人間牧場

〇看板の思い出

 わが家の敷地内にあるゲストハウス「煙会所」の天井には、かつて若い頃無人島キャンプなどに使った看板が亡くなった親父の手によって、インテリア風に保存されています。それら一つ一つに「今やれる青春」「一年一事業」「社会への揺さぶり」という3つのテーマを掲げて活動した、沢山の思い出が隠されていて、いわばこの看板は私の青春の履歴書でもあるのです。

突然落下したひょうたん型由利島共和国大使館の看板

 昨日煙会所横の東屋の天井に吊るし保存していた「双海町ひょうたん型由利島共和国大使館」という一風変わった看板が、私の知らない間に下の土間に落下しているのを見つけました。「看板倒れ」でなく「看板落ち」でしょうが、原因は看板を吊るしていた紐が朽ちて切れ落下したようで、よくぞ家族に怪我などの被害が及ばなかったものだと、胸をなでおろしました。

 20年間も沖合に浮かぶ無人島由利島に子どもたちを連れて通いましたが、その折わが家の煙会所は留守本部となり、妻がその対応に追われました。無人島にひょうたん型由利島共和国というパロディ名をつにたため、煙会所に共和国大使館という別名までつける凝りようでしたが、今となってはこれも懐かしい思い出の一つです。

 さて落下したこの看板をどうするか?目下思案していますが、やっぱり東屋の天井に吊るして保存するのが一番かな?とも思っていて、早速今日か明日にでも今度は少なくても私が生きている間は落下しないよう、頑丈な紐で縛り直したいと思っています。「老朽化」の波は私の記憶と体力にさえも容赦なく、忘却と減退なって襲いかかっているようです。

「昨日朝 東屋土間に 看板が 落下の原因 紐が老朽」

「若い頃 沖合浮かぶ 無人島 パロディ名を 使って通った」

「共和国? 大使館?とは 仰々しい 遊び心で やった思い出」

「落ち看板 餅に戻して 吊り下げよう 生きてる限り 落ちないように」 

 

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人間牧場

〇書斎の隅で暇を弄んでいる木になるカバン

 新型コロナの影響で、講演や会議がことごとく中止や延期となったため、4月10日に松山市コミュニティアドバイザー会合に出席して以来、私の愛用している木になるカバンは、ご主人様である私に持ち歩かれることもなく、ひっそりと書斎の隅の定位置に置かれて、時の来るのを待っています。

二ヶ月も出歩かなかった愛用の木になるカバン

 この「木になるカバン」を手に入れてから既に30年が過ぎましたが、2ヶ月間も持ち歩かなかったことはなく、今ではカバンの中に何を入れているのかすら忘れてしまっているようです。5月25日に非常事態宣言が解除され、人々の暮らしも元に戻りつつありますが、東京や北九州では第二波と思われるコロナ感染者が見つかり、予断を許さない一進一退の状況です。

 昨日久しぶりに木になるカバンを、手で提げてその感触を確かめましたが、懐かしい感じがしました。カバンを開け中に入れているハーモニカの掃除をしたり、ネクタイにつける電光掲示盤に電源を差し込み充電したりして、再出発の準備をしました。早いもので5月も今日を含めてあと2日です。この2ヶ月で緩んだ体内ゼンマイを非日常から日常に戻したいと、想いを新たにしました。やっぱり若松進一は木になるカバンを持って出歩くダサい姿が似合います。

「2ヶ月も 私のお供を せず書斎 隅にひっそり 気になるカバン」

「このカバン 手に入れてから 30年 以上になるが こんなの初めて」

「カバン開け ハーモニカなど 持ち物を しっかり手入 戦に備える」

「体内の 緩んだゼンマイ 巻き戻す 少しずつだが 日常戻る」

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人間牧場

〇久方の出会い

 先日「通称まちセン」と呼んでいるECPR(えひめ地域政策研究センター)の脇水所長さんから新任ごあいさつのメールが届きました。普通の年であれば色々な人が年度をまたいで退任や就任のごあいさつに来ていただくのですが、新型コロナの影響でそれも叶わずメールや電話でのあいさつ程度でした。脇水所長さんとは長い付き合いだし、緊急事態宣言も解けたというので、3蜜にならぬよう注意をして、所長以下新任の研究員さんがマスクを着用して、顔見世程度でしたがわが家へやって来ました。

