人間牧場

〇親父の三回忌と母親の十七回忌の準備

 親父が亡くなって丸2年が近付き、わが家では明日11日の日曜日に和尚さんを呼んで、三回忌の法要をやることになり、妻が中心になって準備を進めていますが、今年は母親の十七回忌も一緒にやることになりました。昨日は天袋にしまっている祭壇を背の高い息子に頼んで取り出して、居間に飾る作業をしました。

 親父の葬儀、粗彼岸、施餓鬼、一周忌、新盆など、この2年間は休む間もなくやって来る仏事を、これも長男たる私たち夫婦の役目だと思い何とかこなしてきました。今回の三回忌でやっと一段落するものと思われますが、親父の遺影とともに母親の遺影を、久しぶりに取り出し祭壇に飾ると、まるで昔の家族が揃ったような賑やかな錯覚にとらわれ、在りし日の思い出がつい昨日のことのように思い出され、時々準備の手を休めては思い出に耽りました。

 明日は久しぶりに兄弟姉妹や子どもたちが揃いますが、和歌山に住む弟だけは帰省が叶わず、少しだけ寂しい感じがしています。それでもみんなそれぞれまあまあ元気で出席する旨の連絡があり何よりです。集ったら久しぶりに懐かしい昔話をしようと思っています。
 「三回忌 十七回忌の 法要を 営む準備 着々進む」
 「私たち 長男夫婦 家守る 役目背負って 仏事営む」
 「父親と 母親遺影 祭壇に 飾り賑やか 昔髣髴」
 「月日経つ 早さ実感 妻私 70峠 越えて今日まで」 

 

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〇鷹の羽根

 今朝ウォーキングをしていると、特養老人ホーム夕なぎ荘の前で、一匹の鷹が飛んでいるのが目に止まりました。やがて鷹は電線に止まりました。私が近付くと鷹は何かを落として飛び立ちました。糞でもなくどの部分か知る由もありませんが、それは綺麗な綺麗な一枚の羽根でした。

舞い落ちた鷹の羽根

 空中を舞うように落ちてきた羽根は、何か私にメッセージを伝えたかったのかも知れないと、一人思いながら見え隠れして、遠くへ飛んで行った鷹を暫く見つめ、羽根を拾ってわが家へ持ち帰りました。息子と孫がわが書斎に集まって来て、孫に「欲しい」とせがまれましたが、「あとで~」と断わり、あれやこれやと話は大いに盛り上がりました。

 昔は鳥の羽根の根元を削ってインクをつけ、手紙を書いたようなので、私も古事に習って拾った鷹の羽根の先を削って、ハガキを書いてみようと思っていますが、上手く行くかどうか微妙です。それはさて置き、「鷹の羽根」を話題に、少し物語を書いて絵本にでもしたら面白いと思いました。やってみようかしら・・・。また若松進一少年?の好奇心が頭を持ち上げ始めました。(大笑い)

  「ウォーキング 一羽の鷹が 目の上で 飛び立つ瞬間 羽根を一枚」

  「ヒラヒラと 舞うよう落ちた 羽根を見て どこかメルヘン 物語のよう」

  「羽根先を 削ってインク つけて書く はがきも一趣 価値があるかも」

  「鷹の羽根 見れば見るほど 綺麗です 人間技では とてもできぬと」

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〇梅雨入りの日の思わぬ突風被害

 前日九州や山口県が梅雨入りしていたので、四国もそろそろと思っていましたが、昨日の昼頃昨年より少しだけ遅れて四国地方も梅雨に入り、昨日は朝から一日中雨が降りました。午前中はそれ程でもありませんでしたが、午後からは強い雨に加え低気圧の影響で突風が吹き荒れて、ぬかるんだ家庭菜園の野菜類の根元を揺らし、折角順調に育ち始めたナスやピーマン、それに背の高いトウモロコシは倒れたり折れたりする被害に遭いました。

突風でなぎ倒されたトウモロコシ
ひっくり返ったナス畑

 毎年のことゆえ、「またか!!」と諦めていますが、雨が降らず「一雨のお湿りが欲しい」という願いは解決したものの、強風を伴った大雨は思わぬ禍根を残しました。雨でぬかるんでいるので菜園の中には入れません。水が引いて乾けば支柱を建て直したりしながら、早急に復旧作業をしなければなりませんが、何とも気の重い朝を迎えています。

