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〇私はコーヒーを飲みません

 コーヒーを飲まない私を見て、「あんな美味しいものを飲まないなんて」と、コーヒー好きな人からは不思議がられます。また妻からも「コーヒーを飲む人はガンにかかりにくい」などと言われコーヒーを勧められますが、「嫌いなものは嫌い」とかたくなに飲まず嫌いを貫いています。はてさて私のコーヒー嫌いはいつ頃始まったのか考えてみると、確か小学校1年生の時初めてコーヒーを口にしたその時、とても苦かったことから「こんなもの飲めるか」と相なった次第です。

 そんな私の長男に、こともあろうかコーヒー店を営むお店の娘さんが嫁いできました。本来ならコーヒー嫌い=若嫁嫌いになるはずですが、それとこれとは別な話で、今ではその若嫁と同じ屋根の下で暮らし、今では鬼嫁となって私と口相撲を取りなら、毎日楽しくやっているのですから世の中は面白いものです。その若嫁も2年前に亡くなったお父さんの後を受けて、コーヒー店でお母さんとともにコーヒー豆を自家焙煎しに毎日松山まで通っているのです。

 私はコーヒーを飲まないため、友だちのように行きつけの喫茶店はありません。それでも時々妻と一緒に嫁の働く喫茶店へ立ち寄りますが、普通の常連さんは「ブラック」と言ってコーヒーを注文しますが、コーヒーを飲まない私は「ホワイト」と言ってホットミルクを注文するのです。情けない話で、「酒もタバコも賭け事も、女もやらず百までいきたばかがいる」と、どうやらわ私のことのようです。

  「酒飲まず タバコも飲まず コーヒーも 飲まない私は 変わり者です」

  「息子嫁 何の因果から 分らぬが コーヒー出す店 看板娘」

  「ブラックと 注文せずに ホワイトと まるで漫才 大笑いする」

  「コーヒーもタバコも飲まず 長生きを 百までしても 大馬鹿者だ」

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〇干しワカメ作り

 春がやって来ました。間もなく雑草が伸び始めるのを前に、家庭菜園では冬の名残の片付け作業を行っていますが、この時期は年度末で何かとスケジュールが立て込んでいて、加えて三寒四温の巡りの中で3~4日に一度は雨が降るので、スケジュールと天気が合わず、ちょっと油断すると時機を逸してしまうのです。今は春の大潮の時期に採集してきたヒジキとワカメの処理が忙しく、炊いたヒジキを干したり、湯がいたワカメを干したりしていますが、天気が安定しないので気が気ではありません。

庭でのワカメ湯がき
洗濯物星を使った干しワカメづくり

 それでもヒジキは何とか今日で乾燥が片付きそうですが、ヒジキほど手間ではないワカメも、湯がいた後茎の部分から半分に割って干す作業に一苦労しています。これまでワカメを干すのは庭にビニール縄を張って干していましたが、これだとにわか雨が降った時取り込むのに苦労することから、昨年物干し用の道具を買い、専用にして使っていますが、。これが中々の優れモノで、風を受けると干したワカメがクルクル回って乾燥を助けるため、2日も干せば取り込めるほどに乾燥するのです。

 今のところ物干し用の道具は3個しかないため、4回に分けて干しましたが、今朝は最後の残りを洗濯ばさみに挟んで干しました。今朝は寒の戻りとでも言うのでしょうか、とても寒い朝で、冷たいワカメを持つ手の指はかじかんで、挟むことさえ困難な状態でしたが、我慢して何とか干すことができました。これで夕方までには粗方乾き、取り込むことができるようです。今年もこれでワカメは100%自給できる予定です。天草・ヒジキ・ワカメなどの海の恵みに加え、切り干し大根・干しシイタケ・蜂蜜などの山の恵みも加わり、わが家の自給率は、目標通り家庭菜園の野菜とともにかなり高くなりました。

  「大潮に 採ったワカメを 外で茹で 水で晒して 干しワカメする」

  「これまでは 庭にビニール 紐を張り 干していたけど 今は物干し」

  「いやあ便利 場所をとらずに 陰干しが できるアイディア 何かと便利」

  「かじかんだ 指で何とか ワカメ干す 一年分の ワカメをゲット」

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〇やっぱりおくてのみかんが美味しい

 このところ、柑橘生産日本一を40年以上にわたって続けている愛媛県では、沢山の柑橘品種が出回っていますが、紅マドンナや甘平、清美、宮内伊予甘など超一級の名の知れた品種を除けば、柑橘産地でも知らない名前の柑橘が殆どで、昨日も久しぶりに出会った友人から、あれやこれやの品種を説明をして一袋いただきましたが、自宅へ帰って思い出そうとしたものの、「はてさてこれは何という品種だったっけ?」と思い出せないありさまでした。

