人間牧場

〇早くも冬眠?

 昨日の夕方、視察にやって来た広島県竹原市忠海の一行を見送った後、自宅へ帰ると妻も孫も出かけていて、猫の子一匹いない留守でした。早速長靴を履いて畑に出て、小西千鶴子さんに張ってもらい、夏の間大助かりだったハウスの屋根に掛けていた遮光ネットを剥がす作業を不安に駆られながら、恐る恐るやりました。小西さんが1人でいとも簡単に張ってくれたネットを押えていた金具を、ビニールに傷をつけないよう身長に外して復元するのですが、心配したほどでもなく、30分ほどで片付けることができホッとしました。

大きなカエルの出現に驚きました
大きなカエルの出現に驚きました

 ビニール内には冬の間スムージーに使うケールと高菜、それに名残のトマトが植わっていますが、年内にはミツバチの誘引に使う日本ラン「キンリョウヘン」を、取り込んで冬越しさせる計画をしているので、少しでも明るさを確保したいのです。その後黒いマルチを掛けて大豊作だった青豆の残骸を片付けようとマルチを剥がすと、手の平ほどもある大きなカエルがのっそりと顔を出し、ビックリしました。色は全身土色の保護色で、よ~く見ないとその存在に気がつかない程でした。

 身体に似つかわしく動きはそれ程ではなく、安眠を妨害されたと思ったのか、暫くの間はその場所にじっとしていましたが、中耕するため草を取り除いて行くとそのうち、邪魔に気がついたのか、のんびり這い始めました。家の周りの自然もこのところの朝晩の冷え込みで、秋も少しずつ深まり冬支度の準備です。菜園の雑草は早くも若草色の軟らかいはこべ草が主流になってきました。夏の終わりから秋の初めにかけて異常発生した青虫も、毎日取っているからでしょうか、少し少なくなりつつあるようです。さあ私も急いで冬支度です。

  「夏日差し 遮光していた ハウス上 ネットを外し 冬支度する」

  「黒マルチ 剥がすと中から 手の平の ように大きな カエル出てくる」

  「安眠を 妨害するな これ俺流 カエル私に 無言の抵抗」

  「今頃に なると暑くも 夏がいい 身勝手なもの 喉元過ぎて」

 

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人間牧場

〇昨日の夕日

 水平線の家の囲炉裏蓋板の修理を、自宅庭先で終えて再び元の場所に戻すべく、夕方人間牧場へ向いました。既に陽は西に傾き辺りは少し薄暗くなり始めました。秋の釣瓶落しの太陽はあっという間に姿を消すため、帰りの車のバックミラーに写る夕日がどこで沈むか心配しながら、下灘駅下、本谷付近とはやる気持ちを抑えて車を走らせ、何とかシーサイド公園まで辿り着きました。

dscn5139dscn5140 東側駐車場へ車を止め、デジカメを持って階段式護岸に出ると、まあそれは綺麗な沈まんとする夕日にお目にかかりました。昨日はどこかの中学生が沢山、下灘付近から上灘に向けて歩いていたようですが、その集団が恋人岬に集結し夕日の鑑賞をしているようでした。我関せずとばかりに新居浜から撮影に来たというカメラマンと、雑談しながらの観賞となりました。

dscn5143dscn5146 残念ながら昨日は水平線近くにかかったガスの影響で、念願の達磨の夕日にはなりませんでしたが、私にとっては満足の行く思わぬ夕日観賞となりました。双海の夕日をオンリーワンながら日本一だと思っている私なので、相も変わらず夕日を見続け、写真に撮り続け、ブログに書き紹介し続けていますが、人から見れば何の意味もない無駄な行動です。それでも夕日を見ながら色々なことを想うのもまた、私にとっては至福の時なのです。

  「トラックの バックミラーに 赤々と 夕日写って 道を急ぎぬ」

  「間に合った デジカメ持って 海岸へ 綺麗な夕日 昨夕拝む」

  「ああ今日も 無事に暮れたと 西の空 両手を合わせ 感謝の祈り」

  「他愛ない 自分の動き 人見れば 馬鹿じゃないのと 思うだろうな」

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人間牧場

〇シルバー割引の恩恵

 昨日は所用があって妻と2人で大洲まで出かけました。大洲のインターチェンジ付近は随分様変わりをしていて、行く度に違った店が出来ているようで、古い町中商店街から商圏が郊外に移っている様子が伺えます。所用が終わると、冬が近付いたのでユニクロで暖かい衣類を買いたいという妻に付き合い、野菜高騰だというのにランチを頼めば、野菜サラダ食べ放題というレストランで軽い食事を済ませ、折角だからとオズの湯という風呂に入り、久しぶりにのんびりした半日を楽しみました。

