしました。お金の師匠からのお願いとして、①物を買うときはよく考えて買うこと、②物は大切にあつかうこと。なくしてばかりだと無駄遣いのもとになること。③友だちとお金やものの貸し借りはしないこと。④困っている人たちを助ける募金活動にも協力してみること。などを分り易く話してやりました。貰ったこづかい帳に記録する手順や100万円の使い道などについて楽しく学習することができました。

小遣い帳
小遣い帳
昨日の昼食メニュー
昨日の昼食メニュー
北海道の佐呂間町武田さんが送ってくれた観賞用カボチャ
北海道の佐呂間町武田さんが送ってくれた観賞用カボチャ

 お昼を少し過ぎた頃、大釜でサツマイモを使ったシチューとかまどご飯が炊きあがりました。サツマイモサラダも加わってサツマイモづくしのメニューです。サツマイモシチューは紫芋の色素が強くて、見た目には美味しそうには見えず、子どもたちには多少不人気でしたが、「アントシアニン入りだ!!」と説明すると、子どもたちはこのシチューを「ジャイアンカレー」と命名し、しっかり食べてくれました。飽食の時代に育っている子どもたちは肉食系で、また見た目を重視する傾向があるようですが、山道を歩いたり作業や活動をして体を動かしていたので、まあそれなりに平らげてくれました。それにしてもいつも中心になってお世話してくれる前野さんや山口さんの存在はとても大きく、昨日も雨の中で一生懸命美味しい食事を作ってくれ、大感謝です。

 最後のお目当ては、北海道佐呂間町のパンプキン武田さんこと、武田温友さんが毎年この時期になると送ってくれる観賞用カボチャの争奪戦です。この日はウッドデッキが雨に濡れていて、あいにく展示は出来ませんでしたが、板間に並べジャンケンゲームでゲットするのです。私とジャンケンし、勝ち残った子どもがお目当てのカボチャを選ぶのですが、これは毎年のことながら大いに盛り上がりました。残念ながら36人の子どもの数に何故か1個足らず、結局カボチャをゲットできなかった子どもには、わたしが採集した蜂蜜の小瓶をやると、その子は大喜びでした。カボチャ争奪戦の最後に、北海道佐呂間町に向って、大きな声を張り上げ「ありがとう~」と全員で叫びました。今日は秋祭りです。昨日は宵祭りで子ども神輿を担ぐ子どもたちもいるので、少し早めに閉会し、再び小降りの雨の中を歩いてコミセンまで帰り、玄関先で感想文を書かせて散会しました。

  「この私 おかねの師匠に なりきって こづかい帳の つけ方指導」

  「雨の中 芋を掘ったり 細々を しっかり動き 子どもイキイキ」

  「見た目には 紫がかって 不味そうと 子どもジャイアン シチューと名付け」

  「観賞用 カボチャ争奪 ジャンケンで まるで蜂の巣 つついたようだ」

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〇グリーンツーリズム全国大会分科会(その2)

 ピザ体験が終わり、満腹の一行は翠小学校の見学に出かけました。計画には組み込まれていなかったのですが、スタッフの賄い昼食やピザ体験が思ったほど時間を使わなかったため、双海のグリーンツーリズムや移住を語るには、翠小学校の存在が欠かせないため、西岡さんと松本さんと私の独断で視察研修のプログラムを急遽取り入れました。持ち時間は30分です。学校の許しを得て皆さん揃って駆け足で見学しました。何せ築90年近くの愛媛県内で最も古い木造校舎だし、エコ改修ですっかり立派になった小学校なので、皆さんの関心度は抜群でした。

二宮さんが作った看板
二宮さんが作った看板
パネラーの皆さん
パネラーの皆さん

 13時40分にスタートした事例発表からは私の出番で、コーディネーター役を果たしました。石窯工房みどりの亀岡幹児さん、いちご家おおもりの大森秀樹さん、上灘漁協女性部の松本洋子さん、海風窯の二宮真理子さん、ぱんや107の伊藤洋一さんの5人をパネラーに向かえ、グリーンツーリズム×移住、「新しいふるさとづくり」というテーマで事例発表をしてもらいました。一回の発言を一人3分と決めて、①自己紹介と近況、②グリーンツーリズムに取り組んだ成果及び移住のきっかけ、③取り組んだ成果、④見えてきた問題点、⑤グリーンツーリズムと移住への提言について発表してもらい、私の質問やまとめ、フロアーからの意見を織り交ぜながら活発に発表してもらいました。

