人間牧場

〇やっと一箱

 私は家の裏と人間牧場で蜜蜂を飼育していますが、昨年から何が原因なのか分かりませんが、蜜蜂が寄り付かなくなり、一昨年まで大量に採れていたいた蜂蜜が超絶不調で、昨年は僅かに一箱、それも季節外れの冬場に1升しか収穫できませんでした。近所に住む友人も何人か家の周辺で蜜蜂を飼っていますが、同じような状態だと嘆いているので、私一人ではないようです。

巣箱の前にできた蜂玉

 今年も家の裏で蜜蜂の師匠からいただいたキンリョウヘンを少しずつ増やし、家の横のビニールハウスに入れて冬越しさせ、幾つかは花をつけたので、主だった所へ花を置いていますが、蜜蜂がちょろちょろはするものの入居には至らず、「ああ今年も駄目か」と諦めていました。ところが一昨日巣箱の一つに何やら黒い塊があることに気が付きました。蜂玉のようでした。

 蜂玉はビワの木や柿の木などに分蜂したミツバチが群がる現象ですが、巣箱に入ればよさそうなものを、思わせぶりに入るでもなく少しの間蜂玉のままでした。せっかくの来訪なのでゴム手袋をはめ、防虫ネットを被って刺されないよう防備し、鉢球をそっと刺激しないよう壊して、巣の中へ誘導してやりました。蜂玉は余り大きくなかったので入居の確率は五分五分ですが、何匹かは飛び立ったり巣に戻ったりしているようでした。

 もう巣箱の前に置いたキンリョウヘンの花も散り始め、今年も絶不調は続くものと思われ落胆の色は隠しきれませんが、こんなこともあると諦めていますが、この時期はみかんの花も満開で、蜜源はあるのになあと思いつつ、蜜蜂のわがままな行動に一喜一憂しているこの頃です。友人から「蜂蜜が去年は届かなかった」と、苦情とも思える不満がメールで届いています。

 「今年も 蜜蜂入居 絶不調 何が原因? 分からぬままに」

 「蜂蜜が 届きませんと 仲間から メールが届き 言い訳しつつ」

 「蜂玉に そっと手を入れ 蜂たちを 巣箱いざなう 入居願って」

 「キンリョウヘン 花もそろそろ 散り始め シーズン終わり 落胆の色」

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人間牧場

〇野菜の美味しさお裾分け

 今年の春は水口種苗店から貰った、キャベツやブロッコリー、それにサニーレタスの苗に、防虫ネットを被せて育てた結果、今頃になって全てが綺麗に成長し、収穫の時期を迎えました。キャベツは柔らかい春キャベツ系で、毎朝人後とキャベツをミックスしたスムージーとして使っています。ブロッコリーは1本の茎に1個しか実をつけないので、僅か15本ほどなので、わが家と同居若嫁が3日のサイクルで料理に使っていますが、この時期はブロッコリーも早く収穫しないと、花芽が大きくなり過ぎてしまうので、注意しながら収穫しています。

防虫ネットのお陰でこんな綺麗な野菜ができました。

 サニーレタスは葉っぱを下から順に摘み取って食べても、また葉っぱが盛り上がって来るので、綺麗に流水で洗い、生のままでゴマドレッシングなどをかけて食べています。この時期野菜は端境期で冬~春野菜が終わり、夏野菜はもう暫く待たないと収穫できません。夏野菜の代表格であるキューリは、もうそろそろ初物が食べられると期待していたのに、1週間前の大風で、5本の内4本までが風で吹き飛ばされ、接いだ部分から無残にも折れ、先日4本の苗をホームセンターで買い求め植え直しました。

 昨日、サニーレタスを近所の人にお裾分けしたところ、お礼にと双海町の海岸で取ったというモズクをいただきました。モズクといえば沖縄が有名な産地ですが、聞くところによると双海町でも取れるというのです。その人は自生している場所を自分だけの秘密の場所だと思っているらしく。教えてはくれませんでしたが、モズクh大好物なので、今度暇を見つけて探してみたいと思っています。

 「野菜苗 植えた上から 防虫の ネット被せて 立派な野菜」

 「無農薬 ゆえにネットで ガードした お陰で虫の 被害に遭わず」

 「お裾分け 野菜の代わり 町内の 海で採れたる モズクいただく」

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人間牧場

〇倉庫の片づけ

 昨日は朝から雨が一日中降りました。毎年行われる予定だった灘町一丁目公民館のウォーキング大会も早々と中止の有線放送が流れたため、前夜深夜遠足というウォーキングから帰っていた息子と相談して、気になっていた倉庫の片付けを行いました。

