人間牧場

〇移築工事の続き(その3)
 馬鹿げたことを思いついたものです。移転した保育所の旧園庭にあった鶏舎を、SDGsを意識した里山運動の関連施設として、カブトムシ飼育小屋に再生しようと移築を思いつきました。しかしやる程に自分の手に負えない様々な難問題が起こり、少々滅入っていますが、やりかけたことなので、急がず慌てずやろうと腹をくくっています。

始めた移築工事

 一昨日屋根を取り外し、難儀をして予定地まで運び終えました。ところが今まで気づかなかった土台の腐食が見つかり、また取り外した屋根の重さが予想以上に重く、下の柱や外壁壁板の上に果たしてどう乗せればいいのか?、難題山積です。とりあえず昨日は前もって造っていた土台の上に、片面だけ外壁板壁を組み立て見ましたが、悩みは深くなるばかりです。

 気になるのか仕事の都合で夜遅く帰ってくる息子も、朝の仕事に出る前にやって来て、注文を付けていますが、どうやら屋根を外してくれた大工さんの手を少し借りねばならないようです。春になりこれからは雨が足繁く降るようになるため、作業もままならず、悶々の日々が続きそうです。

「身の丈も 分度も知らず 始めたが 今になっては 後へも引けず」
「次々と 難問直面 困ったと 首を傾げつ 何とか前へ」
「この上に 果たして屋根を どう乗せる 色々試案 巡らせながら」

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人間牧場

〇鶏舎の移築(その2)
 保育所跡地からわが家の畑の隅へ鶏舎を移築する作業は、屋根を丸ごと剥がし、軽四トラックの荷台に積んで運ぶという世にも珍しい計画です。屋根の重さがどれほどあるのか分からぬまま、とりあえず4人係なら何とか動かせると考えたものの、それは平地での考えで、石垣の上の高台までどこからどうして上げるか、何問題が次々立ちはだかりました。

車に積んで移動する屋根部分
自宅横まで運び終えました
畑のお隅まで運びました
板壁撤去
撤去後の保育所跡地

 とりあえず空き地となっている下の田んぼまでは運んだものの、そこからは草の上を真逆にして滑らせて移動させることにしました。石垣を上げるのも左程難儀ではありませんでしたが、わが家の菜園には玉ネギやキャベツななどが植えられていて、踏まないようコロを敷いて一寸刻みで動かしました。何とか近くまで運んで11時頃大工さん親子、それに公民館主事さんには帰ってもらい、私と浜田さんで壊した部材を東屋まで運び終えました。

 さあこれからが大変で、柱や板壁の移築は何とか出来るようですが、重い屋根をその上にどう乗せるか?、人海戦術以外ないので昨晩から頭を悩ませ始めました。加えて土台の横木が一本虫に食われて腐食しているので取り替えねばならず、これも私の春休みの仕事になってしまいました。思わぬハプニングがあるものですが、何とか今年度中に仕上げたいと思っています。

「何とまあ 馬鹿げたことを 思いつく 屋根だけ軽四 トラック積んで」
「田んぼ中 高い石垣 次々と 何とかクリア― 難題次々」
「手間暇を かけて計画 進行中 家族にまでも 笑われました」
「また一つ やることありて 脳・体 活性化して 歳とる暇なし」 

 

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人間牧場

〇学習協力のお礼
 先日、今年最後の子ども体験塾が行われた際、下灘小学校の坪内教頭先生から、先日児童たちが遠足で人間牧場にやって来たことのお礼だと、手紙と感想文を手渡しで届けてくれました。全校児童が2班に分かれてやって来て、思いつくままにショートなお話をさせて貰ったり、人間牧場のあちこちを案内したに過ぎませんでしたが、嬉しい限りでした。

先生たちの連名お手紙
感想文の一部です

 この日私は思いつくまま青年の船に乗ってアメリカへ行った体験談を話したようです。そのもとになったのは私の母校である下灘小学校の図書室で見つけた「ジョン万次郎の生涯」という一冊の本でした。本の力は凄いもので、この本を読んでから、「アメリカへ行きたい」という想いが起こり、その夢を30歳の時本当に実現して建国200年のアメリカへ行けたのですから、凄いことだったようです。また「お金を貯めて人間牧場を造りたい」という夢も叶えることができました。まあそんなことを話したようです。

