人間牧場

〇双海中学校10周年記念式典

10年前、上灘中学校と下灘中学校が統合して双海中学校が誕生しました。あれから早くも10年の歳月が流れましたが、昨日は10周年の記念式典と記念行事がIYO夢みらい館(伊予市文化交流センター)で開かれ、学校評議員として式典に出席しました。本当は漫画家いづみかつきさんの記念講演や双海中フェスタを観劇したかったのですが、松山市コミュニティアドバイザーをしているので、地域力パワーアップ大会に出席せねばならず断腸の思いで中座をしました。でも双海中学校の校歌記念合唱や、校歌を作詞した渥見秀夫さんの校歌誕生物語を拝聴しただけでも良かったと思います。記念式典は自校の体育館を使って行うのが普通ですが、この日は新装なった伊予市文化交流センター(IYO夢みらい館)で行われました。生徒数の少ない小さな学校の生徒が大きな舞台に立てたことを嬉しい事でした。

校長先生の式辞


校歌誕生物語を話す渥見秀夫さん

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人間牧場

〇子ども体験塾収穫祭(その2)

 (芋の茎の佃煮) 餅つきの準備も一段落した頃、更生保護女性会の久保井会長さんと池田さん、城戸さん、西下さんの4人がお手伝いボランティアでやって来ました。早速芋畑から芋の茎を採集して茎の皮を剥いてもらいました。芋の茎は戦時中の食糧難時代を思わせる食べ物で、4人の女性陣も食べた経験がないらしく、私一人だけしか思い出を語ることはできませんでしたが、皮を剥いて水に晒し、茹ではえて灰汁を取った後、砂糖と醤油、鰹節で味を整え、立派な佃煮風に仕上がてくれました。子どもたちも「美味しい美味しい」と言いながら完食でした。

 

芋の皮を剥きました
赤石さんが湯がいてくれました
出来上がった芋の茎の佃煮

(芋堀り) 森田館長さんが中心になって、ロケ風呂下の芋畑で、芋づるを切り、黒いマルチを剥がした畑に子どもたちを入れ、早速芋堀りをしました。5月末に伊方町瀬戸の木嶋さんの仲介で芋づるを分けてもらい、私と出海さんが現地へ取りに出かけて持ち帰り子どもたちが植えた、瀬戸金時ことベニアズマという品種です。約5ヶ月で立派な芋に成長していました。出来は豊作ほどではありませんでしたが、芋餅や焼き芋に使った残りも、子どもたちのお土産にするほど沢山収穫することができました。

森田館長と下小校長先生がつるを切りマルチを剥がしてくれました
子どもたちが畑に入りサツマイモを掘りました

(餡子入りの芋餅) 市販の餡子を女性陣が丸めてくれました。何せ6升のお餅に入れる餡子なので、丸めるのも一苦労でしたが、つき上がったお餅を手際よくちぎりながら餡子を入れてもらい、子どもたちが慣れない手つきで丸めてくれました。さつま芋を一緒につき込んだお餅は柔らかく、子どもたちも5個ずつパックに入れてお土産にに持ち帰りました。わが家でも今朝オーブンで焼いて食べましたが、とても美味しい芋餅でした。

餡子を丸めてくれました

(焼き芋) ドラム缶を切ったかまどに火をおこし、畑で掘り上げたサツマイモを水洗いし、アルミホイルに包んで自分の名前を書き、残り火の上に置いて焼き芋を作りましたが、ベニアズマという品種は「9里よりうまい13里」、つまり9里は栗、13里は日本一細長い佐田岬半島のことを表していて、その言葉の通り栗にも匹敵する美味しさでした。

焼き芋を焼く子どもたち

「芋づるの 茎を昔は 食べていた そんな経験 してるは俺だけ」

「さつま芋 今では美食の 代名詞 食糧難の 時代懐かし」

「芋餅に 餡子を入れて 出来上がり 子どもはみんな 破顔一笑」

「焼き芋も アルミホイルで ほっこりと 栗より美味いと 誉めつつ食べる」

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人間牧場

〇ちょっとの寄り道(その1)

 昨日の公民館研究大会のインタビューダイアローグの登壇者だった、小松未来塾の處淳子さんから別れ際、一枚の小さな紙切れをいただきました。處さんの娘さんが西条市三芳の画廊喫茶ベイシックというお店で絵画の4人展をしているので、暇があったらとの誘いでした。帰り道を迂回すれば次の集会に間に合うかも知れないと思い、カーナビに電話番号で入力して、約4キロ先の画廊喫茶を目指しました。

