人間牧場

〇豆・豆・豆・・・・・

 自分の家庭菜園でできたり、知人友人から貰ったりするため、このところ連日食卓に豆類の料理がよく並びます。勿論豆類の大好きな私としては、それはそれとして美味しく食べていますが、昨晩の夕食はグリーンピースの豆ご飯に、スナップエンドウのサラダ、それにソラマメの煮つけと、箸を運ぶ度に豆に行き当たるため、流石の料理を作った妻も、「あらまあ、今晩の夕食は豆づくしだねえ!!」と、納得しきりでした。

いただいたソラマメ
豆ご飯にしたグリーンピース
サラダになったスナップエンドウ

 私は栽培が難しいと勝手に思い込んで作らないソラマメを除けば、きぬさやエンドウ、スナップエンドウ、グリンピースの3種類を植えていますが、まだ作り始めて2~3年と日が浅いため、白い花のどれがどれで、紫色のどれがどれだかはっきり区別することができず、今年のように春先の突風で、隣り合わせて作ったそれぞれの生垣が倒れ、全てが寄り添ったため全ての豆が混在して実り、概ね3種類に分けて収穫をしています。

 豆類は今が最盛期で、毎日の様に妻か私が畑に入り豆類を収穫していますが、収穫が追い付かず採ったエンドウ豆は近所や親類にお裾分けして喜ばれています。さておおよその作り方が分かり、今年は大豊作だったので、来年はしっかりと作付け計画を立て、今年の失敗を繰り返さないようにしたいと思っています。先日親友の大洲市田処に住む亀本さんから、野菜の作り方のテキストもいただいたので、頑張ってみようと思っています。

「食卓に 豆・豆・豆が 揃い踏み いくら何でも 少しやり過ぎ」

「今年は 豆が豊作 よくできた だけど生垣 倒れて混在」

「いただいた ソラマメ剥いで 軽く茹で 冷凍保存 妻もしたたか」

「昨晩は 大好物の 豆ご飯 美味い美味いと 言いつつ食べる」

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人間牧場

〇孫との約束のイカダ作り始める

 新型コロナウイルスの影響で長い休みとなっている孫奏心は、来週から学校の授業が再開される連絡を受け、竹の確保だけで進んでいないイカダ作りが気になって仕方がないようです。この2~3日孫奏心は私の所へ何かとすり寄って来て、「おじいちゃん、早くイカダを作らないと学校が始まる」と訴えるのです。イカダはどうせ早く作っても海に浮かべるのは夏休みだからと思うのですが、ハンモックや畑など自分たちが夢に描いたプロジェクトが、ことごとく出来上がって気を良くしていることもあって、ノリノリなのです。

イカダ作りに励む孫奏心
設計変更したイカダ作り
作業後の片付けや掃除は弟子の仕事です

 昨日は午後から雨が降るという天気予報だったので、午後から東屋に竹などを持ち込みイカダ作りを始めました。真竹の大きいのを7~8本並べ、少し細めの竹を真半分に割り上と下で挟むようにして、ステンレスの少し大きめの針金で止める手はずですが、竹の表面はツルツルでよく滑るので、この作業は中々でした。針金の先端で孫たちが怪我をしないよう注意をして組み立てました。その後孫奏心の発想では割竹で囲うようでしたが、木の板を使うよう設計変更し、何とか午後6時ころ昨日の作業を終えました。

 作業をする時孫奏心は私を師匠と呼び、私も孫奏心を弟子と呼んで、色々な手仕事を怪我をしない程度に手伝わせていますが、最近は道具の名前もすっかり覚え、昨日は小学5年生ながらインパクトを使ってネジ釘打ちまで出来るようになり、大喜びで夢中になってやっていました。子どもに刃物などの道具を使わせるのは危険なため、ついつい私がやってしまいがちですが、意識的に道具を使わせると、出来るようになるものです。今日も雨模様ですが、孫奏心は昨日の続きをやりたいのか早起きして、朝食や宿題を早々と済ませスイッチはONのようです。

