人間牧場

〇長生きもほどほどに~
 今日人間牧場へ行くため、知り合い農家の庭先を通りました。滅多に車の通らない道なので、道に車を止めて降りて行き会話を交わしました。ご主人は私より一つ年上ですが若い頃は双海町農業後継者協議会の会長をしていて、私も双海町青年団長をしていたので、当時はまるで張り合うように活動をしていました。

 お互い年を取ったこの頃は出会うと、同年代の人が次々とあの世に旅立っていることもあって、今では話が合って大いに話が弾む唯一の話し相手となっています。今日の話は昨日発表された「日本の空き家問題」から派生した「長生きはほどほどに~」という話でした。

 双海町もご多分に漏れず過疎化や高齢化、少子化が進み、あちらこちらで空き家が目立つようになりました。殆どの子どもは教育が終わると故郷から離れ都会や近隣の町に家を構えて住んでいるため、恐らく定年になっても実家には帰えらず、空き家になる運命を辿るようです。

 一番の問題は親が長生きするような時代になり、親の介護が子どもの重荷になるようで、昔は「親孝行したいけれども親はなし」でしたが、今は「親孝行したくないのに親がいる」のようです。長生きは長年の夢でしたが、世情を考えれば「長生きもほどほどに~」のような世の中だと意見が一致しました。(大笑い)

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