いただいたおくてみかん

 一昨日普通温州みかんを友人がわが家へ届けてくれました。いわゆる昔懐かしい「おくて」のみかんです。最近は少しでも珍しい間に早く市場に出して、少しでも高く売りたいという農家の方の思いもあって、極早生や超極早生の栽培が盛んになっていますが、年末に収穫して貯蔵庫で眠らせて、この時期に食べるおくてのみかんは、味といいこくといい、「これぞみかん」と納得するにふさわしい美味しさで、何よりも皮を剥いて食べやすいこともあり、昨日はコタツの中に足を突っ込んで、5~6個も食べてその味を堪能しました。

 ふと少年の頃のことを思い出しました。私たちが子どもの頃はみかんは貴重品でした。わが家は幸せなことに半農半漁だったため魚もみかんも事欠きませんでしたが、みかんを長期保存するほどではなかったので、3月を過ぎるこの頃のみかんは、共同選果場から出るいわゆるハネもので、傷がついたり少し傷みかけたものを包丁で切り落として食べていました。傷みかけたみかんは完熟ゆえに美味しく、ほっぺが落ちるほどでした。お百姓さんが汗水たらして作ったみかんを、粗末にせずに感謝して食べる思い出は、今も心に深く焼き付いています。

 「日本一 柑橘産地 ゆえなるか 品種多過ぎ 覚えられない」

 「この時期は いわゆるおくて 貯蔵した みかん美味しい 私大好き」

 「手や顔が 黄色くなるほど 食べていた 少年の頃 ゆえに風邪など」

 「一年中 柑橘類を 食べている これも幸せ ご当地恩恵」 

 

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〇たった一日のことなのに

 今朝も朝5時、まだ外は暗い中をウォーキングに出かけました。昨日の穏やかな天気が嘘のように、地面は既に天気予報通り雨で濡れ、通称やまぜと呼んでいる南西の風が強く吹いていたものの、雨は止んでいました。傘も持たず天一稲荷神社から伊予銀付近まで歩くと、伊予灘由利島沖合辺りでいな光がして、音は遠くて聞こえなかったものの、一瞬カメラのフラッシュのように辺りの様子が5~6回見えました。

 その内雨がポツリポツリと落ち始めました。やばいと思い、少し足早に小走りして日ごろのコースを断念し、家を目指しましたが時既に遅く、大粒の雨脚が強くなってまるで濡れネズミのような格好で家にたどり着きました。いやはや参った参ったでした。脱衣場に入り服を全て脱いで汗や雨で濡れた身体を、乾いたタオルで拭き着替えをしましたが、昨日と今日の天気落差を思うと、たった一日のことなのに春は三寒四温の回転が速く、油断はできないと思いました。

採集したワカメ

 昨日私は、菜の花ウォークの後、陽気に誘われて性懲りもなく一人で3日前に続き磯遊びをしに出かけました。ヒジキは十分ゲットして加工しましたが、ワカメはまだ少し不足していたからです。前回見つけていた私だけの穴場に降りて、草刈り鎌で波打ち際の磯に生えたワカメを、予想以上に沢山撮ることができました。昨日は大潮最後の日で、今日からは中潮になって引き潮の時間が遅く、引き際度合も少なくなってワカメが採集できないことを思うと、昨日は天気も良く穏やかでラッキーな思いつきでした。

 今日は天気の様子を見てワカメの湯通しをしたり、お裾分けをしなかればなりません。茶色のワカメが湯通しすると目の覚めるような緑色に変身する様子を見るのも大好きです。今日は先日facebookで見た宇和島市吉田町の鹿島さんに見習って、ワカメのしゃぶしゃぶ、つまり湯通ししていない茶色のワカメを水洗いして一口サイズに切り、卓上コンロの上に土鍋を乗せ、お湯が沸いた所へワカメを箸で入れ、居ながらにして化学変化した緑色のワカメをしゃぶしゃぶし、ゴマダレか酢醤油で食べるというマジックをやろうと思っています。