「学校が 間もなく始まる 急がねば 孫の算段 目に見えるよう」

「竹藪に 出かけて切って 持ち帰り 準備万端 イカダ挑戦」

「雨模様 東屋孫と 二人きり 弟子と師匠で 作業を開始」

「最近は 道具あれこれ 使わせる 少しずつだが 中々やるわい」

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〇天草晒し

 このところ好天が続き、毎朝夕は菜園に植えた野菜の苗の水遣りで結構忙しく働きました。一雨欲しいと思っていましたが、天気予報だと今日土曜日と明日日曜日は雨マークのようでした。しかし今日は殆ど雨は降りませんでした。水遣りが一段落すると今度はこの大潮磯に出て収穫した天草を晒す作業が待ち受けています。

庭一杯に干した天草

 天草は磯の石に生えているのを手でむしるように収穫し持ち帰ります。直ぐにポリ容器に水を張り、異物を取りのぞきながら天草をしっかりと水洗いします。洗った天草を専用のサナに広げて干しますが、採ったばかりの天草は焦げ茶色で海草って感じです。海草独特の臭いもあって、嫌いな人には嫌がられますが、その内消えるようです。

 これから毎日毎朝、ウォーキングから帰るとサナに干して乾燥した天草を、水をためたポリ樽に入れて水洗いし、またサナに戻して天日乾燥します。その内焦げ茶色が脱色し、白髪のようになると出来上がりです。わが家ではこの晒した天草を使って、夏の食べ物である天草ゼリーを作ります。乾燥天草を鍋で沸かし、酢を入れて濃し、濃したエキスとオレンジジュースをブレンドして、ミカンやパインの缶詰とともにタッパで固まらせ、冷蔵庫で冷やすと出来上がりです。これからひたすら私の仕事として頑張りたいと思います。

「磯採りの 天草庭で 水洗い 天日に干して また水洗い」

「天草を 晒す作業は 重労働 故に私の 重要役割」

「ウォーキング 帰ると朝飯 前にして 一仕事する これから毎日」

「わが家では 晒した天草 使い妻 夏の食べ物 ゼリーを作る」

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〇ソラマメの収穫

 毎年この時期になると、懇意にしてもらっている伊予市街の水口種苗店から、段ボール箱に入れられたソラマメが宅配便で届きます。今年は先日苗物を貰いに行った時大奥さんから、「今年はこれまでソラマメの収穫を頼んでいた人が都合で当てに出来なくなりました。お忙しいでしょうが、よかったらソラマメの収穫に来ませんか」と言われました。今年は新型コロナウイルスの影響で、全てキャンセルとなり「サンデー毎日なので喜んで・・・」と返事をしました。

このほど開業した新駅付近
広いソラマメ畑

 ところがこのところ藪用が入りあたふたしていると、「いつ来られますか?」と前夜妻に電話が入りました。昨日の午前中出かける旨を電話返信し出かけました。この時期種苗店は田植えのシーズンに入り、予約の稲苗の育成や出荷作業で猫の手も借りたいほどの忙しさが見て取れたので、少々心苦しく思いましたが、大奥さんはいつものように優しく対応してもらい、ご一緒に先日開業したJR駅近くのソラマメ畑へ出向いて、私と世間話をしながらソラマメをハサミで切り取り、キャリー1箱と手提げカゴ1ぱいをいただいて持ち帰りました。

 さあそれからが大変です。隣近所や近場の親類へ新鮮なうちにお裾分けして上げました。幸いわが家も先日香川から送ってもらったソラマメを食べ尽くしたところなので、今日にでも皮を剥いて食べようと思っています。旬のものはとても美味しいのですが、旬はあっという間に終わります。この時期しか食べられないソラマメを、自分の菜園で作ることもなく、さも自分が作ったような顔をして、恩恵にあずかりました。友人のfacebookにソラマメのかき揚げが美味しそうに紹介されていました。そうだ今日は妻に頼んでソラマメのかき揚げにでもしてもらいましょうか。

「猫の手も 借りたいほどの 忙しさ ソラマメ収穫 来ないか誘われ」

「行きますと 言ってはみたが 薮用で 2日も遅れ お詫び方々」

「ソラマメの 畑に入り 実入りした ソラマメハサミ 次々収穫」

「ソラマメの かき揚げ食べたい 妻に言う 今夜の食卓 今から楽しみ」

 

 