 私たち人間にとって、生まれつきの天性が第一なら、自分の能力を高めるために本を読む、人の話を聞く、知らない所を見るなどによって身につけた習慣は、第二の天性を作り上げて行くのです。第一の天性のなさを親のせいや社会のせいにして幾ら嘆いてみても、自分の人生や一つもよくならないのですから、読む、聞く、見るに加え書く、喋る、実践するを加えて、しっかりと子どもの頃から生きて欲しいと願っています。子どもたちの感想文にはそのことが随所に見られました。

「遠足に 人間牧場へ やって来た 先生・児童 感想届く」
「嬉しいね 先生・児童 それぞれに 感じたことを 記録留めて」
「第一に 加えて第二 天性を 作って行けば 人生楽しい」
「年齢の せいにしないで 日々新た 第二の天性 磨いて生きる」

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人間牧場

〇人間牧場の桜が満開です
 自宅から人間牧場までは、約10キロの道のりがあります。人間牧場へは農作業や来客など用事がある時のみ出かけ、日常はそれほど気にも留めず暮らしています。人間牧場には真冬の梅の花、春のスモモや初夏のアジサイなどの花々が咲きますが、千本桜の森づくり事業の標本木として植えている、2本の枝垂れ桜と1本の河津桜も、人間牧場の土壌に根付き、綺麗な花を咲かせてくれています。

満開を迎えた人間牧場の河津桜
美人?のはずの妻も桜の花には負けました

 早咲き品種の河津桜が咲くのは2月中旬から3月初旬の寒い時期なので花見気分にもなれず、人知れず咲いて人知れず散るというのが正直なところで、勿体ない気持ちもあって、毎年私一人で出かけ花を楽しんでいます。先日彼岸が近づいたので、妻を伴って人間牧場へシキビを取りに行きました。その折今年はまだ寒い日が続いたせいか、まだ満開で見ごろの河津桜が目に留まり、二人で花見をしました。

 河津桜は吉野桜のように花びらが散らないのが特徴のようで、花が満開なのに早くもこのところの陽気に誘われて新芽が動き出し、柔らかい葉っぱが出始めています。早咲きには早咲きの寿命があって、間もなく日本中の桜の中心である吉野桜の開花が始まると、話題のバトンを渡します。今年は偶然にも植えた私と妻の二人で花見ができ、いい思い出となりました。

「シキビ取り 偶然河津 桜見る 妻と二人で 花見洒落込む」
「このところ 陽気誘われ 開花日が 早まりそうと ニュース言ってた」

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人間牧場

〇春の彼岸が近づきました
 年齢を重ねるうちに、家の中心だった親父やおふくろを黄泉の国へ送り、いつの間にかわが家では最長老となってしまいました。私は長男ゆえ代々続くわが家の先祖祀りをする大事な役割を担っています。少なくとも盆と正月、春と秋の彼岸の年4回は、わが家と妻の実家の墓地にシキビを持って出かけなければなりません。


妻の実家のお墓


墓地の高台から見える八幡浜湾の絶景

 幸いわが家の人間牧場には、おふくろが植えたシキビの木が何本もあって、その気になればシキビをお店で買うこともなく、ふんだんにお供えができるので助かっています。昨日の日曜日八幡浜の妻の実家のお墓参りに出かけることを思いつきました。早速妻と二人で愛車である軽四トラックで人間牧場に立寄り、シキビを切り、6束用意しました。

 途中八幡浜市千丈に住む妻の友人に出会うため、長浜~大洲~夜昼峠トンネルの道を走り、友人に荷物を渡したあと、大宝寺境内裏山の妻の実家の墓地へお参りし、シキビを備えて祈りを捧げました。多少曇っていましたが裏山墓地から見える八幡浜湾は、いつもながらの絶景で、春の訪れを感じさせました。お墓参りを終えると何となく爽やかな気持ちになりました。

「春彼岸 長男ゆえに 墓参り シキビを用意 妻と二人で」
「寒かった 三日ほど前 嘘のよう 昨日は気温 20度近く」
「持参した シキビを供え 懇ろに 平穏無事を 感謝し祈る」
「墓地裏の 高台からは 八幡浜 市街一望 海も綺麗に」

 

