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〇孫のマラソン大会

 昨日は孫2人が通う由並小学校のマラソン大会でした。これまでは1月の厳寒期にやっていましたが、雪や強風が吹く中でのマラソンは大変と、今年は11月末に変更したそうです。ところがところがです。今年は例年より早くインフルエンザが流行し、小学校3年の孫希心はインフルエンザにかかり、自宅で静養中とあって、一年生の孫奏心だけの出場となりましたが、今年はスケジュールも空いていたので、午前10時20分のスタートまでに学校の運動場へ応援に出かけました。

スタートダッシュは一番だった孫のマラソン大会
スタートダッシュは一番だった孫のマラソン大会

 昨日の朝自宅を出る孫と色々と話しました。運動会も私と話してかけっこで1等になったので、孫も私の注意を良く聞いて出かけました。ただ今回孫から私への注文は、「余り大きな声で応援されるとプレッシャーになるので、少し小さな声で・・・・」と、こっちも応援の練習までさせられました。小学校1年生の孫が「プレッシャー」などという英語を知って使うことに驚きながら、その通りにしようと少し遠目に見える場所に陣取り、スタートを待ちました。由並小学校は生徒数が少ない小規模校なので1年生と2年生が一緒に走るので、1年生にとって上位入賞は、孫が言うようにそれこそプレッシャーなのです。

 スタートのピストルがなり運動場を一周して子どもたちは元気に西門から校外へ出て走ったようですが、孫奏心は私の忠告どおりスタートダッシュして一番で校外へ出て行きましたが、そのうち次々にランナーが帰っても、孫の姿は見えませんでした。結果は全体で中ほどの順番で帰って来ました。体育館で着替えインフルエンザ対策でマスクをして出て来た孫に、「良く頑張って最後まで走ったね」と声を掛けると、孫奏心は余程悔しかったのか、目に一杯涙を溜めて押し殺したように泣いていました。練習ではいつも上位にいただけに、孫の悔しい気持が痛いほど伝わってきました。昨夜孫と少し話をして労うと、「来年はもっと練習して頑張る」と、リベンジを誓っていました。昨日は気温は高かったものの、北西の向い風が強い一日でしたが、心配した雨も上がっていいマラソン大会日和でした。

  「大声で 応援しないで 小声でね!! 孫に言われ マラソン応援」

  「自信あり スタートダッシュ 一番で ところが何故か 順番真中」

  「最後まで よくぞ走った 諦めず 声を掛けると 半泣きになる」

  「来年は もっと頑張る いう孫の 頭を撫でて 労をねぎらう」

 

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〇庭のモミジが紅葉しました

 わが家は少し海から奥まった所にあるものの、海から谷に向って吹き込む海風は年中強く、そのため庭に植えているモミジ等は、強い木枯らしにあおられて一日で葉っぱを落としてしまうのです。ゆえに秋の紅葉は望むべきもありませんが、今年はどういう訳かまだそれ程大風が吹かなかったため、裏庭に植えているモミジがそれなりに紅葉して葉も落ちず、毎朝ダイニングで食事をしながら妻と2人で、秋の風情を楽しんでいます。

dscn5529dscn5530 これらのモミジは私がまだ若い頃どこかに山登りした時、足元のコケの上に芽生えていたマッチ棒ほどの小さな苗を持ち帰り、畑の隅に植えたもので、その後適地を得たモミジはスクスクと成長し、毎年丸く葉刈りをして徒長を押えているため、私が手塩にかけて育てた自慢の一品に仕上がっています。モミジは春先の芽立ちや、夏の濃い緑、それに葉っぱを落とした冬木立と、季節感を存分に楽しませてくれていますが、やはりモミジ=紅葉でしょうか。

 昨年の冬このモミジに雪が積もりました。私たちの地方は暖地ゆえ雪が積もることは滅多にありませんが、それはいい風情でした。多分写真を撮ったと思って、昨年のブログや当時の写真を捜して見ましたが、のふぞうゆえに見つけることは出来ませんでした。今朝は雨に塗れしっとりとした色合いでした。雨が上がるとそろそろ寒い北西の季節風が吹き、この紅葉したモミジもあと2~3日が見納めです。しっかりと目に焼き付けておきたいと思います。