絵画4人展の處友香さんの作品「乎吸」

小さな喫茶店に到着し中に入ると、お客さんが一人片隅でコーヒーを飲みながら本を読んでいました。私はコーヒを飲まないので悪いと思い、ホットミルクを注文し壁に所狭しと掛けている4人の方々の絵画をさっと見て回り、お目当ての處さんの娘友香さんの3点を、ミルクを飲みながらじっくり鑑賞しました。私の気に入った絵は「乎吸」という日本画でした。手と足が強調された迫力ある気に入った絵に時間をかけました。

 30分前まで公民館大会のインタビューダイアローグのインタビュアーをしていた、心地よい疲れをホットミルクと絵画が癒してくれました。私は取り立てて絵が分かるほど奥の深い人間ではないので、これらの絵がどれほどの価値があるのかは知る由もありませんが、ほんの束の間のちょっとの寄り道でしたが、心が洗われリフレッシュできました。早速帰宅後夕方、處淳子さんに電話を入れ昨日の大会のお礼や見た娘さんの絵画の感想を述べさせてもらいました。

「別れ際 貰った小さな 紙切れが 気になり カーナビ寄り道」

「4人展 絵画見るため 喫茶店 ホットミルクを 注文飲みつつ」

「奥深い 人間じゃないけど 一枚の お気に入り絵に 癒されました」

「絵に見入り 呼吸している こと気づく 思わずハッと しながら呼吸」

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人間牧場

〇忙しい1日でした

 昨日の双海町は秋祭りの日でした。早朝ウォーキングのコースに氏神様である天一稲荷神社があるので、宮出しの予定時間午前6時にそこを通過するよう歩きましたが、辻々に立てられた祭り幟もはためいて呼応点に恵まれ、「ワッショイワッショイ」という掛け声も勇ましく、町内に繰り出したようでした。

 私はあいにく昨日は、聖カタリナ大学の水曜日講義日だったため、自宅を8時過ぎに車で出発し、途中次男の家に届け物を置いて、久し振りに孫娘花菜の顔を見て、自宅から1時間半もかかる大学の北条キャンバスへ向かいました。昨日の講義テーマは「住民とは」だったので、レジメに沿って話しました。

もう一つ大学の授業日と重なったのは、3か月刻みで通院している県立中央病院での検診です。大学の授業が終わり急いで引き返して検査や診察を受けましたが、幸い何事もなくホッとしました。今月の誕生日に後期高齢者のレッテルが張られ、市役所から保険証が送られてきましたが、病院の検査や診察費用が2割から1割いなったお陰で、これから病院費用が今までの半額となり大助かりです。

午後4時ころ自宅に帰り、前日の夕方から昨日の宮入りまで神輿守に出た孫たちの元気な姿も見ることができました。夕方から雨が降る始めましたが、夕食は漁師さんから頂いた立派なサワラの刺身や祭り料理が食卓に並び、舌鼓を打ちながら忙しかった1日を締めくくりました。今日は愛媛県公民館大会が西条市中央公民館であり、インタビューダイアログの進行を務めるためこれからそちらに向かいます。

「秋祭り 大学授業が 重なって 朝からバタバタ あれやこれやと」

「前日の 夜に届いた 大サワラ 腕を振るって 粗調理する」

「病院の 健康診断 結果良 賞味期限が また少し伸び」

「孫たちも 元気に神輿 担いでた ご祝儀貰い 笑顔で帰宅」

 

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人間牧場

〇大きなカボチャ

 一昨日外出先から自宅に帰って玄関の戸を開けると、玄関の土間に大きなカボチャがデンと置かれていてびっくりしました。若嫁に聞けば息子が郡中の町屋に展示していたのを、週末予定している人間牧場での子ども体験塾収穫祭に使ってはどうかと、貰って帰ったようです。

私の体重以上のジャンボカボチャ

 聞けば車から降ろし玄関先へ入れるのに家族総出で苦労したそうです。はてさてこのカボチャは一体何㎏あるのでしょうか?。息子に聞くと「お父さんの体重より若干重い!!」とのことでした。私の只今の体重は55㎏ですから、まあざっと60㎏程度かなと予想しています。

 今日は秋祭りで玄関先に神輿が来るので、このカボチャを息子と二人で軽四トラックに積んで、人間牧場まで運ぶことにしました。あゆみ板ををかけて慎重に積み込みましたが、毛布にくるんで積んだり降ろしたりするのに多少難儀をしました。