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〇真鯛をいただきました

 昨日の夕方、長男息子の友人が、「下灘の漁師さんから鯛を貰ったので食べてください」と、活きのいい天然真鯛を4匹もわが家へ持って来てくれました。私に粗調理の役目が暗黙のうちに回り、早速裏の外調理場で鱗を引き始めました。何にでも興味を示す孫たちが傍にやって来て、「鱗を引かせて欲しい」と頼むので、体験のつもりでやらせましたが、初めてのこととあってまあ下手糞でもどかしく、魚は素早く清潔が勝負なので、「今度教えてやる」と納得させ直ぐに止めさせました。

いただいた真鯛

 鯛は骨が固く料理の難しい魚です。特に頭を大骨から切り取ったり、半分に割ったりするのは出刃包丁を使ってもかなりの腕力と技術が必要なのです。頭を落として内臓を開けるとこの時期の鯛には粟子や白子があって、昨日の鯛は4枚とも白子でした。3枚におろし頭やヒハラ、大骨は煮付け用に小切りして、冷蔵庫に入るようタッパーに入れ、冷蔵庫焼けしないようラップをかけて収納しました。

 次男嫁の実家の親が最近入院手術をして退院しているので、全快見舞いのつもりで息子と相談し、丸々1匹分を発泡スチロールの箱に入れて松山市堀江まで届けることにしました。昨日はゴールデンウィーク中ながら新型コロナウイルスの影響で市内は車も空いていて、往復2時間ほどで午後7時ころ帰宅しました。昨日はわが家も鯛一匹の半分が刺身、アラ炊きとして食卓に上りました。特に白子の味は絶品で、今晩も刺身を食べれるものと期待をしています。私は魚大好き人間です。それにしても田舎暮らしは幸せです。

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〇ブックカバーチャレンジ7日間の波紋

 西宇和郡伊方町三崎に住む浅野長武さんから突然ご指名を受け、「ブックカバーチャレンジ」なるものに加わりました。いつもはただ何となく読んだり、書斎や人間牧場水平線の家の書棚に並べ読、積読している本ですが、見渡してみると本の多さに驚くのです。私の知識の半分以上はこれらの本によってもたらされたのでしょうが、インターネットなどなかった若い頃は、小遣い銭の半分以上はこれらの本を買うために使ったものと思われます。

ちろりんだより
双海町誌・改訂版
ジョン万次郎漂流記
大学
1001歌謡曲
ポール・ラッシュ100の言葉
ミレニアム2000年・その日私は

 ブックカバーチャレンジで毎日1冊ずつお気に入りの本を取り出し、ブックカバーの写真を撮りながら、改めてこれらの本が自分に与えた影響について思いました。私がとりあえず選んだ本は、西川則孝さんの「ちろりんだより」、双海町が合併を記念して編集した「双海町誌改訂版」、中国の古書「大学」、井伏鱒二の「ジョン万次郎漂流記」、「1001歌謡曲」、「ポール・ラッシュ100の言葉」、自身の自著「ミレニアム2000年・その日私は」という7冊でした。

 ブックカバーチャレンジの人つなぎ企画も、西川則孝さん、中尾治司さん、濱田久雄さん、橋本千春さん、縄田早苗さん、處淳子さん、若松一心と7人の名前を勝手に使わせてもらいました。本と同時に私の今があるのはこの人たちを含めた多くの人から受けた感化でもあるのです。本や人から頂いた知識は、私という人間の脳に蓄積され、それらを利用して知恵に転換し、行動によって成果となりました。今改めて思うのは本と人の大切さです。

 私はこれまで、「町に吹く風」、「昇る夕日でまちづくり」、「夕日徒然草・地の書・水の書・火の書・風の書・空の書・心の書」、「ミレニアム2000年・その日私は」などなど、自著本を幾つか出版しています。また雑誌などにも頼まれて幾つかの記事を書いていますが、読むだけでなく書くということの難しさも体験していますが、読む・聞く・見るから、書く・喋る・実践するという潜在能力を顕在化する方法にも積極的にチャレンジして、いい人生にしたいと思います。きっかけを作ってくれた浅野さん、7冊の本、人つなぎの人々に感謝しています。