  「マッチ棒 程の小さな 山モミジ いつの間にやら こんなに立派」

  「今年は 裏庭モミジ 紅葉し 食事しながら 窓越し風情」

  「ああ綺麗 これぞ日本の 秋ですと 2人で紅葉 楽しみながら」

  「このモミジ 芽立ち新緑 冬木立 わが家の庭で 四季を演出」

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〇養蜂はこれから暫くシーズンオフです

 春先に巣箱に蜜蝋を塗ったり、巣箱の前にキンリョウヘンを置いたり、また蜂蜜を採集したりと、あれやこれや忙しい日々を過ごしてきましたが、さすがにミツバチの動かないこの時期になると養蜂もシーズンオフで、すっかり手持ち無沙汰となりました。毎年のことながら冬越しをするミツバチの数は少なく、今年も家の裏1箱、人間牧場1箱のみなので時たま見回って、巣箱の底板に溜まった老廃物にスムシが発生するので、掃除をする程度しか作業はないのですが、冬の間に空き部屋となった巣箱を修理したり、新しい巣箱を作ったりする作業もそろそろ始めなければなりません。

防虫ネットを被って巣箱の掃除
防虫ネットを被って巣箱の掃除
デジカメで捉えた巣箱の中の蜜蜂たち
デジカメで捉えた巣箱の中の蜜蜂たち

 息子は私が今年採集した20本の蜂蜜を順次ステンレス製のパレットに移し、家庭用サウナに持ち込んで低温温度を加え、水分を蒸発させて83パーセントまで高め、越器で花粉や不純物を越して順次瓶詰めにしているようですが、中々の凝り性でのんびりゆっくりやっているようです。それでも先日今年の蜂蜜を約半分ほど瓶詰めしたと、発泡スチロールの箱に入れてわが書斎まで運んでくれました。今年から瓶詰めして蓋をきつく閉めビニール封印に、油性マジックで「2016」と製造年号を書いています。蜂蜜は花粉や不純物を取り純度を高めるというきちんとした処理さえすれば発酵することもなく保存が効き、消費期限はないのです。

息子が瓶詰め下今年の蜂蜜
息子が瓶詰め下今年の蜂蜜

 私は早速中小の小瓶に瓶詰めされた蜂蜜を、お世話になった方々にお裾分けしています。昨日も今週末に予定されている地域教育実践交流集会の参加者に配る商品をいただくため、ギノー味噌の本社を訪れた折、ささやかながら心をこめた手土産のつもりで持参しました。ミツバチが花から花へと飛びながら、一匹が汗して運ぶ蜂蜜は僅かに小さじ一杯足らずだと聞き及んでいます。ましてや蜜蜂に刺されないよう注意を払いながら採集した蜂蜜は、それ相当の価値があると、手前味噌ならぬ手前蜂蜜で、自分ではそう思っています。今年は大事に育てている日本ラン・キンリョウヘンを、ビニールハウスに入れて冬越しさせようと準備を進めています。

  「養蜂は 今がシーズン オフなれど あれやこれやと 雑事多くて」

  「わが息子 こだわりながら 蜂蜜を 精製瓶詰め 年号書いて」

  「一匹の 働き蜂が 運ぶ量 僅かスプーン 一杯だそう」

  「瓶詰めの 蜂蜜手土産 持参する ささやかながら 思いを込めて」

 

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〇名脇役

 日増しに寒さが増してきました。暑い夏には冬がいいと思いつつ、寒い冬になるとやはり夏がいいと思うのは人間の身勝手でしょうが、年齢を重ねるとやはり寒さは身に堪え、ついつい厚着をしたり身体を動かすことが億劫になりがちです。この時期になると畑に植えた大根を食べる機会が、俄然多くなりました。一昨日の朝は大根葉のスムージーを飲み、夜は大根をおでんに煮て、大根サラダまで食卓に上りました。

今が旬の大根畑
今が旬の大根畑

 時々妻に付き添ってスーパーに立ち寄りますが、私は自分で殆ど買い物をしないため買い物はもっぱら妻に任せ、店内をウロウロして野菜や果物の値段を見て回りますが、今年の冬は野菜が品薄で、自宅菜園で作っているので買いはしないものの、白菜は一個が500円、大根も1本200円と結構お高いようで、ふんだんに無農薬の安心安全な野菜が食べれる幸せを噛みしめています。

