人間牧場

〇モンシロチョウは害虫?
 やっと猛暑日や真夏日が過ぎたものの、10月も後半だというのに日中は夏日
近くまで気温が上がり、やはり異常気象としか思えない日々がついていますが、さすがに朝晩は秋の気配を感じられるようになりました。そんな気候になったため、これまで畑のあちこちで飛び交っていた夜行性の蛾がいなくなり、替ってモンシロチョウが優雅に野菜畑の上を飛び交い、時には休むように植えたばかりのキャベツの葉っぱに留まったりして羽を休めています。

 そんなモンシロチョウを見つけると、畑の隅に用意した虫取り網で捕獲して処分するようにしています。その様子を見ていた来客者が、「若松さんモンシロチョウを捕まえ殺すなんてなんてかわいそう。あんたは鬼みたい。」ときつく咎められました。確かにモンシロチョウは何も悪いことはしませんが、モンシロチョウが留って羽を休めているのは、卵を産むためで、何日かすると卵は青虫となって葉っぱを食い荒らし、キャベツは無残にも筋だけになってしまうのです。

 無農薬キャベツを作っている私の只今の朝の日課は、キャベツ畑の畝間に入ってキャベツと保護色の見つけにくい青虫を見つけピンセットで摘んで取り除くのですが、これが結構中腰で疲れる作業なのです。蛾とチョウチョはとよく似ていて元の先祖は一緒だったようです。大昔は羽に鱗粉のある昆虫は全て夜行性でしたが、我の一種が昼に眠るのをやめて蝶になりました。明日の朝も青虫を捕まえるため畑へ入ります。チョウチョを見つけたら捕まえて処分します。小動物に優しくない私です。

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