人間牧場

〇甘夏柑の美味しい季節です

 一年中あれやこれやと柑橘類が食べられる瀬戸内海地方に住んでいますが、今は晩かん類も底をつきハウスミカンが出回る頃までは端境期といったところです。こんな時期重宝なのは、家の横の果樹園や人間牧場に植えている甘夏柑です。普通農家では樹上越冬した甘夏柑は樹勢を弱わらさないよう早目に摘みとりますが、貯蔵すると直ぐに腐ってしまうので、わが家では木にならせたままの状態で、必要なだけ収穫して食べるようにしています。

 

 わが家の甘夏柑は皮をマーマレードに使うため基本は無農薬による栽培です。今流に格好良く言えば「オーガニック栽培」です。ゆえに毎年のように欲しいという人があちこちにいて、送ったり取りに来てもらったり、届けたりしています。わが家の食べ方は毎日妻が4個ほど外皮と内皮を剥き、タッパに入れて蜂蜜を少し入れ、冷蔵庫で冷やして食後のデザートとして食べています。甘夏柑の外皮は分厚いので剥きにくいので、上と下を太鼓の道のように切り落とし、包丁で外側に切れ目を入れます。そうすると簡単に剥がすことができるのです。

 甘い柑橘に慣れた人や、酸っぱいのが苦手な人には不向きですが、私たち夫婦はこの味が大好きで、真夏頃までこの味を毎年楽しんでいます。甘夏柑の皮を自家加工したマーマレードも絶品で、パンに塗って食べたり、無糖ヨーグルトにかけて食べるととてもいい味がします。無農薬ゆえ少々外見が悪いのもご愛敬で、できるだけ安心安全にこだわっていて、今では自給率を高めつつあるわが家の主要な一品となっています。

「端境期 柑橘王国 一休み しかしわが家じゃ 甘夏王様」

「見場悪い 安心安全 こだわって オーガニックと 自慢をしつつ」

「外と内 皮むき蜂蜜 一工夫 冷やして食べる ビタミン補給」

「自家加工 マーマレードも パンに塗り ヨーグルトかけ 夫婦仲良く?」

 

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