  「ウォーキング いな光した 道すがら 降り出した雨 ずぶ濡れネズミ」

  「昨日午後 穴場の浜で 磯遊び ワカメ沢山 ゲットしました」

  「さあ今日は 天気見ながら ワカメ湯で 知人友人 お裾分けする」

  「友人の facebookを 見習って ワカメしゃぶしゃぶ 面白そうだ」 

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〇切り干し大根の白とヒジキの黒

 わが家の一年中の食卓を飾るものに、切り干し大根と干しヒジキがあります。いずれも冬の寒い間に作るため、手がかじかんで少々難儀をしますが、自給率100%の保存食なので、腕によりをかけて私一人で作っています。切り干し大根は既に出来上がって今は天気を見計らって仕上げ干しを行っていますが、ヒジキは海の物ゆえ大潮でないと材料となるヒジキを採集することができないため、大潮が旧暦の1月15日である3月2日に目星をつけ手ぐすね引いて待っていました。

干した切り干し大根
干しヒジキ

 その前日と前々日に時ならぬ春一番の雨を伴った強風が吹きましたが、幸い3月2日は風雨も収まり、午後2時から磯に出てヒジキを鎌で採集、持ち帰ってかまどに大釜を掛けて延々3時間煮て朝まで蒸しました。あくる日は広島へ講演に出かけたため、今朝は大釜の蓋や覆っていた麻袋を除け、取り出し作業に取り掛かりました。ヒジキは焦げ付かせることもなく思った以上の仕上がりでした。それらを戸袋に入れ、親類や知人の処へお裾分けしてあげして喜ばれました。

 さて残りはサナにヒジキを万遍に広げて、脚立梯子の下にキャリーを敷いて、日当たりのよさそうな庭に並べて干しました。サナは6枚ほどになりました。今日は天気が良かったので、表見は粗乾きしましたが、三寒四温の巡りが激しくなって、明日はどうやら雨の天気予報のようです。夕方雨の遭わないよう東屋に入れて準備万端整いました。明日が湯がきだちのヒジキを煮つけにしたり、ヒジキサラダにしてドレッシングで食べようと思っています。

  「色白の 切り干し大根 その次は 黒いヒジキを 作っています」

  「自給率 高めるための 一苦労 特にヒジキは 手間暇かけて」

  「切り干しや ヒジキの味が 恋しいと 思う私は 古い人間」

  「お天気を 毎日気にし 過ごす日々 朝晩あれや これやと多忙」

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〇16夜のお月さんと一緒に仲良く歩きました

 3月に入ったせいかも知れませんが、どこか春の気配が漂い始めました。今朝は西の空にまん丸い16夜の煌々と輝くお月様を見ながら、白夜に照らされた道でウォーキングを楽しみました。このところ、朝は手袋をしていても手がかじかむほどの寒さだったので、家から保育園前を経て天一稲荷神社までは軽いジョギングをしていましたが、さすがに今朝は暖かくて、神社の入り口では汗ばむほどになって、ウォーキングにギアーを入れ直して歩きました。

月と一緒に歩きました

 私が家を出るのは殆ど毎日朝5時20分ですが、その時間に新聞販売店の前を通ると何かと忙しそうで、新聞配達員の人たちが新聞を持ってあちこちへ散らばって行く時間帯でもあり、自転車・単車・乗用車に気を付けて走ったり歩いたりします。こちらの姿は見えていると自分では思っていも、相手が急いでいるとただ歩いているだけの私の姿など、まるで識別できないようで、今朝は自転車と少しハッとするニアミスがありました。

 3月に入り夜明けが少しずつ早くなり、午前6時に辺りが明るくなり始めました。年末からずっと肌寒い暗闇の中を一人黙々と歩いていましたが、これでやっと人の姿や周囲の景色が見える、明るい中でのウォーキングが楽しめそうです。今年は雨が降らず天気の良い日が続き、雨でウォーキングやジョギングができない日は殆どありませんでした。最も雨が降っても長靴を履き、傘をさして一日1万歩を目指して歩くこだわりの私には関係のないことですが、それでも今朝のように晴れた朝を迎えるとどこかホッとします。

  「3月に 入るとどこか 春めいて 少しウキウキ 気分になりて」

  「このところ 真っ暗な中 ただ一人 かじかむ指に 息を吹きかけ」

  「春ですね 6時に外が 明るくて 出会う人たち 顔まで見える」

  「菜の花や 月は東に 陽は西に こんな名句を 思い出しつつ」

 

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〇松山五行歌会2月歌会

  一昨日松山五行歌会の見山あつこさんから2月歌会の報告書が届きました。私の今月の投稿歌は次の通りです。
 孫と約束
 マラソンで一等
 ツリーハウスのプレゼント
 まさかまさかの一等賞
 あえぎながら造る日曜大工