 今年は種を播いたり発芽するころ晩夏日照り、初秋長雨と天候異変が続き、わが家の菜園でも加えて害虫が異常発生して相当のダメージを受けました。大根も発芽はしたものの害虫に食われたり、度重なる台風の大風で吹飛ばされたりして心配をしましたが、その後どうにか持ち直し、まあ豊作ではないもののそれなりに出来上がっています。ゆえに大根は主役ではないものの名脇役として、その存在感を示していて、連日美味しくいただいています。そろそろ大根を抜いて水洗いし、干して沢庵をつけようかと思っています。

  「昔から 大根役者と いうけれど 名脇役で 食卓賑わう」

  「冬寒く なると食卓 あれやこれ 大根美味い 味を楽しむ」

  「今年は 天候不順 世は不作 わが家何とか それなり出来た」

  「おでんダネ 一番先に 大根を フーフー言いつ お味噌をつけて」 

 

 

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〇ケールのスムージー

 人間誰しも健康に良いものなら何でもしたいし、ましてや藁をもすがる病気がちの人なら、多少お金を出してでもと思うのは当然かも知れません。ゆえに最近はテレビやネット通販で、サプリメントの誇大広告と思われる勧誘が日常的に行なわれ、トラブルも少なからずあるようです。私はサプリメントより運動と栄養のバランスを健康の基本と考えて実践し、それなりに健康を保っていますが、家の横の家庭菜園で有機農法的な方法で野菜を作って、殆ど毎日妻の手料理で食べています。

%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%83%ab 作付けする野菜の種類はその年によって違いますが、今年の春先念願の小さなビニールハウスを手に入れたので、今年はハウスでケールを作っています。これまでにも露地栽培で4~5本試験的に植えたことはありますが青虫に食べられ、自分が食べることができなかったため、今年はビニールハウスで作り始めました。9月に植えた苗は1本枯れたものの9本は、今のところ無消毒ながら青虫に食べられることもなく、順調に葉を茂らせていて、数日前から毎朝3枚程度葉っぱを収穫して、妻がスムージーを作って飲ませてくれています。

 ケールの濃い緑色はジューサーでリンゴや牛乳と混じると見た目にも美しい色鮮やかな緑色となり、適当な甘味もあって飲みやすく、毎朝の食事時を楽しみにしています。多分葉っぱの量から考えると、今年の冬はこれまでのようにキャベツに頼らず、ケールの葉っぱで健康を維持できるようです。ブルーベリーが目にいいからと植えたり、シイタケが血圧いにいいからと植菌したり、まああれやこれややっていますが、ケールもブルーベリーもシイタケも、幾ら身体にいいからといって、そんなに毎日食べれる訳でもないので、とりあえず適当に使っていこうと思っています。

ケールのスムージー
ケールのスムージー
ハウス内で育っているスムージー
ハウス内で育っているスムージー

  「このところ ケールの葉っぱ スムージー 朝の一杯 元気源」

  「この1年 ビニールハウス 味方にし 色々試し 楽しかりけり」

  「健康は 自分に贈る プレゼント 動いて食べ飲み 風邪も引かずに」

  「ケールには 自分の知らない 栄養素 ネットで調べ 妻に教える」

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〇今時の子どもの遊び

軽トラ市
軽トラ市

 同居している内孫の小学校3年生になる希心が、予防接種をしているにもかかわらず、インフルエンザにかかりました。金曜日の朝は元気いっぱいで学校へ出かけたものの、昼過ぎ学校から若嫁の携帯に電話が入り、保健室で休んでいるので迎えに来るようにとのことでした。私は講演に出かけていて留守でしたが、夕方自宅へ帰ると家族みんなに移っては大変と、2階に隔離され家族はみんなマスクを着用していました。若嫁に聞けば孫希心は熱が39度近くと高く、まだ回復の兆しはないようで、おかゆ等の病人食で過しているようです。

孫が熱中しているジェイボード
孫が熱中しているジェイボード

 小学校1年の孫奏心はすこぶる元気ですが、遊び相手の兄がいないので、何かにつけて寂しいようで、昨日は午前中父母もいなかったので、下灘で開かれている軽トラ市に連れて行ってやりました。帰りにくじらという妹の店に立ち寄り、お兄ちゃんのお土産を買って帰りました。そのあと近くの舗装した空き地でジェイボードの練習につき合わされました。自分の誕生日のプレゼントに買ってもらったジェイボードを、時々練習しているのにまだ乗れないので、何とかしたいと思っているようでした。