 この倉庫は4年前に亡くなった親父が大切にしていた道具類をしまっている場所です。他の場所は何回かに分けて片付けを終えていますが、ここが最後の片づけ場所となりました。乱雑ではなくきちんとあるべきところに片づけて置かれていたものの、親父にとってはお宝の類がまああるはあるはで、午前8時から昼食を挟んで午後2時までかかりました。

 さてこれらのお宝ともゴミともとれるものの処分をどうするか考えた挙句、いつもこんな時手助けしてくれる、馴染みの廃品回収業者に電話を入れ、雨の中を引き取りに来てもらいました。金具類など金目になるものを全部差し上げる替わりにゴミ類も、一緒に相殺して引き取ってもらいましたが、業者の軽四トラックにどっさり1台あって、雨の中で多少濡れながら業者2人と息子と私でやっと片づけを終えました。

 今日は寸暇を惜しんで、棚の整理を行い電動工具類を収納し、自分の使い勝手のいいように片付けたいと思っています。親父が亡くなって既に4年になるというのに、親父の幻影を引きづって歩く自分の体たらくに、多少歯がゆい思いもしていますが、これでまた少し自分流の生き方に近づいたものの、一緒に手伝った息子の目に私の姿はどう映ったでしょうか。

 「雨の中 息子と二人 あれやこれ 倉庫片付け 親父の遺物」

 「出したゴミ 廃品回収 業者来て 馴染みがゆえに トラック一台」

 「じいちゃんが 生きてたならば 嘆くかも 息子の言葉 グサリと胸に」

 「何となく 最近片付け 気になって 老い先算段 これでいいのだ」

 

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人間牧場

〇睡眠負債

 最近新聞や雑誌で「睡眠負債」という言葉を目にするようになりました。負債といえば経済的によく使われる言葉ですが、睡眠の世界にも寝不足による色々な障害が出てくるようです。心配が多かったり極度な興奮状態になると中々寝付かれなく眠りが浅かったりして、何となく体に覇気がなくボーとしていることはよくあることです。一方運動や労働をしたり悩みのない日々を過ごしていると寝つきも良くぐっすり眠れて、次の日は何かと元気で過ごせるのです。

 人生のおおよそ3分の1は寝て過ごす訳ですが、私たちは眠りについて意外と知らないことが多いように思うのです。私は若い頃から1日4時間、つまり夜12時に寝て朝4時に起きるという、1日8時間の睡眠時間を取る標準的な人の半分ほどしか寝ないで過ごしていました。それでも熟睡するから大丈夫だと、睡眠時間が短いことを指摘されても、我関せずで今日まで生きてきました。多分1年に何日か24時間、まるで死んだように眠って確保した睡眠貯蓄によって、かろうじて睡眠負債をチャラにしていたように思うのです。

 最近妻が「お父さん、そんなに寝なかったらそのうち永眠する」と、まるで落語や漫才のネタ話のようなことを言っていますが、その助言を受けて最近は10時過ぎに就寝し、午前4時に起床するという睡眠時間6時間型人間になりました。勿論寝つきもよくたった5分で夢の世界へ旅立つので、黄金時間といわれる寝てから90分も十分で、ノンレム睡眠(脳も体も眠っている睡眠)とレム睡眠(脳が起きていて身体が眠っている睡眠)のバランスも良いようです。

 いい睡眠は体温と脳のスイッチが正しく入れることだそうで、寝る90分前にお風呂に入ったり、寝る前に緊張感を解きほぐしてリラックスすれば、ノンレム睡眠の質が良くなってグロースホルモンが沢山分泌され、心と体のバランスが保たれるようです。睡眠負債は今のところ私にはないように思うものの、時々会議中に眠気を催すことがあるのは、やはり睡眠負債があるからなのか、それとも加齢のせいかも知れません。もう一度自分の健康維持のため睡眠のメカニズムをよく考えて見たいと思います。