 ブログにまとめるには少し時間が必要なので今日のところは省略しますが、コーデディネーターの私としては、僅か90分という短時間にしては上手く議論がかみ合ったと思って自己満足しています。その後会場をふたみシーサイド公園のじゃこ天のお店に移し、じゃこ天作りの体験活動をしてもらいました。またその後は少し雨が降り出したため屋外で予定していた夕日鑑賞会を断念し、潮風ふれあいの館の学習室で、夕日のスライドを映しながら、約30分私がレクチャーをしました。漁協女性部の心のこもった漁師料理を囲んだ交流会も盛会で、私はぎっくり腰で体調がイマイチのため、加えて明くる日子ども体験塾収穫祭を予定していたので、一時間ばかりで早々に引き揚げましたが、参加した皆さんは遅くまで大いに盛り上がったようでした。

  「ツーリズム 全国大会 分科会 腕利き揃って 難なく盛会」

  「学校が 地域のシンボル 見て欲しい みんな驚き 興味津々」

  「頼まれた コーディネーター 90分 あれやこれやと 意見をつなぐ」

  「交流会 漁師料理を 取り囲み 飲むほど饒舌 お国自慢も」 

 

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〇この時期に桜が咲いていました

 西日本では連日異常気象とも思える夏日の気温が続いていますが、南北に細長い日本列島の各地からは紅葉に加え初雪の便りが届くようになりました。間もなく木枯らしが吹く寒い冬がやって来るでしょうが、一昨日大平公民館での講演に出かけた折、山周りの道を走りました。翠小学校を過ぎ唐子橋付近を通ると、路側帯に植えている桜の木に桜が咲いているのが目に留まりました。この桜の木は毎年この時期に花をつけるので、もしやと思いつつ走り去りました。

唐子橋付近に咲いた桜
唐子橋付近に咲いた桜
季節はずれの桜の花
季節はずれの桜の花

 講演が終わって再び桜の木の前を通ったので、路側帯の広場に車を停めて、一人花見と洒落込みました。この桜の詳しい品種は分りませんが、かつて潮風ふれあい公園に広島県因島から友好のしるしに贈られ、私たちが植えたヒマラヤ桜と似ているようだと思いました。桜は吉野桜が代表格でよく知られていますが、これ以外にも沢山の品種があって、この桜のように晩秋に咲く桜もあるようです。手持ちのデジカメを持ち出して写真を撮っていると、顔見知りの近所の高齢者が何人か集ってきました。

 「まあ進ちゃん珍しい」と、桜の花のことよりも、久しぶりに私に会ったことの方が余程懐かしかったようで、立ち話ながら桜の花の下で昔話に花を咲かせました。私は若い頃から花に興味を持ち、役場でまちづくりに関わっていたこともあって、沢山の桜の木を町内のあちこちに、町民の皆さんとともに植えてきました。早いものはもう老木の域に達しているものもあるほどで、毎年春の花の時期になると当時のことを懐かしく思い出しながら、咲く花を楽しんでいます。この桜の木もその一本なのです。

  「唐子橋 付近の道端 桜咲く 秋だというのに 珍しいこと」

  「帰り道 路側広場に 車停め デジカメ写真 撮ってみました」

  「『まあ進ちゃん 久しぶり』だと 2~3人 人が集り 花を咲かせる」

  「これまでに 町内何本 植えただろう 昔の記憶 懐かしきかな」 

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〇日にち間違え大失態

 2日前の夜、「明日は伊予市の大平公民館へ講演に出かける予定だ!!」と妻に伝えていました。朝起きると妻はいつものように下駄箱から革靴を出して磨き、ワイシャツにネクタイを締め、いつものようにスーツ姿で家を出ました。伊予市大平公民館へは海岸周りと山周りの2ルートがありますが、久しぶりに山周りのルートを選び、深まり行く秋を感じながら日尾野~柆野~犬寄トンネルを通って、僅か20分ほどで大平公民館に到着しました。

dscn4923 会場は聞き慣れない緑風館ということだったので、公民館の事務所に立ち寄って伺うと、居合わせた公民館長さんが、「講演会は明日の予定ですが?」と言われました。顔が赤くなるような大失態でした。最初この日を予定してwritinng Calendarに書き込んでいましたが、その後のやり取りで一日ずれたことを記入漏れしてすっかり忘れていたのです。せっかくだからと隣の敷地にある緑風館を見学させてもらい、会場を後にしました。