ジェイボードの練習をする孫奏心
ジェイボードの練習をする孫奏心

 頭に自転車用のヘルメットを被り、何度も何度も転げながら練習をしていました。夕方になると今度はお父さんと同じ場所に出かけて練習していたようですが、少しコツがつかめたのかかなり長い距離が乗れるようになって、意気揚々と大汗をかいて引き揚げて来ました。今日はあいにく朝から雨が降って、ジェイボードの練習が出来ないとこぼしていますが、もうそのうち乗れるようになることでしょう。今の子どもの遊びは、私たちが子どもの頃とまったく違っていて、DSというゲームや、ベイブレードという駒遊びに熱中しています。ジェイボードもDSも私にはまったく出来ず、僅かにベイブレードという駒遊びくらいしか付き合えませんが、これも時代の流れでしょうか?。

  「孫希心 インフルエンザ 2階にて 家族に移らぬ ように隔離す」

  「孫奏心 遊び相手の お兄ちゃん インフルエンザで 一人寂しく」

  「ジェイボード やっては見たが 私など スッテンコロリン 危ない危ない」

  「今頃の 子どもの遊び 私など 手出しも出来ず 犬の遠吠え」

 

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〇星岡分館にて

 数日前知人で松山市石まちづくり協議会会長で星岡町内会長の池田秀雄さんから、星岡分館で高齢者を集めるので講演をして欲しいと頼まれました。最初はこの日、中央病院でエコー検査が入っていましたが、来月末に延期されたため、昨日は九州から帰ったその足で星岡分館に向いました。星岡は私が良く行く星岡温泉の直ぐ近くだと池田さんから聞いてはいたものの、地図検索してもヒットせず、近所の立ち話をしていたおばさんたちに聞いても、「あそこ」とか「そこら辺」とかアバウトな応えしか帰って来ませんでした。それもそのはず、私の聞き方が「おばさん」であって、「奥さん」とか「お姉さん」にすれば良かったと、後になって気付きました。

dscn5459dscn5460 公民館の近くでもう一度聞くと、「今日講演される若松先生ですね。私も後で参ります。会場までお連れしましょうか」とそれは丁寧に教えていただきホッとしました。案内されて2階へ上がると池田さんたちが既に待ってくれていて、熱いお茶のサービスを受けて落ち着きました。そのうち参加者が次々やって来て30人ほどの集会となりました。中には私の顔を知っている人もいて会場はわき会いあいの楽しい雰囲気で、私の90分の話に眠ることもなく熱心に耳を傾けてくれました。世の中は超高齢化社会です。私だって自分では若いつもりなのに72歳と立派な高齢者だけに、話せば尽きぬほど身の回りには高齢者を巡る話が山ほどあるのです。

 帰宅後パソコンを開けて見ると、何と何と参加した2人の人からお礼のメールが入っていました。お2人とも80歳を超えているとのことに二度ビックリでした。最近は若い人からお年寄りまで、こうして私の話を聞いた人から反応や意見を寄せられることはとても嬉しいことなのです。早速お礼の返信メールを送りましたが、昔は考えられなかったデジタルによる反応の速さに、自分自身も驚きを隠せませんでした。私がそうであるようにメールをくれたお2人は学校でパソコンを習っていない世代ゆえに、独学でパソコンを使って日々の暮らしを豊かにしているものと思われますが、これぞ生涯教育だと頼もしく思いました。

  「講演を 聞いた感想 メール来る 80越えた 人に驚く」

  「知ってても 使っていても 使わずに やらぬ人より 遥かに凄い」

  「パソコンを 学校習わぬ 世代にて 独学学ぶ 生涯教育」

  「歳若い だけど若者 考えや 行動今の 年寄に負け」

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〇都会の街中は早くもクリスマスムード

 どこが都会でどこが田舎か分りませんが、少なくとも九州福岡博多はリトル東京といわれるほどの大都会で、私たちの住む伊予市双海町などは、「電気が点いていますか?」といわれる、比べようもないほどのド田舎です。今年もあと1ヶ月余りとなりましたが、今日まで2日間旅した北九州はあちらこちらで、早くもクリスマスムードが漂い、街中のあちこちにはド派手なイルミネーションが飾られ、商戦ムードを盛り上げています。