 「新聞や 雑誌よく載る 流行語 睡眠負債 分かる気がする」

 「楽天な 暗記孫六 私ゆえ 睡眠負債 ないと思うが」

 「寝て5分 夢の世界へ 寝つきよく 自称私は ノンレム人間」

 「これからも 睡眠十分 取らねばと 今に永眠 言われてドキリ」 

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人間牧場

〇男だのに座り小便

 朝から下ネタですみません。わが家は築40年以上経っている日本家屋で、1階は5部屋にトイレと風呂と脱衣場と2つのダイニング、2階は4部屋とトイレとかなり大きくて広い家です。息子たちが同居を始めるに当たり、設計の仕事をしている息子の指図で、わが家の貧しい家計にしてはかなりお金をかけて室内を大改造しました。勿論「トイレは文化だ」と言い張る息子の説得力のある言葉に負けて、和式から様式へと変えたのですが、それまで男性陣(私・息子・孫2人)は男性専用の立ち小便でした。

わが家のトイレ

 ところが様式になるとこれまでのような立ち小便はできなくなり、息子の指導で女性と同じに座り小便となりました。あくせく動き回ったり、小便回数が近くなった私には何かと首をかしげたくなりますが、それでも習慣化して5年が過ぎた最近では何の違和感もなくなり、むしろ大小とも用を足せばセンサー機能が働き、自然流水で洗い流してくれ、匂いも残らないトイレは、息子の言う「トイレは文化だ」としみじみその快適さを実感しています。

 その昔といっても、合併浄化槽を入れたころですからそんなに遠くない何年か前、親父の隠居に様式の水洗トイレを作ったところ、和式しか使ったことのない親類の叔父さんがわが家にやって来て、洋式トイレの使い方が分からず、スリッパをはいて様式便座の上に中腰で座って用を足したり、ウォッシュレットのボタンを押して水が周りに飛び散り、大騒ぎした逸話は、田舎の笑うに笑えない微笑ましい話題でした。

 トイレに入ると自動的に便座の蓋が開き、終われば自動的に流れて蓋をしてくれるトイレは、私たちの生活様式を一変させました。昔私たちが中学生の頃は、学校のトイレは全て汲み取り式で、学校の職業家庭科の授業には、トイレの汲み取りがあったり、落とし紙も新聞を切った紙をクシュクシュクシュと揉んで使っていました。今の子どもたちに話したら「嘘~、本当?」とまるでおとぎ話の世界です。やっぱり「トイレは文化だ」と、今朝も用を足しながら思いました。

 「わが息子 トイレは文化だ 説得し 家のトイレは 全て様式」

 「センサーが 人の気配を 感知して 蓋開け終われば 処理してくれる」

 「50年 前に通った 中学じゃ 授業で肥汲み 本当にやった」

 「小便を 座ってやってる 男ども 男女平等 少し違和感」

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人間牧場

〇珍しい花のプレゼント

妻が小西さんから貰ったさくらひめ

 昨日わが家へやって来た、伊方町瀬戸塩成の木嶋さんに会いに小西さんがやって来ました。その折居合わせた私の妻に、小西さんから花の鉢植えをプレゼントしてもらいました。

 聞けばこの花は最近愛媛県が開発した「さくらひめ」という品種だそうで、小西さんの説明を聞きながら、桜に似た五弁の花それぞれに珍しい斑点があることに気が付きました。

 最近は果樹も花卉もバイオ技術が進んでいて、〇〇×〇〇で、自然界では存在しない品種が作れるようになりました。勿論高度な技術と高い開発費、それに情熱がかかっています。

 今はマネしようと思えばそうした苦労をいち早く盗み取ることもできるので、特許などの対抗措置を取ってガードしていますが、市中に出回るものだけに鍵もかけられず厄介です。

 小西さんから花をプレゼントされ妻は大喜びで、早速玄関先へ飾りましたが、わが家の玄関は先日三宅島の佐久間さんから送られたカサブランカとともに、香しい香りが漂っています。

 「珍しい 見たこともない さくらひめ 桜の花に 似ていて非なり」

 「行政が 技術開発 した花は 特許守られ 市中出回る」

 「プレゼント 花を貰って わが妻は 大喜びで 早速飾る」

 「自然界 存在しない 幻の 花の名前を 聞いて納得」

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人間牧場

〇野菜倉庫の改造

 家庭菜園で色々な野菜を年中作っていますが、玉ネギとジャガイモは、一年中使うものなので、大切に倉庫の隅へ保管していますが、妻によるとジャガイモを何者かが食べているというのです。現場を見た訳ではないのですが長年の経験から、多分動物の仕業しかもネズミの仕業ではないかという結論に達し、倉庫の改造を頼まれました。だからといって倉庫の中を二重張りにする程でもないので、早速思案しました。