「パソコンの 画面いきなり 私の 自著本登場 ビックリ仰天」

「親友が 私の本を アップする 私も企画に 賛同しました」

「そういえば 生まれてこれまで どれほどの 本を読んだか 知識の数々」

「読む聞くに 見るを加えて 生きて来た 書くや喋るや 実践大事」

「本と人 ネットワークを 広げたり お陰様にて フットワークも」

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人間牧場

「18歳と81歳の違い」

 先日大洲市田処に住む長年の親友である亀本さんがラインで、「18歳と81歳の違い」について面白い資料を送ってくれました。亀本さんは過疎の進む山間地農村に住んでいますが、若い頃から私の主宰していた「フロンティア塾」に塾生として足繁く通い、その後人間牧場で開塾している年輪塾にも塾生として参加し、処志検定を受験するなど勉強熱心で、インターネットに精通し、県の天然記念物である矢落川のホタルに関する情報を、シーズンになるとネットでその発生状況を流すなど、地域づくりにとにかく熱心です。

「18歳と81歳の違い」

 恋に溺れるのが18歳
 風呂で溺れるのが81歳

 道路を暴走するのが18歳
 道路を逆走するのが81歳

 心がもろいのが18歳
 骨がもろいのが81歳

 ドキドキが止まらないのが18歳
 動悸が止まらないのが81歳

 恋で胸詰まらせるのが18歳
 餅をノドに詰まらせるのが81歳

 偏差値が気になるのが18歳
 血圧や血糖値が気になるのが81歳

 まだ何も知らないのが18歳
 もう何も覚えていないのが81歳

 自分を探しているのが18歳
 皆が自分を探しているのが81歳

 都会の暮らしに比べると田舎は何かと不便で、地域のしがらみも多く、住みづらい点も多くあります。特に過疎化や少子高齢化が進んで空き家が目立つなど、将来の不安を拭うことはできません。だからこそこんなネタを使って笑いを誘い、高杉晋作ではありませんが、「面白き こともなき世を面白く すみなすものは 心なりけり」です。「18歳と81歳の違い」を読んで、思わず大笑いをしてしまいました。

「山超えた 隣町住む 親友が ラインで笑い 誘う話題を」

「18歳 81歳 余りにも 違う境遇 笑ってしまう」

「悲しいが 間もなく私も あと6年 すれば八十路を 迎える驚き」

「あれこれと 暗いニュースの 多い中 笑って生きよう 楽しみ見つけ」

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人間牧場

〇野の花

 この季節は、わが家の敷地内だけでもツツジやモッコウバラなどが満開で、朝起きて夕方日が暮れるまで、目につくそれらの花々の美しさを写真に撮ったりしながら楽しんでいます。また庭の隅で育てていた蜜蜂誘因に使う日本ラン・キンリョウヘンの花も開花し、巣箱の横に置きましたが、まだ一向に蜜蜂が斥候にやって来る様子もなく、毎日見回って空振りを残念がっています。

アザミの花も綺麗です

 この時期は草刈りの真っ最中で、野に咲く花々も草刈り機の餌食に合い、無残にも切り倒されてしまうのです。草刈りをしながら真っ黄色のタンポポやアザミの花を見つけると、草刈り機のエンジンを止め、畑や道端に座り込んで、一服休憩しながらまるで風流人のように一人その美しさを楽しんでいます。

 昨日は一雨欲しいと思っていた矢先に慈雨が降り、異常乾燥注意報が出るなどカラカラに乾いていた畑にお湿りがあり、毎朝晩忙しくしていた水遣り作業も一服して、少し落ち着いた一日でしたが、長靴を履き雨傘を差して小路を歩くと、雨に濡れた紫色のアザミの花が綺麗に咲いていました。この時期は野生の三つ葉もあちこちにあって少し収穫し、昨日は新玉ネギやニンジンなどとともにかき揚げ天ぷらにしてもらいって食べましたが、風味もよく食が進みました。摘み菜図鑑によるとアザミも食べられるそうで、一度試したことがありますが、今はその気にならず花を楽しみました。