  いつものことながら次のような講評が添えられていました。
 ☆はしるのがおじいちゃんなら、「応援してくれな。一番になったら応援のお礼にツリーハウスを造ってやるけん」と、こんなやりとりがなされたのかも。想像するだけで楽しい話です
 が、一等賞をとったのはやはりお孫さんでしょう。おじいちゃんにとっては「まさかまさかの」で、嬉しい誤算。最後は約束を守ってしんどい仕事もやり遂げた、いいおじいちゃんです
 ね、と皆さんが感心しておりました。

建設途中のツリーハウス

  私の添え書き私信も紹介してもらいました。
  12月に2年生の孫のマラソン大会がありました。練習3等ゆえ多分1等にはなれないと思い「1等になったら庭にツリーハウスを造ってやるから頑張れ」と安易な気持ちで秘策を教えてや
 りました。孫は頑張り何と1等に。約束通り冬休みにツリーハウスを。孫の友だちも毎日やって来て、千客万来。育爺の面目を保ちましたが、これからは安易な約束はできないと、肝に
 命じました。(添付した写真まで「若松さんが手作りのツリーハウス見事です」)と文字入りで紹介していただきました。恐縮しました。

 「五行歌に 孫とのやりとり 書きました こぼれ種です 小さな幸せ」

 「投歌した 歌に丁寧 批評添え 送ってくれる 嬉しい限り」

 「一ヶ月 あっという間に やって来る 今月の歌 締め切り迫る」

 「私など 無芸大食 価値のない 人間ですと 本当言って」

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〇新聞記事

 この1か月ほど、故障していたプリンターが、息子に修理をしてもらいやっと使えるようにりました。修理といってもパソコンとプリンターを無線ランでつないでいる、ソフトをいじくっただけながら、パソコンに弱い私にはできない芸当なのでただただ感謝するのみです。パソコンに内蔵している機能にスキャナーがあります。新聞や雑誌などの掲載記事を、パソコンに取り込むにはなくてはならないのに使うことができませんでしたが、これも復旧してもらいました。

デイリースポーツ新聞記事

 さあにわかに活気づき、溜まっていた文章をプリントアウトし、新聞や雑誌の記事もスキャナーで取り込み、順次データーとして保存し始めました。お陰でこのところのモヤモヤが晴れ、少しだけ整理整頓ができたように思います。スキャナーした新聞の記事に、2月15日付のデイリースポーツ新聞がありました。妻が「下灘駅が載っているから」といって職場で貰って来たもので、私の机の上に置いてくれていました。妻は私がかつてまちづくりを担当していたこともあって、時々こうして、双海町に関係のあるような印刷物を集めてくれるのです。

 新聞は「四国再発見」という特集記事で、JR下灘駅やその周辺のことが3分の1もの紙面を割いて特集されていました。下灘駅のプラットホームを使って夕焼けコンサートを開いたのはもう30年以上も前の出来事です。以来下灘駅は多くの人たちの熱い思いによって受け継がれ、今では外国人も含め沢山の観光客が訪れるようになりました。これも情報化社会のお陰かも知れないと30年の時の流れを懐かしく振り返るのです。今週末の日曜日には菜の花ウォークも開かれる予定です。

  「プリンター 使用不能の 一ヶ月 悶々の日々 やっと終わりぬ」

  「パソコンと 無線で結ぶ プリンター 息子手助け まるで神様」

  「スキャナーで 新聞雑誌 取り込んで これで安心 いやいや不安」

  「これでもか 言うほど紹介 される駅 無人駅でも わんさ人来る」

 

 

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〇東京雑感

 ・東京は島倉千代子の「東京だよおっかさん」の歌に歌われているように、まるで田舎のお祭りみたいに人が多く、地下鉄や山手線などの電車の中は押し合いへし合いで、私のような田舎者には少々疲れます。でもそれほど人が沢山いても誰も声をかけることもなく、人混みの中をニアミスってな感じで、ぶつかり合わず無機質に行き交います。出会えば必ず時候のあいさつや近況まで話す田舎とは大違いです。久し振りに東京へ出て混雑を見ると、空気を美味く感じる田舎の良さをしみじみ思いますが、地元に帰るとまるで時間が止まったような物足りなさを感じるのも事実です。その意味で、異文化ギャップを感じるような東京へもたまには出かけなければ、脳も体も錆び付いてしまうかも知れません。

変なホテルの看板

 ・東京はある意味一日中起きていて眠らない街のようです。平日の午前2時や3時でも一歩入ると、ネオン輝く繁華街は酒の匂いと人で溢れ、車もひっきりなしに走っています。大都会でありながら世界でも治安の比較的良い東京にも、国際化の波が押し寄せ、四方をぐるり見渡せば外国人の顔が沢山見えて、「ここ日本?」と感じるほど外国語が飛び交っています。