高床にして網で囲った食材倉庫

 まず通気をよくするために、親類の鉄工所から貰ってきて、わが家書斎の掃き出し窓下に置いていた1,20m×0.80mのステンレス製広敷を、丁度よい寸法だったので持ち込みました。少し窮屈ながら柱を削ったりして程よく収め、上に収納箱を置いてみましたがバッチグーでした。さてその後どうするか考えた挙句、漁師さんから貰っていた少し大きめの網目の網の両端を縫い合わせ、上下に巾着のように紐を通して出来上がりセットしました。

 思った以上の出来上がりだったので、仕事から帰った妻に見せると、まだ半信半疑で納得が行かないようでしたが、作った私が満足しているので、取り合えず使ってみることにしました。昨日はジャガイモと玉ネギの残菜を片付け、収納箱を綺麗に水洗いして天日に干し終わりました。あとは今月末ころ収穫予定のジャガイモと玉ネギを入れて保管したいと思っています。吉が出るか凶になるか、半信半疑ですが、多分これで大丈夫だと自分に納得させています。

 「倉庫隅 保管ジャガイモ 何者か 侵入かじる あいつの仕業」

 「丹精を 込めて作った ジャガイモと 玉ナギともに 貴重な食材」

 「漁師さん 貰った漁網 加工して 周りを囲う 出来栄え満足」

 「月末に なるとジャガイモ 玉ネギを 収穫保存 これでいつでも」

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人間牧場

〇カブトムシ飼育の防護網製作

 わが長男息子は、私が数年前人間牧場に造った腐葉土ストッカーを使って、昨年からカブトムシの養殖を始めました。養殖といってもそれほど大したものではなく、落ち葉を入れて作った腐葉土の上に、カブトムシの餌となる豚糞を入れて、その上に黒いマルチを被せて冬越ししているだけです。

先日息子とその後の様子を見に人間牧場へ出かけ、ストッカーのマルチをめくって表面を掘ってみると、丸々と太ったカブトムシの幼虫が沢山いることを確認しました。さてどうするか。これからカブトムシの幼虫が成虫になって地上に這い出るのを、逃げないようにするため、ストッカーの上に金網を張ることを思いつきました。

早速ホームセンターへ2

出来上がった金網の蓋3枚

 人で出かけ、1m×2mの金網3枚、角材や算木、短めのネジ釘などを買い求めて帰り、連休最後の日の夕方簡単なメモ程度の設計図を頼りに造り始めましたが、日没で途中で止めました。息子は仕事に出かけて留守でしたが、昨日はサツマイモの植え付けや締め切りの迫った原稿書き、それに葉書を10枚も書いたりと、それなりに自宅仕事をしました。

 昼過ぎに一段落したので、雨が降っても濡れない東屋で、一人作業を再開し、2時間ほどで3枚の金網蓋を完成させました。近々息子と人間牧場に運んで、寸法があっているか、カブトムシは逃げないかテストして、設置したいと思っています。まあ45歳になった息子と、73歳の親父が歳の取り甲斐もなくカブトムシに熱中するのですから、変わった親子だとしみじみ思います。

 「牧場の 隅に造った ストッカー マルチをはぐると 幼虫沢山」

 「カブトムシ 間もなく幼虫 成虫に なって地上に 這い出す捕獲」

 「金網で 囲って一毛 打尽する 作戦立てて 早速準備」

 「この歳に なって親子で カブトムシ 馬鹿じゃないのと 妻嫁笑う」

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人間牧場

〇立派なカサブランカの花が届きました

 一昨日外出先から帰ってみると、玄関先に縦長の段ボール箱が宅配便で届いていました。毎年のように届くこの荷物の送り主は、東京から遥か沖合に浮かぶ伊豆諸島三宅島に住む佐久間さんからでした。早速妻と一緒に段ボール箱を開けると、カサブランカの立派な花が蕾を閉じたまま沢山出てきました。家族全員を巻き込んでその立派な花を活けるに相応しい、少し大きめの花器を二つ用意し、水を入れて早速玄関先に活けました。

