人間牧場

〇79回目の原爆の日
 私の妻は1945年9月12日の生まれです。ゆえに間もなく79歳になります。つまり産まれる1週間前の8月6日に広島に原爆が投下され多くの犠牲者が出ました。私は1944年10月3日生まれなので、生まれて10ヶ月の8月6日の朝、寄港した漁船の魚を砂浜で選別する母の背中に背負われて、北東の方向にピカッと光る原爆の閃光らしきものを観ているのです。

 幸いにも広島から遠い距離にあるため原爆の影響は受けませんでしたが、毎年8月6日の午前8時15分になると、悲しい気持ちになり黙祷し犠牲になった方々に祈りを捧げています。そんなこんなで妻や私の年齢の数と殆ど同じ回数を重ねた原爆の日を今年も迎えました。

 テレビに映し出される広島原爆ドームや平和祈念式典を観ながら、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が、核の使用をちらつかせる中で「平和とは何か」を素人の一国民ながら、色々と考えさせられました。地球上のあちらこちらで戦争が絶え間なく続き、多くの人が命を落としたり難民となって戦禍を逃れようと苦しんでいます。今日はそんなことが去来るする一日でした。

[ この記事をシェアする ]