人間牧場

〇帽子の忘れ物
 「あんたのご主人のしんちゃんが、わが家へ帽子を忘れて帰ったようよ」と、わが妻の同級生から電話が架かってきたようです。最近忘れ物が多いのはやはり歳のせいだと諦めていますが、今年になってこれで3度目です。帰ってから「はて?私の被っていた帽子は何処へ置いたのだろう」とまだ思い出すのですから、完全な認知症ではないと勝手に思っていますが3度とも帽子は無事手元に戻りました。

 今日は松山市上野町の生涯学習センターへ、間近に迫った愛媛県公民館研究大会の鼎談に使うパワーポイント資料を届けに出かけました。買い物がしたいという妻同伴で出かけました。肝心の事務局長さんはあいにく中四国大会に参加していて留守だったので、顔見知りの女性職員に渡し帰路につきましたが、若嫁が勤める実家経営の(かじん)という喫茶店に立ち寄りお茶をしていると、妻が水出しコーヒーとコーヒー豆を買いました。

 どうやら妻は帽子を忘れた伊方町瀬戸三机の同級生の家まで、帽子を取りに行くのだと張り切っていました。午後3時に松山を出発すると片道2時間はかかります。この日は午後7時から双海地域事務所で会議がある予定なので、何が何でもそれは無茶だと思いましたが、妻は既にお出掛けモードに入っていました。それから延々往復4時間、私が車を運転し、忘れ物の帽子を受け取って何と18時40分にわが家へ帰って来たのですから驚きです。

 途中長浜高校前の「まことや」というパン屋に立ち寄り、パンを買ったり、よく知っているご主人と立ち話会話を交わしました。妻の強引さに押し切られましたが、「今日の不始末は出来るだけ早く片付ける」を地で行くように片付きました。会議にも無事間に合い、明日は植え残っていた極早生タマネギの植え付けを、雨が降る前までに片付けられそうです。

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