 今朝は雨や風は止んだものの霧が深く立ちこめています。これから1ヶ月余りは、これまでに二度もわが家の裏山が崩れて、大被害に遭ったことがあるので、梅雨の長雨による被害も想定しなければなりません。そんなこともあって妻は、普段無用の長物である雨合羽や長靴をしっかりと用意して、不慮の災害に備えています。私たちは豊かな自然の恵みの中でくらしていますが、自然災害の多い日本に住んでいることも忘れてはならないと思いました。

  「九州や 山口続き 四国でも 入梅したと テレビ報じる」

  「低気圧 近付き雨を 伴った 強い突風 野菜に被害」

  「ああまたか!! 毎年同じ 繰り返し 腹が立つけど どうしようもなし」

  「雨欲しい だけどそんなに 欲しくない 勝手なものと 自分を笑う」

 

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〇トマトの収穫が始まりました

 わが家の菜園には、市場に出荷するでもないのに、ビニールハウスに35本、露地に30本、合計65本のトマトの苗を植えています。「幾らなんでも植え過ぎだ」と、近所の人に笑われていますが、人に笑われようがこれが自分流だと納得し、毎朝夕ビニールハウスの畝間溝に水を流したり側面窓を開けたり、また生育旺盛なこの時期は脇芽をかいて誘引したりと、誰から教わった訳でもない、見よう見真似の作業を続けています。

収獲が始まったビニールハウスのトマト

 数日前からビニールハウス内のトマトが色づき始め、毎日のように少しずつ収獲して食卓に並べ、その味を楽しんでいます。まだスムージーにして飲むほどの量は確保できませんが、そろそろ露地植えのトマトも色づき始めたので、毎朝の収穫がとても楽しみになってきました。トマトにどれ程の栄養があるかは分りませんが、昨年は妻も私も風邪を引かなかったのは、トマトのお蔭だと勝手の思い込んでせっせと世話をしています。

 毎年この時期になると私も活動期で、折角育ったトマトの世話に手が回らず、最後は伸び放題になって後悔するので、今年は性根を据えて最後までしっかりと世話をしようと思っています。昨日、毎年お裾分けして喜んでくれている近所の人から、「トマトはまだなの?」と催促を受けました。その言葉に反応し、ほんの少しだけお裾分けして喜ばれました。さあ今年もトマトを沢山食べて健康に過ごしましょう。

  「菜園の ハウストマト ここに来て 色づきはじめ 毎朝収獲」

  「トマトまだ? 近所の知人 催促の 声を掛けられ お裾分けする」

  「昨年は 一度も風邪を ひかなんだ トマトのお蔭 勝手に思う」

  「朝採れの トマト使って スムージー 間もなく毎日 楽しみ楽しみ」

 

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〇一雨欲しい今日この頃

 今年は梅雨前だというのに、雨のそぶりも見えず、連日雲ひとつない上天気が続いています。それはそれとして洗濯物も乾くし、気分的にも爽やかなのですが、家庭菜園をやっている者とすれば、適当なお湿りが欲しいところです。4日前ジャガイモを掘った跡地に青豆大豆の種を播きました。普通だとこの時期は高温なので4~5日で発芽する予定なのですが、マルチをかけていることもあって水分が足らないの少し遅れ気味なようです。

葉っぱが枯れたサツマイモのつる苗
芽が出始めた青豆の種

 それでも早い種は土を割って、頭を持ち上げているから自然は偉いものです。2日前5月始めに植えたサツマイモのつるが延びてきたので、つるを採りジャガイモの跡地に植えました。残念ながら朝晩水をやったものの、つるについた葉っぱは全て萎れ枯れとなりました。多分サツマイモは強い作物なので、新芽だけは生きているようなので、そのうち回復して伸びてくれることでしょう。

 天気予報だと「明日は雨」のようなので、昨日はタマネギ跡地を耕運機で中耕しましたが、土煙が立つほど乾いていて中々のものでした。豚糞と苦土石灰を万遍に振り撒き耕した畑に少し広めの畝を立て、ジョロで水をやって一晩寝かせました。今日は種から育てた万能ネギ苗をここに移植しようと思っています。わが家は薬味にネギをよく使うため、ネギは年中栽培していますが、種から育てるのは初めてなのでこれからが楽しみです。

  「上天気 続いて菜園 カラッカラ 一雨欲しい 贅沢悩み」

  「ジャガイモと タマネギ跡地 何植える? 思案しどころ あれやこれやと」

  「耕運機 中耕畑 土煙 汗をかきつつ 力を込めて」

  「サツマイモ 伸びたつる取り 安上がり まだまだ間に合う 頑張りましょう」

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〇ドキ土器!高見遺跡見学会

 昨日は双海史談会から、中山スマートインターチェンジの整備に伴う道路整備予定地で、発掘されている高見遺跡の現地見学会の誘いを受け、会員さんとともに出かけました。この手の類の現地見学会に参加するのは初めてなのでまさに「ドキ土器!」といった感じでした。