玄関に飾った三宅島のカサブランカ

 開きかけたた蕾からはカサブランカの花独特の香りが漂い始め、何とも言えない雰囲気でした。古い人間なので演歌歌手鳥羽一郎の「カサブランカ」という歌を思い出し、下手糞ながらハーモニカで吹いてみましたが、そんな歌など知らない家族から余りいい反応は返って来ませんでした。送られたカサブランカの花は格調高く、わが家の玄関先で異彩を放っていますが、妻の言うように送ってくれた佐久間さんにはお礼の言葉もない程感謝せずにはいられません。

 当時三宅島村の議会議員をしていた佐久間さんとの出会いは、東京有楽町駅前にあるフォーラムAという、立派な国際会議場で開かれた全国町村監査委員研修会でした。私が記念講演をした話がきっかけで、東京都の町村監査員研修会や、三宅島での研修会に相次いで招かれ、すっかり気ごころを許す間柄になったのです。以来遠来の友故、頻繁な音信や出会いはなくなりましたが、三宅島産赤里芋が届いたり、有難い交遊が続いています。

 三宅島は火山の爆発によって全島避難という長くてつらい島外での避難生活を余儀なくされた島です。私が講演で訪ねた時も、まだ立ち入り禁止区域などがありその爪痕を残していましたが、特別許可を受けてあちこちを案内してもらったことは、生涯忘れられない思い出です。偶然にも亡くなった私の親父が県外出漁で、三宅島付近まで出漁したり、私も水産高校の実習船愛媛丸で付近を航行した経験があるだけに、思いを寄せる離島の一つです。佐久間さん今年も立派なカサブランカの花をありがとうございました。

 「今年も 三宅島から 宅配が 箱の中から カサブランカが」

 「玄関で 花の匂いに 誘われて 下手糞ながら ハーモニカ吹く」

 「今頃は どうしているか 三宅島 友人音信 花に託して」

 「今は亡き 親父と私 伊豆諸島 付近航行 思い出浮かぶ」

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人間牧場

〇甘夏ミカンの収穫

 「えっ、初夏のこの時期にミカンの収穫?」と、みかんの産地愛媛でさえも、首をかしげたくなるそうですが、わが家では少々ミカンの木には負担をかけるものの、甘夏柑が色づいて収穫時期を迎えても収穫せず、初夏のこの時期まで樹上に置いて保存をするのです。収穫すると甘夏柑は保存が難しいので、わが家ではそんな方法をもう長い間やっているのです。

収穫した甘夏柑

 この時期になると無農薬栽培を知っている仲間から、甘夏柑をマーマレードにするので送って欲しいと催促があるのです。普通甘夏柑は皮を剥いて身を食べますが、勿論身も食べるものの、皮の内側についた綿毛を丁寧に取って細かく切り、何度か茹ではえて灰汁を取り、身も一緒に加え砂糖を入れて煮詰め、レモン汁を垂らすと、それは綺麗な黄金色のマーマレードが出来上がります。

 甘夏柑のマーマレードはパンにもよく合うし、時折は熱いお湯の中に入れると美味しい飲み物にもなり、疲労回復に抜群です。時折レシピを送って欲しいという人もいますが、わが妻は「砂糖が大さじ何倍」などというレシピなどにこだわらず、味見をしながら長年のアバウトな作り方で、殆ど毎年同じような味に仕上がるのですから、やはり主婦の力は凄いもので、今年もそろそろ作ろうと張り切っています。

 一昨日、果樹園に脚立を持ち込んで、樹上の天辺辺りになっている甘夏柑をキャリーに5箱ほど収穫しました。じゃこ天のお店の人や知人友人にお裾分けし、段ボール詰めした甘夏柑は昨日の朝、郵便局に持って行って宅配便で送りました。遠くは北海道などへも送りましたが、郵便局員さんの話だと2日もすれば届くそうで、便利な世の中になったものです。今年は表作だったため実は小ぶりながら沢山なっていて、これからは毎朝スムージーの中にリンゴやキャベツとともに甘夏柑が入ります。美味しいですね。お陰様で健康です。

 「甘夏柑 樹上で越冬 保存する 初夏のこの時期 貴重な柑橘」

 「無農薬 ゆえに少々 見栄えせず しかし安全 マーマレードに」

 「皮剥いて タッパに入れて 冷蔵庫 冷やして食べる 何よりご馳走」

 「わが家でも 超食パンに 自家製の マーマレードを 付けて楽しむ」

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