人間牧場

〇お盆の長~い休みが始まりました
 同居の長男息子は昨日土曜日ながら会社に出勤し、今日から長~いお盆休みに入るようです。私などはサンデー毎日ですからお盆や正月だからといって特段の休みもなく至って気楽です。

 それでもお盆は先祖の霊が返って来るので、居間に祭壇を出したり、玄関先にも簡単の祭壇を飾るなど、仏事の準備をしなかればならず、14日にはお寺の住職さんが棚経にやって来るので、妻はお団子やお供え物、それにお料具膳を作って供える準備に忙しそうです。

 先日8日に日向灘で発生したマグニチュード7.1の地震を受けてお盆の帰省や予定していた観光を見合わせたりした人もいるようですが、お盆の民族大移動であちらことらで交通渋滞も起こっているようです。

 パリ五輪もいよいよ最終、高校野球も始まり、いつもよりテレビの前に座る時間が長くなっています。今日は次男が子どもを連れて帰省し、いつになく賑やかなお盆の入りでした。

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人間牧場

〇地下足袋と麦わら帽子
 今年の夏は連日35度を越す猛暑日が毎日のように続き、とにかく暑くてじっとしていても汗が流れ、何もしたくない心境ですが、晴れた日には晴れた日の仕事があって、熱中症に気をつけながらあれこれやっています。

 

 私の出で立ちは頭に麦わら帽子、足には地下足袋、腰には蚊取り線香、手には草刈り機、傍に冷たい麦茶を用意して、どこから見てもお百姓さんの格好です。周りの人からは、「もう歳だから無理をするな、気をつけろ」と注意を受けますが、注意する妻も家族も私の仕事の領域まで手を差し伸べてはくれないので、頑固じいさんよろしきを得て、適当に汗を流しています。

 今日は朝の涼しい間に草刈り機に給油した混合油が空になる1時間余りで、家の裏の斜面の草刈りをしました。この10日ほど連日わが家に来客があって、人間牧場の子ども体験塾のサツマイモ畑の草を刈っただけで農作業がはかどっていないので、そろそろ秋の準備をと少々心が焦っています。一雨欲しい今日この頃です。

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人間牧場

〇除草剤の効果
 放任園を耕してドングリから育てた落葉樹クヌギの苗木を作り、クヌギの森づくりを始め7年になります。順調に育ってかなり大きくなり木が林になり森を夢見るようになりつつありますが、その横の漁師さんが亡くなって放任園になっていた畑をひょんなことから借り受け、クヌギの苗木を植えることになりました。

 しかしその畑は既に野生化していて、特にカズラがはびこってこのままでは次のミッションに進めないことが分かりました。そこで一度草刈り十字軍の力を借りて草を刈り、10日後くらいに新芽が伸びた上に除草剤をかける方法を思いつきました。これまで除草剤を使った経験がないしその道具類を持ち合わせていないので、私の義理の弟に頼みました。そしてその筋書き通り50mのホースを現場畑まで引っ張って、除草剤の散布をしてもらいました。

 その後殆ど雨も降らず順調ならカズラが枯れるはずですが、このところ忙しく一度見に行った程度で心配していましたが、今日人間牧場へお盆にお墓に供えるシキビを切りに行った帰り道様子を窺いに立ち寄りました。放任園は除草剤が効いたのか嬉しいことに一面まるで枯野のように黄色くなっていました。さあ次のミッションの準備をしなければなりません。目標設定日は10月5日の「年輪塾公開セミナー&20周年の集い」です。少しワクワク・ドキドキして来始めました。

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〇今年の朝顔
 花の時期が身近い夏を代表する花に朝顔があります。昔子どものいる家は殆どの家で夏休みに朝顔を作って子どもたちが朝顔観察し日記をつけていました。しかし少子化の影響や社会の進展で、親も忙しくそんな煩わしいことをする暇もなようです。

 幸いわが家は同居の長男息子が地域づくり活動の一環として朝顔を育て商業施設で朝顔市をやっているので、その名残や残りの朝顔に水やりしながら、家族で楽しんでいます。日本朝顔には葉っぱやつるにに産毛があっても、西洋朝顔には産毛がなくつるつるだったりすることも初めて知りました。