禿もせず白髪少ない散髪した自画像
禿もせず白髪少ない散髪した自画像

 オズの湯はサウナを使わなない高齢者なら350円と、どこの温浴施設よりも割安なようでした。1ヶ月前に72歳になったばかりですが、最近自分がシルバー世代になったからでしょうか、あちらこちらで「シルバー割引き」という文字を見るようになりました。最初は「若くありたい」という痩せ我慢が心の中で頭を持ち上げ、「シルバー割引」を拒否する等、少し抵抗があったものの最近では、「折角だから高齢者の特典をうまく使わない手はない」と開き直って、しっかりちゃっかり、その恩恵に浴しています。

 昨日の夕方近くの散髪屋さんへ歩いて散髪に出かけました。散髪をしながら散髪屋の大将が、「白髪も少なく禿てもいないので歳より若く見える」と、誉めてくれました。男前でもないので顔は誉めてくれませんでしたが、頭の髪の毛だけでも「歳より若い」と誉めてくれるのは嬉しいものです。お世辞だと分っていても、ついついその気になって大きな鏡に写った自分の顔を見ながら、「そういえば・・・」なんて思ったりもしましたが、自宅へ帰りそのことを妻に話すと、散髪し男前の上がった私の顔を見て、妻も「ええ男になりました」と誉めてくれました。

 人間は誰でも毎年確実に一つずつ歳を取ります。歳をとったら親父の介護経験もあって、家族に迷惑をかけないようにしようと、健康には特に気を使っているつもりですが、このところC型肝炎の治療やぎっくり腰治療で、むしろ妻には心配と出費のかけ通しです。これからもせいぜい健康に注意して日々を過ごそうと思い、今朝も寒い中今年の秋初めてとなる軍手をはめて、早朝ウォーキングに出かけ、約5千歩を歩いて帰りました。

  「そこここに シルバー割引 目に付いて 恩恵預かり 温浴施設」

  「禿もせず 白髪少ない 歳のわり 若いと言われ 嬉しくなりて」

  「歳相応 自覚をしつつ 日々過ごす 今朝も五千歩 手袋はめて」

  「健康は 自分に贈る プレゼント 日々積み重ね 長生きせねば」

 

 

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人間牧場

〇タマネギの苗植え

 私はどういう訳か、家庭菜園に毎年植えるタマネギの出来がイマイチです。どうしたら良く出来るか近場の人に聞いてはやってみるのですが、妙案もなく今年もタマネギの植え付け時期がやって来ました。この10日ほどぎっくり腰を患い体調もイマイチなので、妻からは余り無理をしないようにきつく言われていますが、それでもタマネギを植えるように、夏野菜の名残りだったナスを、息子に頼んで引き抜いてもらい、残骸を片付けたり雑草を取り払ったりして牛糞を振り撒き、何とか耕運機を掛けて整地をし、畝を立て終えました。

オズメッセグリーンセンターで買い求めたタマネギのセル苗
オズメッセグリーンセンターで買い求めたタマネギのセル苗
植え終わったタマネギ畑
植え終わったタマネギ畑

 八幡浜へ行ったついでに、オズメッセのグリーンセンターに立ち寄り、タマネギの苗を買い求めようとしましたが、今年は天候不順で品薄らしく、仕方なく1トレー800円の20穴セル苗を3トレー買って帰りました。品種は例年通り晩生の「もみじ」という品種です。早速昨日は病院での検診を終えて帰宅後、昼食を済ませた午後から、植え付けに取り掛かりました。セル苗の欠点はセル穴から苗を引き抜く手間がかかることです。店員さんに教わったように、下のセル穴から割り箸のような木切れを差込み、抜いて行くのですが、苗床土のバーミキューライトを、根につけたまま上手に引き抜くことは中々容易ではありませんでした。

 それでも抜いたタマネギ苗を1畝2列ずつ植えて、何とか夕暮れまでに作業を終えました。中腰での作業ゆえ、腰の具合が心配でしたが、今朝はそれもなく無事乗り切ったようです。今日は天気も良いようなので、植えたタマネギの畝に雑草が蔓延らないよう専用の除草剤を振り撒いたり、肥料をやろうと思っていますが、これで今年の予定していた野菜の植え付けは無事終了です。今年は秋口に長雨にたたられ、野菜が品薄ゆえに高騰して台所を直撃しているようです。このところ温かかったせいで、キャベツや白菜に青虫が発生し、消毒しない方針なので、毎日青虫取りに追われています。それでもわが家庭菜園では大根も白菜も、チンゲンサイも小松菜も、多少害虫の被害に遭いましたが、順調に育ち食卓を賑わせたり、お裾分けして近所や親類から喜ばれています。