 認知が始まったような、何とも情けない気持を立て直し、昨日も妻に笑われながら見送りを受けて家を出て、同じルートで出かけました。9時30分から高齢者を相手に緑風館で90分ばかり講演をしましたが、あいにく前日からぎっくり腰を患ってしまい、難儀難儀の一日となりました。昨日は愛媛県金融広報委員会からの派遣依頼だったので、少し経済の話も織り交ぜながらお話しましたが、40人ほどの参加者は皆さん熱心に聞いてくれました。ああ恥かしい二日間でした。

  「山周り 犬寄トンネル 越えて行く 意外と近く 20分ばかりで」

  「『明日ですよ』 しまったしまった 間違った 島倉千代子 顔を赤らめ」

  「二日目も 同じルートで 講演に ぎっくり腰で 少し窮屈」

  「認知症? 妻に笑われ ・・・・・!! 返す言葉も なしに笑って」 

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〇セイタカアワダチソウ

 日中は23度近くまで気温が上がり、多少異常気象ではないかと思われますが、野山には秋の七草も咲き揃い、いよいよ秋本番です。秋といえば何といってもススキです。青い空をバックに風に揺れるススキは、秋の風情を存分に感じさせてくれますが、散歩コースのあちこちの空き地にはこの時期になると、黄色いセイタカアワダチソウもススキと競争するように咲いています。

空き地に咲き始めたセイタカアワダチソウ
空き地に咲き始めたセイタカアワダチソウ

 セイタカアワダチソウは帰化植物の一種で、外材輸入の落とし子ともいわれていますが、公害雑草のレッテルを貼られているので観賞する人もなく、ましてや繁殖力が旺盛であっという間に蔓延るため嫌われ者です。ひところセイタカアワダチソウが至る所に蔓延って、このままでは日本の空き地はススキに変わって、セイタカアワダチソウに占拠されてしまうのでは?と心配されていましたが、最近雲行きが少し下火になった感じがしています。聞く所によるとセイタカアワダチソウは1平方メートル100本、500万個の種をつけるそうです。

 根から毒素を分泌して、他の雑草を枯らして自らの領地を拡大する繁殖力は抜群ながら、地表から下50cmの肥料分を吸収するため、繁殖したセイタカアワダチソウは地表の肥料分を食べ尽くすと生きられなくなり、自滅の道を辿るのだそうです。ゆえに周りのススキが反撃するという植物戦争が、私たちの知らない自然の中で行なわれているようで、脅威と思っていた心に少し安心感が漂いました。

 私が公民館主事だった頃、始めてセイタカアワダチソウの花を見て綺麗だと思い、松前町の空き地に群生していた黄色い花を、地主の了解を得て軽四トラックいっぱい持ち帰り、文化祭のシンボルとして町章モニュメントを作って飾ったことがありました。文化祭が終って片付ける時、この花が公害草の指定を受けていることを知り、笑い話にも似た大恥をかいたことが思い出されます。「無知によって生ずる不幸は知ることによって避けられる」のでしょうが、今となってはほろ苦い思い出話です。

  「七草と 見紛うほどの 美しさ セイタカアワダチ 公害指定」

  「七草の ススキと空き地 せめぎ合い どっちが勝つか 残った残った」

  「肥料分 食べ尽くしたら 自滅する ゆえにそれ程 増えぬ安心」

  「無知だった 昔の思い出 蘇る セイタカアワダチ 見る度赤面」

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〇秋の深まり

 県内のあちこちから秋祭りのニュースが入るようになり、朝晩は少し肌寒さを感じるようになりました。それでも日中は気温が23度近くまで上がって、畑仕事で鍬を揮うと汗ばむほどの温かさです。度重なる台風と秋の長雨で折角播いたり植えた冬野菜も、かなり被害に遭って散々でしたが、その後好天に恵まれ、自然治癒力によって何とか持ち直しの兆しが見え始めました。

 昨日菜園の大根畑を見回ると、葉っぱも青々と茂り、いつの間にか白い大根がかなり大きくなっていて、多分例年通り11月の亥の子頃には、初採りの大根を神様にお供えすることができるようで、ひとまず一安心といったところです。気の早い妻からは、このところの葉物野菜の値上がりが気になるようで、「大根はまだ食べられないの?」と、毎日のように催促されていますが、もう少しの辛抱です。

