人間牧場

〇祇園公園の八重桜
 円山公園へシャクナゲを見に行く途中、大洲市八多喜の県道を通っていると、祇園公園の八重桜が目につき、帰りに見ようと相談がまとまっていたので、帰りも往路と同じ道を選びました。 夕暮れ時だったため、遅咲きの八重桜を見る花見客は私たち夫婦だけで、急な坂道を花を愛でながら二人でのんびり見返ったり、仰いだりしながら歩きました。

 毎年この時期になるとボンボリに明かりが灯され、花見の宴が催されていましたが、今年も昨年に引き続き新型コロナの感染拡大で全て中止されているようで、今日予定されていた長浜町沖浦の観音祭りも中止をすると有線放送が流れていて、せっかく寒い冬を越して咲いている桜の花が勿体ないと思いました。

 私たちが結婚したのは今から50年前の5月5日でした。新婚旅行に訪れた島根県隠岐の島で、この花と同じ遅咲きの見事な八重桜を見たことを、妻も私も覚えていて、毎年この時期になると思い出して懐かしんでいます。昨日は未明から北東の冷たい風雨が吹き荒れ、せっかく咲いた桜も少し散って、散策道や側溝にはピンクの見事な花のジュータンができていました。行く春を惜しみつつ・・・。

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人間牧場

〇夜明けがいつの間にか早くなりました
 私の日課は殆ど毎日毎朝、午前4時に起床します。つい先日まで はブログを書き終わって午前6時にウォーキングに出かける時、外は真っ暗で懐中電灯が必要でしたが、このところ夜明けが早くなり、午前5時過ぎには夜が明け、外が明るくなっているので、今日は思い切って5時30分にウォーキングに出かけてみました。毎日の日課と僅か30分しか変わらないのに、道沿いの見慣れた光景も出会う人たちも全く違うのです。

書斎の窓越しに見える朝日

 自宅に帰り借景の中に聳える本尊山を眺めながら、いつものようにかかと落しと膝の屈伸をそれぞれ50回ずつスクワットし、家庭菜園の横のビニールハウスに入り、ジョロで育ちつつあるトマトの苗8株×4列に水をたっぷりやって、書斎の中に入りました。ブログを1本書き終えたころ、神々しい朝日が書斎の窓から差し込んできました。毎日同じように見える景色ですが、今日は昨日の雨で空気の汚れが落ちたのか、ことさらに借景が綺麗に見えました。

 そのうち妻が、「ご飯ですよ~」と呼びに来てくれました。私は毎朝リン・キャベと称したリンゴとキャベツを食べます。トースターで焼いた食パン1枚半、煮干し5匹、1枚半とヨーグルト、それに緑茶か紅茶か牛乳のいずれかを飲みます。ダイニングの窓から中庭を見ながら、新聞を読みながら、また妻と他愛のない世間話をするのも日課です。多分これが世にいう平凡ながら幸せなんだろうなあと、思いながら・・・。

「いつの間に 夜明けが早く なりにけり 今日はリズムを 変えて歩いた」
「道沿いの 光景出会う 人たちも いつもと違い 新し発見」
「わが書斎 朝日差し込み 何となく パワーをもらう 今日も元気だ」
「窓越しに 中庭見つつ 夫婦にて 平凡ながら これも幸せ」

 

 

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人間牧場

〇いろいろな種類の緑色
 春は天気が安定せず、前の日は上天気でしたが、昨日は朝から一転し一日中雨でした。それでも少し早く起きて、雨の降る前にウォーキングをしようと空を気にしながら、傘とデジカメを持って出かけました。毎朝歩くウォーキングコースは田舎なので、道沿いには野の花が人知れず咲いていて、それらに目や心を動かすのも楽しみの一つです。

 草や木々は今まさに新芽・新緑の最も美しい季節を迎えています。「緑」や「みどり」といいますが、緑にも色々な種類の緑があって、まるで48色の色鉛筆の中にある緑周辺の色とりどりのようだと実感しました。雑草ながら人間に馴染みの深い草にヨモギがあります。新芽を摘み取り軽く茹でてアクを取り、お餅に突き込むと、懐かしい緑色の草餅になります。

 子どものころ野遊びをしていて茅で手を切ると、ヨモギの葉っぱを摘み取り、掌で揉んで傷口につけると、止血になることを自然の中で学びました。またヨモギを乾燥させるとモグサの原料にもなると聞き及んでいて、厄介な雑草と思われているヨモギが意外にも、私たち人間の身近なものであることを実感させるのです。