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人間牧場

〇今年最後の子ども体験塾と閉講式
 昨日は気温もグングン上がり、屋外にいると汗ばむほど日差しの強い好天の一日でした。ジュニアリーダーの中学生の部活を優先させるため午後1時30分開催とした、今年最後の子ども体験塾は、ジュニアリーダ企画の「人間スゴロク」というゲームを、地域事務所横の上灘保育所園庭グランドで行いました。


ジュニアリーダーもこんなに沢山集まりました


人間スゴロク

 新型コロナの影響で1週間延期しての開催でしたが、連日ジュニアリーダー会を開き準備をしてくれていたので、中・高校性5人ほどのジュニアリーダーがしっかりと運営をしてくれ、私たち実行委員の皆さんは、余り手伝うこともなく大助かりでした。それにしても長年かかりましたが、よくぞここまでジュニアリーダーが育ったもので、あらためて公民館の職員の熱意に頭が下がります。

 終了後、学校関係者も集まって、地域事務所3階で一年間の閉講式が行われましたが、今年も漁船20隻が火事で焼失した大事故への復興支援としてメッセージを書き込んだ大漁旗を製作して贈るなど、幾つもの印象的な事業が組み込まれ、思い出多い一年となりました。6年生はいよいよ終了して中学生となり、ジュニアリーダーの仲間入りをします。写真入りの手作り修了証書も素敵でした。

閉講式

「今年度 最後の事業は 思い切り ジュニアリーダー 企画で実行」
「双海町 若い力が 伸びている 誉めてやらねば 人は動かじ」
「春が来た 気温グングン 戸外では 暑さ感じる 日焼け気になる」
「手作りの 修了証書を 手渡して 今年も思い出 多く記憶に」

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〇黄色い丘でのハプニング
 私の町の閏住の菜の花は、水仙とともに「伊予路に春を呼ぶ」春の風物詩としてすっかり定着していますが、最近犬寄峠の黄色い丘もすっかり有名になり、マスコミの手助けもあって、多くの人が訪れているようです。一昨日大洲での集会の後立ち寄った佐礼谷小学校からの帰り道チョイ寄りで立ち寄ってみました。

 「犬寄」と言う地名にあやかって、最近ドッグランを設けたりしてしているらしく、ドッグを同伴している人たちが目立ち、そこここでドッグの撮影も行われていましたが、思わぬハプニングに出会いました。菜の花やミモザの花に気を取られて歩いていて気が付きませんでしたが、道のあちこちに犬の糞が落ちていて、私の前を歩いていた人がその糞を踏んづけてしまったのです。

 糞を踏んづけたその中年の女性は、思わず「キャー」と大声を上げていぶかしそうに、持っていたティシュペーパーで履いていた靴にべっとりついた糞を拭いていましたが、その拭いたペーパーをそこへ置いたままにして道を下っていました。糞を処分しなかった人のマナー違反が悪いのか、足元に気を付けなかった人が悪いのか、はたまた拭いたティシュペーパーを置いて帰った人が悪いのかは分かりませんが、折角いい雰囲気で菜の花を愛でていたのに、私たちも含めて台無しの気分でした。

 帰る途中車の中で私も自問自答しました。糞を拭いたティシュペーパーを私が片付ける勇気があったら、またティッシュペーパーを置いて帰ろうとした人に注意する勇気があったら・・・。ああ世の中は難しい。一番は犬を飼う人のマナーでしょうが、考えさせられた一コマでした。

「菜の花の 丘に立寄り ハプニング 犬寄地名 ドッグランでき」
「歩いてた 中年女性 糞踏んだ キャーと悲鳴が 山に木霊す」
「靴底に ついた糞拭き ペーパーを その場に遺し 女性立ち去る」
「折角の 黄色い丘が 台無しに 帰りながらも 自問自答す」

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〇佐礼谷小学校を訪ねました
 普通大洲市への行き帰りは、時間がよめるため信号もなく、比較的交通量の少ない海岸国道378号を長浜経由して行くのですが、昨日は国立大洲青少年交流の家の運営委員会に出席し会議を終えた帰り道、中尾先生が校長になって赴任している佐礼谷小学校へ立ち寄りたいと急に思いつき、大洲市松ヶ花から国道56号を通り内子経由の道を選びました。