「ツツジやら モッコウバラも いいけれど 野に咲く花々 趣きあって」

「雑草と 一緒刈られる 野アザミも その気になれば 綺麗な花です」

「野アザミを 摘み菜図鑑で 調べたら 食べれるそうで 試してみたが・・・」

「昨日今日 雨でぐずつき 畑濡れ 朝晩水遣り 停戦のんびり」

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人間牧場

〇JR高野川駅のツツジが見頃です

 昨日インターネットfacebookを見ていると、親友の高野川駅の傍に住む中尾さんが、ブックカバーチャレンジのついでに、JR高野川駅のツツジが見ごろだと書き込んでいました。丁度所用で伊予市街へ出かけるところだったので、妻と二人で立ち寄ることにしました。私は公民館主事をしていた頃から高野川地区のの桜やツツジに深くかかわっていたこともあり、何度もこの光景を見続けてきましたが、わが妻は初めてとあって、興味津々でした。

JR高野川駅のツツジ
古い陸橋
新しい陸橋

 JR高野川駅は無人駅で、乗降客も少なく普通はひっそりとした駅ですが、やはりこの時期になるとカメラマンが一両の列車が通過する時間を見計らって写真を撮りに来ているようで、この日も何人かの見知らぬ人がウロチョロしていました。駅のすぐ横の中尾さんの家にあいさつがてら立ち寄りましたが、運よく中尾さんは在宅中で、前触れもない来訪に驚いた様子でしたが、ご一緒に見学したり、駅のすぐ上を通る橋が老朽化して新しい橋に付け替え工事が行われている最中とあって、新旧の橋を同時に観ることができました。

 双海町の花いっぱい運動の先駆けとして、地元の人が駅周辺にツツジを植えたり手入れをしたりして今の隆盛を見ていますが、今では閏住の菜の花や、JR下灘駅の陰に隠れて目立たなくなっているものの、満開に近いツツジはやはり圧巻です。花は見る人、見る時期、手入する人、手入する時期、それに想いも加わって成り立ちますが、今年はコロナウイルスの影響で、観光列車伊予灘物語の運行も休止して、少し寂しいシーズンとなっていますが、これからも心ある人たちの努力で長く咲き続けて欲しいと願っています。妻は初めて見るJR高野川駅のツツジに感動しきりでした。

「ネットにて ツツジか咲いたと 友追記 妻を誘って 立ち寄りました」

「駅の傍 友の自宅に 急お邪魔 運よく在宅 案内説明」

「いや見事 今が盛りと 咲くツツジ カメラ片手の 見知らぬ人も」

「老朽化 古い陸橋 その横に 新しき橋 新旧交代」

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人間牧場

〇くじらの藤棚での出会い

 人間牧場へ農作業に出かけた帰り道、下灘閏住菜の花畑の近くにあるくじらというお店に立寄りました。この店は私の妹が経営している海産物のお店なので、時々立寄って立ち話をしたりしていますが、沢山の花見客で賑わっていた頃と違って、今は落ち着いた風情です。

この店のすぐ横に小さな藤棚があって、紫色の藤が今満開を迎えています。藤棚の下にベンチがあるので、ソフトクリームを注文し、下がり藤の香りとともに穏やかな瀬戸内の海を眺めながら一服休憩をしましたが、まさに「海は広いな大きいな!!」って感じで心が癒されました。

 本来ならゴールデンウィークまっただ中で、心浮き浮きって感じでしょうが、今年は新型コロナウイルスの影響で、マスクをしての休憩となりました。一服したところでさあ立とうすると一台の車が止まりました。県外ナンバーの車ゆえ、親しく話もできないと思っていたたら、マスクをしていてどこの誰だか分からないだろうと思っていたのに、いきなり「双海町の若松さんではないですか?」と、言われました。

 その人もマスクを着けていたので「えっ?」と思って顔を見ていると、その人はマスクを外して「昔お世話になった〇〇です」と言われました。人の名前を覚えるのが得意な私ですが、もう20年以上も会っていないので、失礼ながら記憶の糸が途切れていました。聞けば愛媛の親戚でご不幸があり、葬儀を終えて帰る途中のようでした。車の中で双海町の看板が目につき、同乗の奥さんと私の話をしたばかりだったそうです。藤棚が出会わせてくれた懐かしい出会いに、少し目頭が熱くなり、再会を約束してお別れしました。

「農作業 終えて途中の お店にて ソフト食べつつ 途中休憩」

「藤棚の 紫藤が 満開で 凪の瀬戸内 大いに癒され」

「マスクした 私にいきなり 若松さん? 長年合わぬ 友と再会」

「散髪を 昨日していて 良かったと 大笑いしながら 再び別れ」

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