 端午の節句ころになると、茅とヨモギを束ね、屋根の上に供える迷信がかった風習も、懐かしく思い出されるこの頃ですが、先日は畑の隅に生えていたヨモギの新芽を摘み取り、衣をつけて天ぷらにして食べましたが、彩も良く薬草の天ぷらとしてとても美味しくいただきました。

「ウォーキング 途中道端 足を止め 雑草見入る 変わったおじさん」
「緑色 何色もあると 実感す ヨモギの色は ヨモギ色です」
「雑草と 思われている ヨモギだが 食用・薬草 風習使う」
「先日は ヨモギの新芽 摘み取って 衣をつけて 天ぷら変身」

 

 

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人間牧場

〇待ちに待った蜜蜂の分蜂と巣箱入居
 「自分で採集した蜂蜜を食べたい」というささやかな思いから始めた養蜂ですが、今では自宅裏と人間牧場に10箱も巣箱を置くほどになっています。これまで私が忙しかったこともあり、ほんの片手間でお茶を濁していましたが、今年から息子が本格的な巣箱を作りに挑戦し始めたため、私の役目はキンリョウヘンの世話と、周辺のの草刈り程度となり、代替わりとなりそうです。

今年も昨年に続き蜜蜂が入居した巣箱

 私はこれまで蜂蜜の詰まった巣を総取りしていました。SDGsばりの持続可能な養蜂を目指すという、息子の理想論も納得して聞いていますが、私の10年ほどの経験では蜜蜂の冬越し飼育は難しく、上手くいくかどうか不安が先んじています。そんな中昨日の午後3時ころ、妻に頼まれてプランターの土の入れ替え作業をしていたところ、にわかに空に蜜蜂の大群が羽音を立てて飛び交い始めました。

 待ちに待った蜜蜂の分蜂です。分蜂群は先日残りの蜂蜜を採集した巣箱に集まり始め、20分ほどで巣箱の中に入居しました。どこで冬を過ごし、どこから飛んで来たのかも分からない、神秘だらけの蜜蜂の生態ですが、毎年この分蜂騒ぎに出会うと、鳥肌ならぬ蜂肌が立つほどの大喜びです。残りの巣にも斥候蜂が飛び交っていて、願わくばあと2箱くらい入居して欲しいものです。

 ビニールハウス内で冬越しさせている、蜜蜂の誘因に使う日本ラン・キンリョウヘンも花芽が揃い、いよいよ出番が近づいてきました。先日キンリョウヘンを差し上げた愛南町内海の北原さんに電話してみましたが、花芽が開いて蜜蜂が来るのが楽しみだと言っていました。数年前馬路村からもらった巣箱は今も健在です。連休を挟んでこれからは、ワクワク・ドキドキ・ジーンの楽しい日々が続きそうです。

「10年間 続けた養蜂 わが息子 理想論にて 受け継ぐ決意」
「この季節 ワクワクしつつ 分蜂の 気を窺って 過ごすドキドキ」
「羽音立て 蜜蜂分蜂 始まった 入居の瞬間 嬉しくジーン」
「あちこちの 養蜂仲間 電話にて 近況情報 交わす楽しみ」

 

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人間牧場

〇早朝ジョギングする孫たち
 私は毎朝4時に起床し、書斎の机上に置いたパソコンを使ってブログを書いた後、午前6時に毎日1万歩を目指すウォーキングに出かけます。最近は季節が進んで夜明けが早く、午前5時30分頃には外が明るくなっています。冬場は懐中電灯を頼りに歩いていましたが、もうその必要がなくなりました。

 厚手のジャンバーともおさらばし、今は薄手のジャンバーを羽織って、約50分ほどのウォーキングを楽しんでいますが、昨日の朝私が歩いていると、「おはようございます」と言いながら二人の中学生がジョギングで私を追い越して行きました。聞き覚えのある声の主はどうやらわが家の孫2人のようで、「えっ」と目を疑いました。

 孫2人は中1と中2に進級したばかりで、特に中1の孫奏心は中学生になったばかりなのです。聞き及べば生徒数の少ない小規模な中学校ながら、県大会でも優勝経験のあるサッカー部があるものの、いつも部員の数がギリギリで、試合に出れるかどうか悩んでいますが、兄の勧めもあってサッカー部に入部するようで、その訓練のためにジョギングしているようでした。

 「感心感心」と思いながら、「頑張れよ」と声をかけてやりました。進化を続ける孫2人のジョギングに比べ、退化を続ける私はのんびりゆっくりのウォーキングです。歳の差を感じながら歩き続けました。