すっかり元気を回復した大根畑
すっかり元気を回復した大根畑
色づき始めたたわわな南天の実
色づき始めたたわわな南天の実

 それでも妻は私が収獲した、大根葉や小松菜、チンゲンサイの無農薬わき菜を使って、毎朝スムージーを作って飲ませてくれていますが、健康にすこぶるいいようでお通じも体調も万全です。昨日は昼食を済ませて、居間の掘り炬燵に足を突っ込んで横になり、テレビを見ていると眠気に誘われ、気がつけば小1時間も昼寝をしてしまいました。そろそろ夏の疲れが出る頃だと思っていますが、お陰で随分元気を回復することができました。

 庭の隅に植えている南天の実が色づき始めました。天候のせいでしょうか、今年は南天の実が沢山つき過ぎて枝もたわわで、支柱を立てなければ折れてしまいそうです。庭に何本か植えているクロガネモチの木も、実を沢山つけていて冬鳥の格好の餌場になるもの思われます。「秋来ぬと、目にはさやかに見えねども・・・」まさにそんな季節の移ろいを感じています。裏山の斜面にはツワブキの花が頭を持ち上げて咲き始めました。もう秋です。

  「菜園の 大根台風 被害越え 自然治癒力 元気回復」

  「このところ 毎朝妻は スムージー 作ってくれて お陰で元気」

  「南天は 縁起がいいので 植えている 沢山実をつけ いいことありそう」

  「食欲も 読書も秋の 代名詞 自制しないと 体調崩す」

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〇家族と西条祭りの見学(その1)

 一昨日、facebook友だちである神拝公民館の工藤さんがアップしている西条祭りの文章や写真を見て、祭りを見学したいと思うようになり、家族に相談したところ「是非見に行きたい」とうので、急な思いつきで工藤さんにコメントを入れると、早速電話がかかって「案内をしてあげるからいらっしゃい」とお誘いを受けました。昨日は日曜日で私を除けばみんなお休みだし、頼まれている講演も午前中で終わるので、出かけることにしました。

河川堤に70体ものだんじりが勢揃い
河川堤に70体ものだんじりが勢揃い
工藤さんが写してくれた妻とのツーショット
工藤さんが写してくれた妻とのツーショット

 妻は娘に電話をして孫2人も連れて行ってやりたいと誘うと、娘は前夜孫2人を連れてやって来ました。娘は松山市の城山駅伝に出るらしく、無責任にも子どもだけ残して帰ってしまいました。午前中の講演が終わって自宅へ帰るとみんな準備をして、私の帰るのを首を長くして待っていました。孫4人は若嫁運転の息子の車に、私と妻と息子は私の車に乗って息子が運転していよいいよ出発です。

 伊予インターから高速に乗り、小松インターで降りる予定でしたが、講演後の心地良い疲れもあって、後部座席でついウトウトしている間に、小松インターを通り越して西条インターまで走ってしまいました。国道11号を引き返し加茂川大橋を渡り右折すると、ガードマンに誘導され、橋の下の河川敷に造られた広い駐車場に車を停めました。

 間もなく工藤さんから携帯電話が入り、メロディー橋の下で無事落ち合いました。今年人間牧場へ工藤さんと一緒に来られた伊藤さんと、工藤さんの娘さんも来られて、とりあえずメロデー橋を渡って、階段式護岸に新聞紙を敷いて座り、太鼓と鐘に合わせて担ぎ手たちが歌う、伊勢音頭も中々のものでした。やがて次々に70台のだんじりが到着し、土手の上に行儀よく並べられましたが、だんじりは一体ごとに特徴があり、雅にして荘厳な雰囲気が漂よい、その迫力にすっかり感激してしまいました。「いやあ凄い!!」の一言でした。

  「友だちの facebookで 思いつき 西条祭り 家族で出かけ」

  「橋の下 携帯電話で 連絡を 取り合い出会い 群衆一員」

  「メロディー橋 渡って対岸 ひとまずは 桟敷ゲットし 座って見学」

  「日本でも 名だたる西条 秋祭り 聞きしに勝る 規模と迫力」  

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〇山口県光市からの視察団

 一昨日の夜、間近に迫ったグリーンツーリズムの全国大会双海分科会の最終打ち合わせが、双海地域事務所で行なわれるため出かけました。この大会の実行委員長である西岡栄一さんに頼まれ、コーディネーター役を引き受けているので、事例発表の進行表を作り事務局に前もって提出していたので、少しだけ皆さんに説明する時間を貰いました。