  「菜園を 耕し畝立て タマネギの 苗を今年も 予定通りに」

  「中腰の 作業で苗を 植えて行く ぎっくり腰で 少し心配」

  「セル苗の トレー穴から 木片を 突っ込み苗を 順次引き抜く」

  「このところ 野菜高騰 していると 言うがわが家じゃ 野菜ふんだん」

 

 

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人間牧場

〇下灘駅でのサプライズ

 昨日の夕方、四国ガンセンターでの義兄検診に立会った後、義兄夫婦を八幡浜まで見送っての帰り道、車のフロントミラーやバックミラーに後方の西の空が夕焼けに染まっている姿が映りました。運よく下灘上浜まで帰っていたので、夕焼けを見ようと急に思い立ち、国道を右折して下灘駅に立ち寄りました。下灘駅には既に沢山の人が思い思いの場所を確保して、西の方向にカメラを向けていました。私も手持ちのタブレットとデジカメのスイッチを入れ、空いた場所を確保して写真を撮りました。

夕暮れ迫る下灘駅
夕暮れ迫る下灘駅
下灘駅の看板も赤く染まる
下灘駅の看板も赤く染まる

 やがて西の空に綺麗な夕日が雲間を破って顔を見せ始めると、それぞれの人は慌しくカメラのシャッターを押していました。やがて観光列車伊予灘ものがたりがプラットホームに滑り込んで来ました。どうやらカメラマンのお目当ては夕日と観光列車のコラボのようでした。観光列車から沢山の乗客が先を争うように小走りでホームを行き交い、沈み行く夕日を我先にカメラに収めていました。余りの迫力に一瞬たじろきましたが、夕暮れ時ゆえプラットホームの横に綺麗に咲き始めたコスモスの花など見向きもしませんでした。

咲き始めたコスモス
咲き始めたコスモス

 車の混雑を避け、私は一足先に下灘駅を後にして帰路につきましたが、自宅の車庫に車を入れて玄関先から海の方向を見ると、さっきの観光列車伊予灘ものがたりが長い上灘川の鉄橋を松山方面に向って渡っていました。多分車内ではサプライズで下灘駅のプラットホームから見た夕日の話で持ち切りだったことでしょう。勿論私にとってもサプライズで、夕日夕焼け、下灘駅のコスモス、そしておまけに観光列車伊予灘ものがたりまで見れたのですから、昼間の疲れも忘れてしまうほどの至福のひと時でした。

  「西の空 バックミラーに 赤く映え 見たい一心 下灘駅へ」

  「沢山の 人がカメラを 携えて 思い思いの 場所に陣取る」

  「サプライズ 観光列車 入線し 乗客一斉 みんな小走り」

  「何もない 無人の駅に 人集う 30年で 認知度アップ」

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人間牧場

〇新聞スクラップ

 私は若い頃から新聞スクラップをしています。新聞スクラップといっても、自分や双海町に関係のある記事や興味のあるもの程度なので、深い意味はありませんが、これが長年やっていると結構溜まって、置き場に困るほどなので、今のところ忙しさにかまけて写真類や資料とともに、段ボールに入れて倉庫にしまっています。そのうち暇でもできたら整理をしようと思っていますが、未だその暇も見つからず多分紙ごみの運命を辿ることでしょう。

豊田渉さん執筆の四季録
豊田渉さん執筆の四季録
井上和子さん提供の路上自転車紙芝居風景
井上和子さん提供の路上自転車紙芝居風景

 最近私の友人の豊田渉さんが、愛媛新聞の四季録に連載執筆を始めました。毎週土曜日の掲載なので、土日は出る機会が多く、読んでもスクラップをする機会を逸することが多いのですが、これも楽しみの一つなので、先週土曜日の分はスキャンしてパソコンに保存しました。偶然でしょうか、その日の四季録の下に、一枚のセピア色した写真が掲載されていました。昔の紙芝居風景ですが、その写真が何と双海町上灘の風景でした。