説明する沖野先生
地層を見ながら

 この日は嬉しいことに、この調査に深く関わっている双海町出身で遺跡に詳しい沖野新一先生の説明が聞けるので、とても楽しみでした。昨日は公民館講座なので地元の人も参加していて、久しぶりに懐かしい人たちに出会いました。

 有り難いことに、いただいた考古学関連年表で時代背景を知ることができ、また石器石材等の難しい専門用語も分りやすく解説してもらい、日ごろは立ち入ることのできない発掘現場に入れてもらい、地層や地質をこの目で確かめることができました。

 また工事現場の仮設事務所内で、発掘された石器や土器片を直接見せてもらいました。今回の発掘現場は、四国で最も古いといわれる3万年前の東峰遺跡に比較的近い場所なので、大分県姫島産黒曜石の矢じりや尖頭器などについても学ぶことができ、また新しい謎が出始めてきました。

 この発掘現場はもう閉鎖される予定だそうですが、子ども教室の子どもたちにも郷土の歴史として見せてやればよかったと、少し手遅れな私たちの浅はかな知識を嘆きました。これまで古い文化など語られることの少なかった双海町ですが、旧石器時代や縄文時代に遡る古い歴史上に生きていた、古代人がいたことにあらためて気付かされた意義ある一日でした。

  「史談会 お誘いあって 見学会 ドキ土器しつつ 発掘現場」

  「踏み入れる ことのできない 発掘の 現場入って 地層まざまざ」

  「出土した 石器や土器を 目の当たり 見せてもらって 思いを馳せる」

  「子どもらに 見せたかったと 今更に 手遅れ悔やむ 浅はか知識」

 

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〇天草の晒し作業がやっと終りました

 このところ、早朝ウォーキングから帰ると、ビニールハウスのトマトに水をやって袖窓を開けると直ぐに、外に干している天草を水桶に入れて水に浸して洗い、サナに広げて干すという「天草の晒し作業を、この10日間ほど毎日のようにやりました。最初はレンガ色だった天草も、そのうち段々と脱色してまるで白髪のような色に変りました。

晒し作業を終えた天草
海から採った直後のレンガ色の天草


 今年の5月末は好天に恵まれたためすこぶる順調で、天草に付着した異物を腰をかがめて取りながら晒しましたが、昨日で水漬けを終え、今日いっぱい乾燥するとナイロンの袋に入れて、倉庫に収納する予定です。わが家の夏の定番デザートは、この天草を使ったフルーツゼリーで、妻の作ってくれるゼリーは孫たちも、勿論私も大好きなので、このところ毎日のように食べています。

 海草は身体に良い食べ物といわれています。天草ゼリーを食べるとお通じも抜群です。今年は沢山作って地下室に保存している梅酒(ホワイトリカーを入れない梅シロップ)を使った、天草ゼリーも作るよう妻に頼んでいます。勿論天草を使った夏の風物トコロテンも、大いに楽しみたいと思っています。

  「レンガ色 いつの間にやら 晒されて まるで白髪の ようになりぬる」

  「約10日 毎日毎朝 天草を 水に晒して 天日干しする」

  「天草を 使ったフルーツ ゼリー食べ お陰なことに お通じ抜群」 

  「今年は 地下室保存 梅酒出し 天草コラボ やってみたいと」

   

 

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〇ホタルの飛び交う季節

 昨日の夕方、夕食を終えてから妻と2人で腹減らしに散歩に出かけました。双海中学校前の橋を通っていると近所の人が、「今晩は。ホタルが飛んでいて綺麗ですよ」と声をかけてくれました。特養施設「夕なぎ荘」の前付近まで行くと、言われたとおり上灘川には沢山のホタルが飛んでいました。

 「綺麗綺麗!!」と2人は、まるで童心に帰って飛び交うホタルを見て回りました。今年はこのところ雨が少なく好天に恵まれたため、ホタルが水に流されることもなく、いつもの年より多い感じがしました。今晩は翠小学校を主会場に恒例のほたる祭りが行なわれます。残念ながら夕方から松山で会議が予定されていて、間に合うかどうか微妙なところですが、ほたる保存会が中心になって既に告知の幟も立って、準備が進められているようです。