熱心に質問する山口県光市からの視察団
熱心に質問する山口県光市からの視察団

 その折同席していた上灘漁協女性部長の松本洋子さんから、「進ちゃん明日空いている?」とスケジュール紹介があり、手持ちのWriting Calendarを見ると、「孫と留守番」と書かれていました。妻も若嫁も仕事だし、息子も伊予市の100円市に焼き栗を出店するため留守にするので、孫と留守番するよう頼まれていたのです。聞けば山口県光市から25人の視察団が午前11時から午後1時までやって来るので、説明をして欲しいとのことでした。

 孫二人はもう留守番が出来る年齢になっているので、2時間だけ出かけるからと説明して、11時前にシーサイド公園へ出かけました。いつものことながら殆ど何の打ち合わせもなく、松本部長さんと阿吽の呼吸で2時間の受け入れをするのですから、頼む方も頼まれる方もいい加減なものです。やがて一行は大型バスに乗りしまなみ海道経由でやって来ました。驚いたことにかつて愛媛海区漁業調整委員をしていた最近まで、一緒に入り合い協定を議論した山口県漁業調整委員会会長だった浜本さんも同行していて、再会を喜びました。

 昨日の研修目的は漁協女性部の出店経緯や運営状況でしたが、私が経緯を説明し、松本さんが状況を説明して息もピッタリでした。皆さんとイベントホールを借りきって昼食弁当会食をしましたが、漁協女性部の皆さんはいつもながらいいお味の弁当を作っていて、皆さん満足の手合いでした。視察研修を終って帰る時、留守番している孫たちにまでお弁当とたこ焼きまでいただき、無事留守番していた孫たちも大喜びでした。留守番が出来た孫たちを誉めてやりました。

  「空いている? いきなり私の スケジュール ついでに聞かれ 仕方がないか」

  「孫二人 留守番頼み 後ろ髪 惹かれる思い 単車で出かけ」

  「対岸の 山口県から 視察団 あれこれ阿吽 饒舌話す」

  「世の中は 狭いもんだね 視察団 見覚えある顔 見つけ驚く」

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〇四つ葉のクローバー

 秋祭りが近付いたので、少しでも綺麗にしておこうと、殊勝にも昨日は家の周辺の草刈りをしました。毎年のことながら多分これが今年最後の草刈りなので、少し丹念に刈りました。夏が終わるころ刈っていたのでそれほど伸びていませんでしたが、それでもかなり長い距離があるので、とりあえず半分を半日かけました。昨日は大汗をかくこともなく、また藪蚊に悩まされることなかったので、それ程疲れを感じませんでした。

%e5%9b%9b%e3%81%a4%e8%91%89%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88 草を刈っていると色々なものに出会います。バッタやコオロギが草刈機の前を横切ったり、時には夏の名残のイモリもいたりして、その都度ハッとします。またツユクサやススキなども咲いていますが、綺麗だと楽しむ余裕もなしに、片っ端から刈り進みました。昨日は雑草の中に、植えた訳でもないのに、ハーブの一種であるペパーミントが数本生えているのを見つけました。そこだけ刈り残しましたが、この際畑の隅で育てたいと手スコップで移植しました。

見つかった四葉のクローバー
見つかった四葉のクローバー

 刈り進んで行くとこれも植えた訳ではありませんが、クローバーが生えている場所がありました。草刈機のエンジンを止めて、休むつもりでクローバーの中にどっかり腰を落として座り、四つ葉のクローバーを探しました。幸せの象徴のように重宝がられる四つ葉のクローバーが、そう簡単に見つからないことはこれまでの経験で分っているものの、何と少しの時間で五つほど見つかりました。早速部屋に持ち込んで、少し厚めの本の中に、本が汚れないよう紙片を2枚用意して、少女趣味とも思える押し葉にしました。

 クローバーは江戸時代オランダから、貴重だったガラス細工が割れないように詰め草したものが発芽したと伝えられる帰化植物です。三つ葉が主流ですが何かの衝撃で異変が起こり四葉になるようです。ゆえに日常的に踏まれたりする場所に意外と多いというのも納得です。四つ葉はキリスト教では希望・信頼・愛情・幸福といわれていますが、四つ葉のクローバーを5つも見つけて、昨日は他力本願ですが、何かいいことがありそうな感じがしました。

  「草刈りの 途中で見つけた クローバー 四つ葉が何と 五つもあって」

  「信頼と 希望・愛情 幸福の 四つ大事な 生きてく教え」

  「何となく 四つ葉見つかり 幸せな 気分になりて 疲れも忘れ」

  「草の中 自然に生えた ミントあり 畑の隅に そっと移植す」

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