人間牧場

〇久方の出会い

 先日「通称まちセン」と呼んでいるECPR(えひめ地域政策研究センター)の脇水所長さんから新任ごあいさつのメールが届きました。普通の年であれば色々な人が年度をまたいで退任や就任のごあいさつに来ていただくのですが、新型コロナの影響でそれも叶わずメールや電話でのあいさつ程度でした。脇水所長さんとは長い付き合いだし、緊急事態宣言も解けたというので、3蜜にならぬよう注意をして、所長以下新任の研究員さんがマスクを着用して、顔見世程度でしたがわが家へやって来ました。

入り口の戸を開けたり、マスクで防護をしたりと用心をして、ゲストハウス「煙会所」で名刺を交換しました。帰り際「煙会所」のすぐ隣にある海の資料館「海舟館」や、新型コロナの影響で長期休暇中孫と一緒に取り組んだ、庭の野菜畑や、ハンモック、イカダなども見てもらいましたが、本来なら人間牧場へも案内すべきところ、6日前に自分の不注意で転び、向こう脛を4針縫う大怪我をしているので、自宅での出会いとなってすまなく思っています。

 人と出会い、人と画策しながらまちを活性化させることが地域づくりなのに、人と出会うことすらできない昨今です。主流はオンラインを使った会議などにシフトしようとしていますが、やはり人と人が顔を合わせ、知恵を出さなければ地域は元気になりません。安心安全で有効なワクチンが開発されたり、第2波第3波の流行を国民の努力で乗り切って、今までのような地域社会になるよう祈っていますが、研究員の皆さんには今しかできない原点回帰の学びで、力を蓄えて活躍して欲しいと願っています。

「このところ メールや電話 多くあり 人の顔見て 話すの忘れ」

「マスクして 名刺交換 したけれど 今度会っても 覚えているかな?」

「オンライン だけでは地域 元気出ず 早くコロナの 去ること祈る」

「何のため 原点回帰 好機だと 思えば今は 価値あるようだ」

 

 

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