 今年は斑入りの枝垂れ朝顔が沢山残っていて、息子は私の乗用車専用の車庫の屋上に鉢植えを置き、風流にもつるを垂らして楽しんでいます。中庭にもパイプを組み立て風流を楽しんでいます。厄介なのはやはり朝晩の水やりに手間がかかっていますが、わが妻も朝夕薮蚊に悩まされながら、世話や花を思う存分楽しんでいます。

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人間牧場

〇夏の甲子園がきょう開幕しました
 最近は高校生の甲子園に対する憧れもあって、書道甲子園とか漫画甲子園、俳句甲子園などと「甲子園」を冠した全国大会が各地で開かれています。野球をしたことのある人なら、甲子園で一度はプレーしてみたい気持ちは痛いほど分かりますが、野球をしたこともない私たちでも、夏の高校野球が始まると、何かソワソワしてテレビの前に座って観戦したくなります。

 大会を運営する側が一番気を使うのは、猛暑炎天下でプレーする選手の体調管理で、最近は様々な工夫が凝らされています。今年から第1日目から3日間は「朝夕2部制」にして、猛暑の時間帯を避けるような措置が行われるようです。初日は午前8時30分に開会式が始まり第2試合は午後4時、大3試合は午後6時30分にプレーボールの予定だそうでしたが、今日はあれこれ忙しく第1試合のみ飛び飛びで見ていました。

 入退場の時に流れる古関裕而さん作曲の「栄冠は君に輝く」というお馴染みのテーマソングを聴くと、思わず口ずさんで歌ってしまいました。甲子園球場が出来て100年目という節目の年だけに、甲子園から目が離せない日々が続きます。さあどの高校に栄冠は輝くのでしょうか。折しも開かれているパリオリンピックもワクワク・ドキドキして楽しんでいます。

 

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〇79回目の原爆の日
 私の妻は1945年9月12日の生まれです。ゆえに間もなく79歳になります。つまり産まれる1週間前の8月6日に広島に原爆が投下され多くの犠牲者が出ました。私は1944年10月3日生まれなので、生まれて10ヶ月の8月6日の朝、寄港した漁船の魚を砂浜で選別する母の背中に背負われて、北東の方向にピカッと光る原爆の閃光らしきものを観ているのです。

 幸いにも広島から遠い距離にあるため原爆の影響は受けませんでしたが、毎年8月6日の午前8時15分になると、悲しい気持ちになり黙祷し犠牲になった方々に祈りを捧げています。そんなこんなで妻や私の年齢の数と殆ど同じ回数を重ねた原爆の日を今年も迎えました。

 テレビに映し出される広島原爆ドームや平和祈念式典を観ながら、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が、核の使用をちらつかせる中で「平和とは何か」を素人の一国民ながら、色々と考えさせられました。地球上のあちらこちらで戦争が絶え間なく続き、多くの人が命を落としたり難民となって戦禍を逃れようと苦しんでいます。今日はそんなことが去来るする一日でした。

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〇包丁の柄の修理
 家庭にはハサミ、鋸、金槌、などなど色々な道具がありますが、中でも台所で毎日のように朝・昼・夕と妻が台所で使う包丁は絶えず砥石で研いでいますが、庖丁を研ぐのはもっぱら私の仕事で、「お父さ~ん、庖丁を研いで~」とよく頼まれます。

その都度「任せとけ」とばかりに裏の外台所で少し水をかけながらピカピカに研いでやります。ところが長年使っていると包丁も刃金の部分がすり減り、切れ味が悪くなってきますが、先日手元の柄の部分が壊れて、さてどうしようと妻から相談を受けました。

 昨日所用で松山へ出た帰り道、ホームセンターに立ち寄り、木で出来た替え柄だけを買い求めて帰りました。古い壊れた柄をバイスに挟んで抜き取り、錆の出た手元の錆びを丁寧に落とし、地金だけにして、買って帰った替え柄に打ち込みました。

 するとどうでしょう。まるで新品のような包丁が出来、砥石で研ぎ直して妻に渡すと、「お父さんは器用じゃねえ」と褒めてくれました。「それほどでも」と一応謙遜して見せましたが、これから4~5年はまだまだ持たせたいと思っています。捨てれば危険物ですが、再利用すれば立派な道具に生まれ変わります。