先日北海道佐呂間町の親友武田温友さんから沢山の観賞用カボチャも届いていて、これで収穫祭ののディスプレイも全て整いました。あとは当日のイベント準備を前日に行う予定ですが、このカボチャに子どもたちのメッセージを書かせるのも面白いし、重量当てクイズも・・・。子どもたちの笑顔と私たちの夢が広がります。

「玄関に ジャンボなカボチャ 驚いた 週末行事 使う予定で」

「降ろしたり 積んだりするのに 一苦労 私の体重 以上の重さ」

「このカボチャ 誰が作った さえ知らず 子どもも多分 驚くだろう」

「重量当て メッセージ書き などなどと 思い巡らす これまた楽しい」

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人間牧場

〇道後ふなやでの食談会

 食談会は11時30分から始まりました。まず講師として招かれた私が30分卓話をするのです。用意したパソコンなどを使い、食事の前なので楽しいお話をするよう心がけ、あれこれ見繕ってアドリブで話しましたが、皆さんの反応を見る限り大成功のようでした。

卓話の会場風景

 12時になったので、屏風で区切られた隣の会場に席を移し、お品書きに沿って料理長による料理説明が行われました。今回の料理は24節気の一つ霜降がテーマで、次々と運ばれてくる料理に舌鼓を打ちながら、席を同じくした人たちと談笑しつつ秋の風情を満喫しました。

料理長による料理の説明

美味しい料理を堪能しました

 私はどちらかというと肉中心の西洋料理より、魚中心の日本料理が大好きです。昨日は会場が道後プリンスホテルから都合で急遽道後ふなやに変更になって、私的にはラッキーでした。それにしても料理人の腕前は凄いものです。様々な食材を使い、硬過ぎもなく柔らか過ぎもなく、甘過ぎもなく辛過ぎもなく、それでいて季節感を出して見た目に美しく、食べて美味しいのですから言うことなしです。私の話が参加した人たちに、料理の味とともに受け入れられればこの上ない喜びです。食後のアンケート結果やいかに・・・・です。(笑い)

「食談の 卓話頼まれ 出かけたり 美味しい料理 お礼にいただく」

「霜降が テーマの料理 次々と 品替え出され 目と舌楽しむ」

「料理人 素材生かして 腕により 感心しつつ カメラと胃袋」

「前座ゆえ 真打ち料理にゃ 叶わない 引き立て役で 役目を終える」   

 

 

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〇妻と二人で親友古野セキヱさんを訪ねる(その2)

 古野さんは私が公民館主事をしていた若い頃、公民館論文募集の表彰式でお互い入賞し、初めて表彰式に肩を並べて出会いました。その後私が県公連の公民館主事部会長を6年間にわたってやった折、3人の女性の指名主事として古野さんも加わり、活発な活動や交流をしました。

 退職後は公友会というOB会にも参加して活動を続け今に至っていますが、私の親しい友人の何人かは既に他界しているので古野さんは、ある意味私の最も親しくて古い友人の一人なのです。古野さんは芸達者な人で、特に書道の腕と文章書きは超一級で、また川柳・短歌・俳句・てかがみ投稿などは度々愛媛新聞の文芸欄欄に紹介されるつわ者です。

 昨日は古野さんの義弟の金本先生を交え色々な話をしました。古野さんはご主人を亡くしてから一人暮らしですが、書道師範の腕前を生かして、地元の人たちのために表彰状や会議の看板など、請われるまま書いて重宝がられています。書斎には手作りのパッチワークや自作の書が飾られ、ちょっとした街角美術館のようでした。

古野さんは私と一回り違う申年生まれの87歳です。いわば12年後の私の姿だと思えば、こんな生き方がしてみたいなあと思ったりしながら、女性と男性の暮らしぶりこそ違え生き方に変わりはなく、もう少し頑張って生きようと少し感化を受けました。お暇した後港に戻り、中島は初めてという妻を誘って、短い時間ではありましたが港周辺を散策しました。古野さんにも喜んでもらいとてもいい一日でした。

「私とは 一回り違う 申年で 何かと気が合い 長年付き合い」

「12年 したら私も ああなると 納得しつつ 生き方学ぶ」

「ご近所の 便利屋さんに なっていて 重宝されて 生きていました」

「中島を 初めて訪ねた 妻が言う こんないいとこ 何故に人減る」

 

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人間牧場

〇秋の野の花

 10月も半ばを過ぎていますが今年は暖かく、昨日の朝のウォーキングなどは少し汗ばむほどでした。それでも秋は次第に深まり始め、わが家の借景である本尊山周辺の山も、ハゼモミジなどが色づきつつあるようです。