 私たちが子どものころは、テレビもなくもっぱらの楽しみは、たまにやって来る紙芝居でした。砂利道を自転車の荷台に紙芝居を積んで、拍子木を叩いて子どもを呼び集め、ぎょうせん飴を竹串に巻いて5円で売り、買った子どもは優先的に前の方で見せてもらえるのです。やがて紙芝居のおじさんが、何人もの登場人物の声を巧みに一人何役もこなし、物語を面白おかしく演じ、子どもたちはぎょうせん飴を食べながら見聞きしました。

 最近はリバイバルで、あちらこちらで本の読み聞かせや紙芝居が行なわれているようですが、街頭で演じる懐かしい紙芝居風景は、遠い記憶の彼方に忘れ去られようとしています。戦後とか昭和とかの懐かしい記憶を記録に残したい気もしますが、新聞スクラップの整理すらままならない私には、できるはずもない願望のようです。こうしていつの間にか時は流れ、消えて行くことでしょう。ああこれも人生、ああこれも時の流れです。

  「新聞の あれこれハサミ スクラップ 無造作するが 整理も出来ず」

  「懐かしい 風景路上 紙芝居 記憶辿りて 少年の日々」

  「テレビない 時代ゆえなる 紙芝居 ワクワクドキドキ 夢中になって」

 

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人間牧場

〇海は広いな大きいな

 自分がこの原風景を自慢したくて造ったふたみシーサイド公園砂浜と海は、いつ見ても素敵な光景です。

  「この景色 自慢したくて シーサイド 公園造り 20年が過ぎ」

  「最初頃 窮屈だった 砂浜も 今は自然に 帰りて曲線」

  「何もない ゆえにシンプル ベストです 海・空・夕日 全て気に入る」

  「この景色 これから先も 大切に 守って行きたい 子孫のために」  
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〇中予地域ミニフォーラムin久万高原町(その2)

 久しぶりに来賓あいさつに見えられた、最近久万高原町の町長になった河野忠康さんにお会いしました。合併前の久万町長だったお父さんとも、助役だった渡部さん(いずれも故人)とともに親しく交流をさせてもらいましたが、最近県議会議員を辞して選挙を勝ち抜き町長さんになった河野さんとは、元国務大臣塩崎潤さんの地元秘書をしていた頃知り合い、わが家の横にある私設公民館煙会所に塩崎さん直筆の「自彊不息」と書かれた掲額を、河野さん自身に持参してもらっていたのです。

 河野町長さんは山仕事に出かけた折、箸を忘れてクロモジの小枝で箸を作って弁当を食べた思い出を語られました。ちなみにこの日の司会進行は、昔からの顔見知りで元アナウンサーだった河野町長さんの奥さんでした。開会あいさつはいつも格調高いあいさつをする、私の後任を引き受けてくれて活躍してくれている、代表運営委員の渡辺浩二さんでした。 「森のハーバルライフ・クロモジを使ってまちおこし」について、上浮穴高校プロジェクトの発表の後、私が40分ばかり「若者と学ぶ地域創生のあり方」と題した基調講演を行いました。

 地方創生とは何か、地方創生が目指す2つのポイント、地域の5つの悩みを話した後、2015年国勢調査確定値を読み解きながら、愛媛県内で一番高い人口減少率は久万高原町の12.41%、11.54%の伊方町であること、県内地一番高齢化率の高いのは久万高原町の47.3%、伊方町の43.1%、で、約2人に1人が65歳以上の高齢者であることなどを紹介し、さてどうするこれからの地域創生について話しました。ポール・J・マイヤーの「鮮やかに想像し(夢・計画)、熱烈に望み(願望)、心から信じ(信念)、魂を込めた熱意を持って(情熱・熱意)、行動すれば(アクション・スキルアップ)すれば、何事もついには実現する(成功)」ことを辞令を交えながら伝えました。

 夕方近くのレストランで渡辺浩二さんや梶川嘉徳さん、井上泉さん、河野町長さんの奥さん、上浮穴高校校長森田桂子さん、コーディネーターをした岡崎直司さんたちとささやかな交流会を持ちました。美味しい料理を食べながら四方山話に花を咲かせました。久万高原町の夜はさすがに冷え込み、少し肌寒さを感じましたが、心はポカポカで夜道を戻りました。

クロモジノ商品開発
クロモジノ商品開発
クロモジって?
クロモジってどんな植物?