「『包丁の 柄が壊れた』と 言う妻の 愛用包丁 替え柄で修理」
「普通だと 廃品置き場 行く所 修理をしたので 4~5年使える」
「年金で 細々暮らす わが夫婦 知恵・汗出して 無理無駄省く」
「台所 妻愛用の 包丁を 研ぐのは私 愛用砥石で」

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〇フランスパリ五輪と日の丸
 フランスのパリでオリンピックが開かれて一週間余りが経ちました。自分ではスポーツなどできない年齢になりましたが、することはできなくてもテレビで観戦し、せめて日本人アスリートの皆さんの活躍に声援くらいは送ろうと、クーラーをかけて居間でテレビ観戦をしていますが、勝った人負けた人、メダルを取った人取れなかった人などなど、悲喜こもごもを見ながら感動をしています。

 もう50年近くも前、総理府派遣第10回青年の船の班長として、建国200年のアメリカへ、昭和の咸臨丸と銘打って初めて太平洋を渡りました。その折メキシコアカプルコの港から出航したにっぽん丸の船上から一人の青年が手に持った日の丸の小旗を誤って桟橋に落としてしまい、ちょっとした騒動になりました。故意ではありませんでしたが、メキシコの青年たちの目には日の丸の小旗を投げ捨てたと勘違いされたのです。

 国歌や国旗をその国の象徴として大切にする外国人に比べて、戦争もしない、戦争の悲惨さえも知らない平和ボケした日本の若者たちにどんな教育をすべきか、最後の寄港地となったハワイを出航して日本に帰るまで、日の丸に対する大切な議論をしたことを思い出しながら、日の丸を背中に羽織って誇らしくラストランをするメダリストの姿を見ながら、当時のことを思い出しました。

 

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人間牧場

〇ちょっと手伝って
 私の仕事は、家の敷地内にある家庭菜園の世話、家の周りの草刈り、自宅から10㎞余り離れた人間牧場や港の見える丘などの草刈り作業などがあります。歳をとるにしたがって最近はそれらの作業が重荷になりつつあることを実感しています。

 もう間もなく満年齢で80歳を迎えるため、車に乗れる年数を考えると幾ら頑張っても、6~7年が限界だと自覚をしていますが、最近まで元気だった妻が目の病気にかかり、私が主、妻が従だった私たち夫婦の人間関係を自戒の念を込めてイコール、若しくh妻が主、私が従にならなければならないと思い始めました。

 8月の盆明けに妻の目の手術が予定されているので、最近妻の運転を極力しないように、私がアッシー君になっていますが、ただでさえ忙しい私ゆえ忙しさが余計増え、頭では分ったり納得していても少し憂鬱になってき始めました。

 今日も午前中書斎で物書きをしていると、妻が「お父さん、ちょっと手伝って」と外から声をかけられました。妻は天気が良いので、どうやら窓と網戸の掃除をしているようで、手の届かない所を雑巾で拭いたり外して水洗いした網戸を元に戻して欲しいとのことでした。

 それから延々9時から12時まで3時間、大汗をかきながら手伝う羽目となりました、「ちょっとの手伝い」のつもりが「大事の手伝い」になりました。妻から「お陰で助かった。綺麗になった。ありがとう」と言われましたが、これから私の手助け項目はドンドン増えそうな雲行きです。

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〇蜜蜂の巣箱の継ぎ箱
 真夏・盛夏になるとわが家の周辺にも異変が起こり始めています。何といっても大きな異変はこのところの雨の降らない猛暑で、植えた夏野菜が音を上げ始めました。前もって潅水施設を駆使して谷潅水などを行っていますが、焼け石に水のような状態で、長期予報だとこれからお盆頃までは台風が来ないと雨が期待できないのです。


(巣箱の外に群がる蜜蜂たち)

わが家では家の周囲で蜜蜂を飼っていますが、蜜蜂は暑さに弱く、日照りと高音が長く続くと、巣箱の中の温度が高くなり、蜜蜂たちは巣箱の外に出て羽根を動かして風を送っていますが、中の女王蜂が危なくなるのではないかと心配しています。

  
(継ぎ箱をした蜜蜂の巣箱)

 息子はこの時期様子を見て葦簀を置いたり、継ぎ箱をして努力をしていますが、間もなくスズメバチの週来シーズンにもなるので目の離せない状態が続くようです。今年は家周辺の巣箱に5箱入居してまずまずの状態ですが、さてさて動物も植物も心配の種は尽きません。

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