川沿いには昨日、顔見知りの若い人の家の新築建前だったようで、大きなレッカー車が柱や建築資材を吊り下げて作業をしていましたが、近頃の家の建前はスピードが速く、夕方には今にも住めそうな家になっていてびっくりしながら見上げてしまいました。もう45年も前の遠い記憶となりましたが、わが家を新築した若かった頃を思い出しました。

この時期は秋の七草を始め色々な野の花が咲いて、ウォーキングの途中思わず立ち止まったり座り込んだりして見惚れています。そろそろ秋を彩るツワブキの黄色い花も咲く頃で、間もなくノジギクとともに海岸線を彩ります。

「ウォーキング 途中足元 目をやれば カレン野の花 あちこち咲いて」

「わが家から 見える借景 本尊山 ハゼモミジなど 少し色づく」

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〇秋の健康メモ

 食べ物の美味しい季節になりました。田舎ゆえミカンや柿、栗などの果物を沢山いただき毎日美味しく食べていますが、若かった頃に比べ食べる量は随分減って、下手をすると食べきれず腐らしてしまいます。私たち夫婦は戦後まもなく生まれ、勿体ない時代に育っているので、ついつい勿体ない意識が働き食べ過ぎてしまいます。昔から「腹八分は健康のもと」と言われているので、最近はもう一つ増やして食べるより、もう一つを我慢するよう心がけています。

 私のような後期高齢者になると(なったばかりです)、食事の基本は脂肪分、塩分、糖分の取り過ぎに注意をしなければなりません。特に脂肪分の多い食事の食べ過ぎは、胃への負担が大きいばかりでなく、肥満や生活習慣病の原因にもなります。常に腹八分目を心がけることが健康の秘訣のようです。ゆっくりとよく噛んで食べると消化吸収もよくなり効果的です。

 最近壁に面して両手を床につき逆立ちをしています。「この歳になって逆立ちし損ねて怪我でもしたら大変だから止めて」と妻は自制を促しますが、私は意に関せず「えい」と掛け声をかけてやっています。若い頃は何でもなかった逆立ちも、今ではするのに一苦労です。でも毎日続けると段々上手くなってきました。逆立ちには血液の循環を良くし、疲れやストレスを緩和させる効果があるようです。「そんな逆立ちまでして、一体何歳まで生きるつもりなの!!」と妻の追い打ち言葉が返ってきます。私も負けずに「死ぬまで生きる」と言って、夫婦二人で大笑いしました。他愛のないささやかなわが家の平和です。

「秋になり ミカンや柿や 栗並ぶ 勿体ないが 食べ過ぎないよう」

「昔から 健康なるには 腹八分 もう一つ減らす 勇気いります」

「歳とると 肥満や生活 習慣病 気をつけないと 死期が近づく」

「逆立ちを している私 見た妻が いつまで生きる 私死ぬまで」 

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人間牧場

〇黒豆の枝豆

 毎年のことながらこの時期になると、入魂にして貰っている水口種苗店から「そろそろ食べごろなので採りに来るように」と、わが家へ電話が入ります。昨日は喜んで午前10時ころ軽四トラックで出かけました。事務所に行くと奥さんのまり子さんが待っていたかのような笑顔で迎えてくれ、早速二人で黒豆が植えられている畑へ出かけました。

車に積んで持ち帰った黒豆枝豆
沢山の実をつけた黒豆枝豆

畑に入り、まり子さんの指示に従って、足の親指ほどもある黒豆の根元の幹を、クリッパーで次々と切り離しました。30株は有にある程いただき、荷台に積んで意気揚々と引き揚げて帰りました。早速いつもの如く、思いつくまま知人友人親類にお裾分けをして回りましたが、その数ざっと20軒でした。最後は予想より早い雨が降り出しました。

普通豆ちぎりは妻と若嫁がやりますが、昨日は仕事に出かけている妻と若嫁に替わって私がわが家2軒分の豆ちぎりをしました。帰宅した二人に大層喜ばれましたが、妻には「大助かりで嬉しいけれど、慣れないことをするから雨が降った」とけなされました。昨晩は食卓に取り立て、湯がき立ての黒豆枝豆が出され、黒豆のモチモチした食感を大いに楽しみました。今年の豆は最高の味でした。

「今年も 実りの秋に 黒豆の 枝豆採りに 一人で出かけ」

「黒豆の 植わった畑 奥さんと クリッパーにて 根株切り採る」

「トラックに 積んであちこち お裾分け みんな喜び 勿論私も」

「昨晩は 黒豆枝豆 湯がき立て 美味い美味いと 誉めつつ食べる」

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