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人間牧場

〇今年最初の草刈り
 一昨日、日曜日で休みだった息子に誘われ、人間牧場の蜜蜂巣箱の掃除と蜜蝋塗りに出かけました。いつもの年だと人間牧場の進入路付近路肩は、ミミズを探して食べるイノシシの洗礼を受けて崩されているのですが、今年はその兆候も見られず、柔らかい雑草が生えていました。息子が巣箱作業をする間私は、持参していた草刈り機で、進入路両側の草を刈り始めました。

草刈りの終わった人間牧場の進入路

 草刈りは今年初めてで、いよいよ草刈りシーズンの到来です。私は除草剤を使わないので、同じ場所の草刈りは3~4回しなければなりません。特に来客の目に留まる水平線の家の周辺や、子ども体験塾で使う畑周辺は、特に念入りに刈らねばなりません。私と同じように草刈りをしているのでしょうか?、草刈り機のエンジンの音が遠く近くで気忙しく木霊していました。

 私一人がやっていた草刈り作業では追いつかないため、息子の協力を求めようと、昨年息子専用の草刈り機を購入しました。息子はまだ草刈りを始めて間がないため慣れておらず、傍で見ているともどかしい感じもしますが、私が年齢を重ねるであろうこれからは、草刈りの外注も含めて考えなければ、人間牧場の管理は難しいようです。去年の2度にわたる入院の轍を踏まず、今年も元気に草刈りをしようと思っています。「元気で頑張れ進ちゃん」です。

「今年も 草刈りシーズン やって来た 人間牧場 早くも大草」
「今年は イノシシ被害 ないようで 何はともあれ ホッと一息」
「山間の あちこちからも 草刈りの エンジン音が 木霊し聞こえ」
「わが息子 手助けするため 新品の 草刈り機買い 2馬力なりぬ」

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人間牧場

〇蜜蜂の巣箱づくり
 私は10年前から遊び半分で自宅の庭や人間牧場で蜜蜂を飼っています。地域づくり人養成講座で出会ったことをきっかけに、旧野村町に住む井上登さんを師匠と決めて、色々教わりながらやっていますが、養蜂は奥が深く未だに上達もせず、現在に至っています。4~5年前から長男息子が採った蜂蜜を精製したり瓶詰めしたりして手伝ってくれていますが、この頃息子は何を思ったのか、暇を見つけて蜜蜂の巣箱を作っているようです。

 私の使っている巣箱は、高知県馬路村の知人に貰った物や見よう見真似で私が作ったものですが、息子は重箱式とでも言うべき箱のようで、インターネットを師匠にして作っていて、このほどその試作品が3つ出来上がりました。巣箱は作って設置したら直ぐに蜜蜂が入居するものではなく、作って間もない巣箱には中々蜜蜂が入らないようなので、今年出来上がった物から順次適当な場所に置いて、順調に行けば来年あたりから本格的に始めるようです。

 私はこれまで蜜蜂が入居した箱は秋に総取りしていますが、息子は重箱方式で蜜蜂の巣を一部採り残して、越冬させる算段のようです。蜜蜂の越冬は私も試しにやってみましたが、見事に失敗しました。私はこれまでに多い年には一升瓶で21本も蜂蜜を収穫した実績を持っていて、別に越冬させなくてもと思っていますが、息子はどうやらSDGsなどを頭に入れて持続可能な養蜂を目指しているようです。上手くいくかどうか、息子の想いも一理あるようなので、これからも少し支援したいと思っています。

「今年も 分蜂季節が やって来た ワクワクドキドキ 楽しみながら」
「総取りの 私のやり方 否定して 持続可能な 養蜂目指す」
「一理ある 息子の意見 それもよし 重箱巣箱 試作品でき」
「私より 研究熱心 あれやこれ インターネット お師匠さんに」

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人間牧場

〇山里に生きて92年「わたしは打たれぬ釘になる」
 先日広島県三次市三和町に住む坂田尚也さんから、レターパックで表題の一冊の本が届きました。坂田さんとは取り立てて何度も出会っている訳ではありませんが、坂田さんの住む中国山地の三次市などには知人友人も多く、とりわけ過疎を逆手に取る会などにまつわる集会などで度々お邪魔しており、その度に多くの複数の方々と琴線に触れる出会いを今なお重ねているのです。

 先日坂田さんから「近々自分史を出すので出来上がったら送るから」と電話があり楽しみにしていましたが、「わたしは打たれぬ釘になる」というタイトルには正直驚きました。私も「出る釘は打たれるが出過ぎた釘は打たれない」を標榜して生きて来たので、早速読み始めました。平成26年に被爆者の一人としてピースボートで地球一周し、世界18ヶ国を回ったことや、過去の経歴エピソードはとても興味のある話でした。