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人間牧場

〇五行歌10月歌会の結果

 昨日はあいにく一日中雨模様の天気でした。午前10時頃孫の通う小学校から「お宅のお子さんが腹が痛いといって保健室で休んでいます。迎えに来てくれませんか」と、若嫁の携帯に電話が架かってきたので、若嫁は早速学校へ出かけて一年生の孫奏心を連れて帰りました。3年生と1年生の孫は、10月23日の地方祭に子ども神輿を担いでから、少し風邪気味で近くの病院で診てもらいながら学校に通っています。どうやらその余波のようなので、幸い私が家にいたので温かくして部屋で過ごさせました。

 やがて郵便局の配達員さんが手紙類を郵便受けに入れて帰りましたが、松山五行歌の見山あつこさんから届いた封書の表書きは、判読が出来づらいほど雨に滲んでいました。早速ハサミで封を切り、出席歌一番から15番まで、欠席歌1番から19番までさっと目を通して読みました。私の欠席歌は3枚目の16番目に載っていました。
  雨・運動会順延
  雨・洗濯物室内干し
  雨・雨傘に長靴
  雨・台風接近
  雨・雨・雨・またあめか

 作品に続いて次のような講評が載っていました。
 「☆今年の秋はまさにこの通りでした。「雨」がこれだけ並ぶと圧巻。雨の漢字の点々が、雨粒に見えてくる構図もお見事です。最後の最後にある「あめ」のひらがな表記は作者の呟きのように感じます」。思いつきで作った歌ですが、心ある人が講評するとまるで文学作品のような感じもして、少しだけ納得して読み返しました。ちなみに今月の出席歌一席は塚田三郎さんの次の歌でした。なるほど納得でした。
  こんな
  いい日は
  そうそうない
  あえて
  わけは言わないけれど

  「10月の 歌会結果 届きたる 宛名雨濡れ まるで涙字」

  「わが歌は いつものように 駄作だが 講評良くて まるで秀作」

  「雨模様 五行歌詠めば また楽し 季節移ろい 感じるままに」

  「一ヶ月 あっという間に 過ぎて行く いつの間にやら ツワブキの花」

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人間牧場

〇蜂蜜精製

 お盆を過ぎた8月20日前後に採集した蜂蜜は、一升瓶に入れたまま小屋の隅に置いていましたが、私の作業はここまでのため、その後の蜂蜜精製の作業は長男息子に引き継いでいます。しかし息子は仕事や地域づくり活動が忙しかったようで、家の廊下に置いている畳半畳程の小さな家庭用サウナの中に、ステンレス製のパレットを二つずつを五段に並べて、中に一升瓶から取り出した蜂蜜を入れ、殆ど毎夜仕事から帰るとスイッチを入れて低加温しながら、気長に水分を自然蒸発させて、純度82度以上に高めているようです。

瓶詰めされた蜂蜜
瓶詰めされた蜂蜜
琥珀色の蜂蜜
琥珀色の蜂蜜

 先週の日曜日、息子は純度計の数値が82度を越えたので、網目の細かい漉し袋で漉して、大小2つの瓶に瓶詰め作業をしていました。私が採集した時の蜂蜜はサラサラ状態でしたが、水分を飛ばした蜂蜜はいかにも濃いいといった感じで、蜂蜜の匂いが当たり一面に漂い、何ともいえない至福でした。息子はこれまでインターネットを使って、様々な蜂蜜情報を仕入れ、ああでもないこうでもないと楽しみながらやっているようです。昨年までは自分でラベルを作って張ったりしていましたが、今年からは瓶蓋の封ビニールに2016年産を示す16という数字をマジックで書いているようです。

 日曜日の夕方、「お父さん、蜂蜜の瓶詰めができたのでどうぞ」と私の書斎へ発泡スチロールの箱に入れて持って来てくれました。先日行なわれた子ども体験塾に小瓶ながら3個、あそこにも2個、こちらにも1個と、差し上げていますが、失礼ながらほんの少しのお裾分けゆえ、味わって食べるほどの量ではないのです。それでも私と息子が協働して作った純粋な蜂蜜なので・・・・。先日私が代表を務めている21世紀えひめニューフロンティアグループのパトロンである関奉仕財団の関理事長さんや藤原さんにもささやかながら蜂蜜を送りました。(昨年このことがご縁で、藤原さんから「みつばち高校生」という本を紹介され、面白い発見が幾つもありました。

  「蜂蜜を 採るのは私 精製は 息子担当 お互い不可分」

  「今年も 純度の高い 蜂蜜を 中瓶・小瓶 入れて裾分け」

  「蜂蜜の 賞味期限は ないそうな 衛生的に 処理していれば」

  「蜂蜜が 縁で広がる あれやこれ 今年も色々 出会い重ねる」 

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