中尾校長先生と岡井教頭先生
運動場も見事に再生していました

 これまでにも何度か、中山町佐礼谷地区へ行く機会がありましたが、ことごとく潰えてその機会を逸していたので、夜の子ども体験塾実行委員会までにはまだ時間があるようなので、何としても佐礼谷小学校を訪ねようと思い、カーナビの案内のまま午後2時ころ到着しました。急な坂道を上がり体育館横の広い駐車場に車を止めて、玄関を探しました。

 運よく玄関先の室内から、中尾校長さんに私を見つけてもらい、お互いが大いに驚きながら校長室に案内され、しばらくの間懐かしい顔見知りの岡井教頭先生も交えて雑談をさせてもらいました。児童数15人ほどの小さな谷間の学校ながら、校舎は3階建てで体育館も運動場も広く想像以上に立派な学校でした。昨年の夏休み中、中尾校長先生が先生たちとともに、運動場に生えた苔を削り取って再生したという運動場も、春の日差しを浴びてまばゆいほど綺麗に見えました。

 中尾校長先生は双海町高野川に住んでいて毎日山道を学校へ通っています。私が教育長在任中、派遣社会教育主事として双海町教育員会に派遣されていて、2年間一緒に仕事をしました。また県教委社会教育課在任中の前年度まで、公民館を担当していて、私が県公連の専門委員長をしている縁もあり、あれこれ一緒に色々なことをやりました。加えて私が会長をしている双海史談会の事務局長でもあり、あれやこれやと縁の深い先生なのです。明日は地域教育実践ネットワークえひめの実行委員会がオンラインで開催されますが、明日は中尾先生の自宅へ伺い、サテライトのような形で参加する相談がまとまっています。楽しみです。

「大洲から 内子経由の 道選び 途中佐礼谷 小学校へ」
「昨年の 春の異動で 谷あいの 学校赴任 校長訪ねる」
「前向きに 生きてる校長 頼もしく 運動場も 立派に再生」
「人間は 不思議なご縁 あるものだ どこへ行っても 助けてもらう」

 

 

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人間牧場

〇確定申告が終わりました
しがない年金暮らしの私ですが、国民の義務である納税のため、今年も確定申告を行いました。最近はインターネットで簡単にできるそうですが、私は退職後ず~っと、元役場職員で友人に頼み、仕分けや記入の仕方を教えてもらっています。

私の場合収入所得は年金と、何がしかの講演謝礼と原稿料程度だし、それらも新型コロナの影響で中止や延期が相次いでそれほど多くないため、昨年に引き続き今年も素早くまとめることができました。昨日は出来上がった確定申告書類に印を押し、封筒に入れて切手を貼り、郵便局の窓口で投函しました。

講演謝礼や原稿料などは受け取る時約10%程度の所得税を納めていて、今年も少し還付金が戻ってくるようです。

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〇同感・同感
 私は毎朝自宅に届く新聞を読み、朝な夕な居間に置いているテレビを観ながら暮らしています。私の新しい知識の殆どは、新型コロナの影響で人と接する機会が極端に減ったゆえ、インターネットを加えた間口の広い、確実と不確実さえも見分けのつかない情報に接しています。

 そんな中特に隅々まで読む新聞の中で、新聞の投書欄には「同感・同感」と納得することも多くあり、時には切り取ったりもしています。先日愛媛新聞「門」欄「へんろ道」に、大洲の森本さんという方が投書していて、「習慣は第二の天性なり」という哲学者の言葉を紹介していました。

 私たちは親から「天性」をもらって産み育てられましたが、小さい時は自分が勉強ができなかったり、体力的に他の人より劣っていることを嘆いたりして生きていました。そして両親の平凡さを見ながら、自分の平凡の原因は親譲りの天性のもので仕方がないと諦めていました。

 しかしこの言葉を借りれば、私がいかに凡人でも習慣を積めば天性は少しずつ上向いていくのだと悟るのです。優秀な人のような学歴もなく、間もなく一生を終えますが、習慣を第二の天性だと思って、「積小為大」を目指して実行を積み重ねれば、「若松進一流」のいい人生になるはずです。私も頑張ろうと思いました。

「人に会う 機会少なく わが家にて 暮らす日々ゆえ 情報少なく」
「門という 投書の欄に へんろ道 納得すること スクラップする」
「若い頃 わが天性は 親譲り 思っていたが 第二の天性」
「凡人が 故に天性 少ないが 実行重ねりゃ 何とかなるさ」

 

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