 坂田さんは今年92歳になられていて、手紙には「今年の秋に一度広島に来ていただき、お互いの無事を喜びながら、マッタケの匂いでも・・・」と書いていました。私も「昇る夕日でまちづくり」や「今やれる青春」「町に吹く風」などの自著本を出版していますが、本を出すことは容易なことではなくその苦労が偲ばれます。「秋の出会いを楽しみにしている」と筆を取ろうと思っています。

「広島の 山里に住む 友人が 本を出したと レターパックにて
                       送ってくれた」
「面白い 私は打たれぬ 釘になる なるほど納得 一気に読破」
「出る釘は 打たれるけれど 出過ぎれば 打たれるものか
                      私も同感」
「秋のころ 再会したいと 書いている マッタケ匂い 出かけてみたい」

 

 

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人間牧場

〇菊間瓦の鬼の面
 去年の12月12日に、子ども教室おもしろ大作戦で、今治市菊間にあるかわら館へ子どもたちを連れて出かけました。その折かわら館の体験コーナーで粘土を使った焼き物作りに挑戦しました。それぞれが粘土を使い思い思いの作品に仕上げ、窯に入れて焼く作業を託した後、野間馬ハイランドを見学して帰りました。

私が作り焼いてもらった鬼瓦面2体

 後日それらの作品が焼き上がり、送られてきたので公民館の皆さんが市役所地域事務所のロビーを使い展示会を開いてくれました。勿論私の作った大小2点の作品も混じって展示されましたが、子どもたちの創造的な作品に比べ、私の作品は、鋳型を使った物なので、見劣りして少し恥ずかしい思いをしました。

 一昨日所用で公民館に立寄った折、展示の終わった作品を公民館主事さんから手渡しされ、頂いて持ち帰りました。私は趣味で色々な面を収集していて、その数は70体を越えています。それらに自分で作った面はありませんでしたが、昨日手渡されたいぶし銀の鬼かわら面は、早速今日にでも海舟館のどこかに、恥ずかしながら飾ろうと思っています。

「昨年の 年末出かけた かわら館 体験コーナー かわら面作る」
「支所ロビー 展示終わった 作品を 譲ってもらい 持ち帰りました」
「いぶし銀 光沢のある 珍しい 鬼かわら面 海舟館に」
「また一つ 自分作った かわら面 展示加わり 賑やかなりぬ」

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人間牧場

〇蜜蜂の飛び交う頃になり始めました
 このところ天気予報に「霜注意報」などが出て、朝夕は少し肌寒さを感じるものの、日中は気温がグングン上がり、農作業などをしていると汗ばむほどの陽気になりいよいよ春本番で、わが家の借景である本尊山界隈も日増しに山の緑や山桜が見え始め、1年中で一番気候の良い時期を迎えています。

本尊山周辺が一気に春めいてきました
この時期の蜂蜜採集は初めてです
菜花の黄色い菜の花も満開です

 菜園の名残の大根には白い花が、ブロッコリーや菜花には黄色い花が咲き、そろそろ夏野菜の植え付け時期が近付いてきたので、引き抜いて片付けようかと思っているものの、蜜蜂が何匹か飛んで来て蜜を吸っているため、もう少し様子を見ようかと思い始めました。

 とうのも、家の裏に置いている養蜂用の巣箱付近で蜜蜂が出入り姿を見たのです。一つの巣箱は昨年2升ほどの採蜜をした後も蜜蜂が出入りしていましたが、流石に厳冬時期は見かけなくなり、諦めていましたが昨日巣箱をひっくり返してみると、天板に蜜の溜った巣が見つかり、蜜のありそうな場所をとりあえず鍋に採って蓋をして太陽の熱で加温しました。今日にでも専用の金網でろ過して瓶に移そうと思っています。

 去年は蜂蜜が不作で僅かに1箱しか入居せず、2升しか採れなかったため、わが家の蜂蜜残量は只今ゼロなのです。今日にでも残りの巣箱に急いで蜜蝋を塗り、蜜蜂の分蜂に備えなければなりません。菜園隅のハウスに入れて冬越しさせたキンリョウヘンの花芽も膨らんで、いよいよ楽しみな蜜蜂のシーズンがやって来ました。

「借景の 本尊山も 春めいて 山桜先 新芽も伸びる」
「菜園の 野菜菜の花 咲き誇り 処分すべきか? 蜜源残すか?」
「蜜蜂が ウロチョロし始め 早速に 巣箱掃除し 蜜蝋を塗る」
「残りもの 蜂蜜鍋で 採蜜し 今日は搾って 妻プレゼント」

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