 昨日ホタルを見学中偶然にもホタルが一匹妻の頭の先に止まりました。暫くの間観察したあと川岸に放してやりましたが、何とも粋なホタルがいるものです。孫たちはほたる祭り恒例のちびっこ相撲に出場するらしく、私たちの居間で、「ハッケイヨイ、ノコッタノコッタ」と練習して遊んでいます。昨年長男の希心は優勝して凱旋して帰りましたが、はたして今年はどうでしょう。

  「腹減らし 歩いた先の 川べりで ホタルの乱舞 妻と2人で」

  「一匹の ホタルが妻の 頭先 留ってピカピカ 何とも粋だ」

  「今晩は ほたる祭りに 大勢の 人が集り 学校賑わう」

  「今日だけは 雨の心配 ないようだ イベント成功 間違いないと」

今晩はこんな光景が見られる予定です
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〇廃品瓶の再利用

 私たちの地区では、毎月一回不燃物ゴミ回収日がやって来ます。最近は区長さん以下地区の役員さんが、回収日には回収場所に立っていて、ビン類、缶類、鉄類などにきちんと分類していないと、引き取ってくれないので、家族みんながその気になって分類作業をしています。先日親父の地下室を掃除して沢山の不燃物が出てきました。

友人に贈って大層喜ばれた瓶の再利用
地下室に眠る一升瓶に入れた梅酒

 親父は几帳面な生活をしていたので、色々なものをきちんと保存したいました。特にお酒が好きだったので、いただいたり買ったりした珍しい形の酒瓶類は、このまま捨てるのは勿体ないと思い、きれいに水洗いして水気を取り除いて再利用することを思いつきました。わが家の地下室にはこの10年間に漬け込んだ梅酒が沢山あるのです。

 年代ものゆえ琥珀色になった梅酒は、不燃物廃品とはいいながら格好いい瓶に入れると、これはもう上等な品物に変身するのです。先日友人に差し上げたところ大層喜ばれ、飲んだあとわざわざ瓶を洗って、お返しに饅頭を添えて返してくれました。ガラスの瓶を仲立ちにした、ちょっとしたお洒落な交流の気配ににんまりし、これからも続けたいと思っています。

  「地下室を 掃除していて 面白い ガラスの瓶が 沢山出てくる」

  「不燃物 レッテル貼って 捨てるのは 勿体ないと 再利用する」

  「琥珀色 年代物の 梅酒入れ 見事変身 高級リキュール」

  「ちょっと洒落 手をかけ瓶を 仲立ちに 付き合いすると 大きな反響」

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子ども体験塾こぼれ話(木登り薪割り大人気)

 子どもは遊びの天才だと言われていますが、最近の子どもの遊びはゲーム等が中心で、私たちが子どものころ、自然にどっぷりつかって遊んだような遊び方を余り知らないようです。昔丸大ハムのコマーシャルに、「腕白でもいい、逞しく育って欲しい」というのがありましたが、今は「あれも駄目これも駄目」と、危険や失敗を伴う非日常的な遊びから、子どもを遠ざけている親や社会にも問題がありそうです。

木登り遊び

 子ども体験塾はそんな環境の中でもできる、安全な非日常的冒険を、どんどんやらせています。今回は山道を石を持って歩く、薪割を体験する、木登りを体験する、ツリーハウスで遊ぶなどなどを、ごく自然な形で取り入れましたが、薪割りも樹齢150年のヤマモモの木への木登りも大人気で、夢中になってやっていました。残念ながら女の子への配慮が足らなかったと反省をしていますが、次回も遊びを大いに取り入れたいと思っています。

 みんなに釣られて初めて木に登ったものの、下を見ると足が震えて、下りるに下りれなくなって泣き出した子どもがいましたが、もう木には登りたくないはずなのに、登ったり下りたりするうちに段々上手くなって、帰る頃にはかなリ高いところまで昇れるようになり、「写真を撮って」とせがんでいるようでした。そういえば子どもたちの暮らしの中には木登りなどなく、「学校は木に交わって学ぶ」と言いつつ、学校にも木登りのできる木がないような気がします。

  「木登りや 薪割りなどが 大人気 子どもの世界 昔と違う」

  「子どもたち 遊びで大きく 育ちます 体験塾に もっと遊びを」

  「人間の 祖先は猿です 木登りは 生きて行くのに 不可欠ですよ」

  「さあ次ぎは どんな遊びを させようか 思い巡らす だけでワクワク」

 

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