 ・電車に乗って気が付くのは、座席に座っている人の殆どは、窓の外などに目をやるでもなくスマホに夢中で、何気なく見えるスマホ画面はゲームであったり、配信された音楽をイヤホンで聞いたりして、雑踏の喧騒の中であっても、自分というバーチャルな空想社会に陶酔しているようです。それでも電車を乗り過ごすこともなく、3つ4つの動作を間違えずにこなすのですから、まるで10人の人の話を同時に聞いたといわれる聖徳太子より、都会の人は凄い能力です。

・昨日の朝、ホテルのレストランで朝食を食べながら外の景色を眺めていました。すると隣に珍しい看板が見えました。看板には「変なホテル」と書いていました。奇抜なこの看板は、凡人の私でさえ気が付くほどですから、ひょっとして巷では話題になっているのかも知れませんが、こんな「変なホテルに一体誰が泊まるのだろうと?」と一瞬疑いました。見れば東京は看板天国、見ただけでは分からない意味不明な看板がずらり並んでいます。

・喧嘩を売るつもりで、「農林水産省と文部科学省の言うことの反対をしたら世の中は上手く行く」と、研修会の発表の中で話しました。だって減反も田舎に相当の苦痛を与え失敗しました。言われた通り教育をしたらいつの間にか、学校も統廃合され町や村から学校が消えようとしています。誰も説明責任も果たさぬまま、地方創生などという新しい言葉を並べ立てています。怒られるだろうと思ったら「その通りだ」と同調されズッコケてしまいました。

 ・私たちの住んでいる地方と都会の間には大きな時代という川が流れていて、橋も船もお粗末で渡るすべもありません。私たちの後ろにも川が流れていますが、そこは三途の川といって私たちが人生の最後に渡る川なのです。この2つの川に挟まれた私たちの住んでいる所に流れる本物の川は、都会やあの世に流れるバーチャルな川とは違ってリアルです。今年も去年と同じように春の小川はサラサラと流れています。

「東京は たまに行くから 楽しいと あちらこちらを お目目パチクリ」

  「東京は 世界の人が 憧れる 素敵な街と 思えるほどに」

  「ある歌手が 時代遅れと 言う歌を 歌ったけれど それはわたくし」

  「ふるさとに 帰って気づく 夜さ悪さ 時間止まって いるよな感じ」

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◯東京での発表

昨日の文部科学省での集会名称は、「学びによる地域力活性化全国コンファレンス教育格差解消プラン全国協議会」という、まるで舌を噛みそうな肩苦しい会議です。しかも私の肩書は「学びによる地域力活性化コンフィァレンスin愛媛実行委員会代表」ですから、相当偉そうです。壇上に上がるに当って私はある奇策をとっさに思いつきました。ナップサックに入れて愛媛から持ってきた8個のミカンを演台の上に並べ、今後のキーワドとしてスライドに映し出した、「ひと・情報・交流・資金・学習・場所・組織・目標」という8項目になぞらえて話ました。

壇上で発表する灘岡さんと私

この奇策とも思える作戦は、私がよくやる話術最初の「つかみ」ですが、どうやら図に当たったようで、終了後参加した夕食懇談立食パーティーでは、この話を肴に沢山の人が私の元へ名刺交換にやって来ました。私たち一行は昼ごはんの時期を逸していて、空腹に駆られてガツガツ食べようとしましたが、名刺交換や談笑が忙しく、食事も程々でした。私たちのセッションが終わると、今度は分科会に分かれて発表会があり、7団体の5番目に仙波事務局長さんの話がありました。

会場設営がまずく、同じ会場で2つの分科会が同時進行したため、話が交錯し中々聞き取れませんでした。そんな中でも仙波さんの話はとてもいい発表で、流石だと心強く感じました。会議終了後の懇親会の後、愛媛4人、徳島2人、国社研3人で居酒屋へ繰り出し、8夜遅くまで楽しい飲み会をしましたが、久しぶりに東京の夜を満喫することができました。宿舎である銀座キャピタルホテルへ着いたのは夜の10時30分を回っていました。昨日一日楽しくも充実した一日でした。

居酒屋にて郡谷さんと白井さんと

「発表の 手順が狂い リュックから みかん8つを とっさに取り出し」

 「アドリブも ここまでくると 芸の内 つかみの話 みんな驚く」

 「東京で こともあろうか 壇上に 上がって発表 弁えもせず」

 「東京は 地方の人の 集う街 どこか懐かし 田舎の言葉」

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