dscn5457dscn5458 最近思うのですが、日本では一番厳粛と思われるお正月でさえ、門松や注連縄飾りなど昔から伝わるあれやこれやの習慣や慣習を、いとも簡単に習おうともせずに簡素化したり廃止したりするのに、外国から入ってきたクリスマスや、バレンタイン、ハーロウィンなどに傾注し過ぎて、問題を起こす姿は何とも滑稽すら思えるのです。多分このままだと正月の年中行事も、悲しいかな私たちの代で完全になくなってしまうのかも知れません。

 かく言うわが家には、時代遅れを自認していた親父が昨年まで生きていて、頑なに昔流を守っていたし、親父のそんな古さに反感しながらも、結局は親父の跡を継いだ私が、細々ながら跡を継いでいますし、息子も見よう見真似ながら一緒にやってくれているので、何とか何とか続いています。この世の中は心配しても仕方のないことがいっぱいありますが、せめてわが家だけでも、これからも親から子へいいものは、子から孫へと遺し伝えるよう努力したいものです。

  「久方に 訪ねた都会 街中じゃ イルミネーション あちらこちらで」

  「正月の 注連縄飾り しないのに クリスマスだと 馬鹿騒ぎする」

  「日本人 益々退化 するような ムード寂しく 昭和の生まれ」

  「息子には 習って欲しい 習慣を あれやこれやと ぼちぼち伝え」

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◯義妹の三回忌

 昨日は妻と二人で2年前に亡くなった義妹の三回忌法要に参列するため、隣町長浜町へ出かけました。葬儀や一周忌の時のような込み上げる悲しさはありませんが、自分たちより若くして逝った義妹のことを思うと複雑な心境になりました。後に残った義弟も悲しみが癒えないのか、体調がイマイチで少し気がかりです。三回忌ゆえごく親族だけのささやかな法要となりましたが、老いの始まった私たち夫婦も、健康に注意して生きてゆこうと誓いました。お寺の境内に咲いていた台湾椿の白い花が印象的でした。

 

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〇今月の標語

 11月も半ばを過ぎたというのに、書斎の月めくりカレンダーはめくるのを忘れ10月のままでした。「こりゃあいかん」と思いめくると、11月の標語は「期待に応えることの積み重ねが信頼につながる」という言葉でした。昨日は午後から12月3日~4日に行われる予定の地域教育実践交流会の、分散会ファシリテーターを集めて松山市青少年センターで、事前研修を行う予定だったので、松本さんを途中で拾い出かけて行きました。私の役目は委員長を務めているので、開会のあいさつ程度なのですが、今月の標語を思い出しながら、昔の経験を話しました。

dscn5428 私は駆け出しの若い頃、双海町教育委員会で社会教育を担当していました。日本一の公民館主事になりたいなんて馬鹿げた夢を掲げていたものの、貧乏な町の私が武者修行で県内外に出ることなど殆ど不可能でした。しかし司会術が上手くなると県大会や全国大会の司会者として指名されることを知ってから、色々と勉強や訓練を重ね、何と連続6回も公民館の全国大会の司会指名という強運クジを引き当てたのです。私はその都度「期待に応えることの積み重ねが信頼につながる」と、一生懸命努力しましたが、今はそれも懐かしい思い出です。

 余談ですが、司会術をマスターするため、結婚式の司会にも挑戦しました。私はこれまで何と537組もの結婚披露宴の司会をやりました。会議の司会と結婚披露宴の司会はまったく別物と考えていましたが、それもこれも会場内の空気を読みながら、参加者を主役にさせるテクニックは皆同じで、期待に応えた自信を積み重ねて信頼を勝ち得ました。最近は司会といわずファシリテーターなどと横文字で表現されていますが皆さんは、重要な役割をしっかりとマスターし、地域教育の発展に貢献して欲しいと願っています。

  「月半ば カレンダーめくり 今月の 標語見つけて 過去に想いを」

  「司会術 努力のお蔭 上手くなり 期待に応え 信頼を得る」

  「これまでに 573組 披露宴 司会手掛けて あれやこれやと」

  「来月も インタビュアー 出番あり 最高水準 狙って行こう」

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