入り口の戸を開けたり、マスクで防護をしたりと用心をして、ゲストハウス「煙会所」で名刺を交換しました。帰り際「煙会所」のすぐ隣にある海の資料館「海舟館」や、新型コロナの影響で長期休暇中孫と一緒に取り組んだ、庭の野菜畑や、ハンモック、イカダなども見てもらいましたが、本来なら人間牧場へも案内すべきところ、6日前に自分の不注意で転び、向こう脛を4針縫う大怪我をしているので、自宅での出会いとなってすまなく思っています。

 人と出会い、人と画策しながらまちを活性化させることが地域づくりなのに、人と出会うことすらできない昨今です。主流はオンラインを使った会議などにシフトしようとしていますが、やはり人と人が顔を合わせ、知恵を出さなければ地域は元気になりません。安心安全で有効なワクチンが開発されたり、第2波第3波の流行を国民の努力で乗り切って、今までのような地域社会になるよう祈っていますが、研究員の皆さんには今しかできない原点回帰の学びで、力を蓄えて活躍して欲しいと願っています。

「このところ メールや電話 多くあり 人の顔見て 話すの忘れ」

「マスクして 名刺交換 したけれど 今度会っても 覚えているかな?」

「オンライン だけでは地域 元気出ず 早くコロナの 去ること祈る」

「何のため 原点回帰 好機だと 思えば今は 価値あるようだ」

 

 

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人間牧場

〇海の上の信号機?

 昨日怪我の治療で下灘診療所へ出かけました。診療所は旧道にあり駐車場がないので、しもなだコミセン前の駐車場に車を止め、国道の横点滅信号のある横断歩道や狭くて細い路地裏道を歩きました。途中何人もの人に出会い、「若松の進ちゃんじゃない?。珍しい。どこへ行くの?。」言われる言葉それぞれに反応して会話を交わしました。

 新型コロナウイルスの影響でしょうか?、病院の待合室は2~3人で、殆ど待つことなく見てもらい、後期高齢者ということもあって診察が終われば医療費も1割なので、「えっ、こんなに安いの」と思えるほどのお金を払いました。診察を終えて駐車場まで戻り、豊田川河口付近にある信号を見ました。

海の上にあるように見える交差点の信号

 この信号を見る度思うのですが、国道からは道の正面に見える信号ですが、交差点手前から微妙にカーブしているため、駐車場側から見ると、まるで海の上に信号機があるように見えるのです。多分馬鹿げた私だけしか気づかない「珍百景」かも知れません。

 日常だと沢山の若者が押し寄せていた下灘駅も、海の中にレールが敷かれたのが見える上浜の橋(工事中危険)上も、新型コロナウイルスの影響でしょうか、今は散閑として静かなたたずまいを見せていました。田舎の初夏は長閑です。

「海の上 信号がある? 珍百景 馬鹿げた私 しばらく見入る」

「この土地で 生まれ育った 故あって 見るものすべて 懐かしきかな」

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人間牧場

〇ハウストマトと露地ピーマンの初収穫

 梅雨入りが近くなったことを予感させるように、週間天気ではお天気マークだったのに、昨日は一日中降るでもないような弱い雨が降りました。足のケガも今一だし、こんな日はのんびり過ごそうと、朝一で診療所へ診察や処置に出かけて帰ってからは、一日中自宅でごゾゴゾして過ごしました。

初収穫した完熟ハウストマト

 昼食に帰った妻からハウス内のトマトが少し色づいたようなので、収穫して欲しいと頼まれました。この時期のハウスは気温が上がって来たので、横の巻き上げ式窓は開けっぱなしにしていますが、黄色い花が沢山咲いていて、通り抜けも出来ないほど狭く、折角咲いた花芽を体で落としてしまう恐れがあるので、用心をしています。

 根元付近のアイコという鉄砲玉のような格好をした品種のトマトは実の止まりもよく、表皮が硬いため病気にも強いので、真っ赤に熟れた完熟トマトを小さなボールに一杯初どりしました。初物を食べると長生きするそうなので、収穫したトマトを半分に分け、若嫁にもお裾分けしてやりました。

 路地に植えたジャンボピーマンも、1本に1個程度大きくなっていて、これも食べきれないほど沢山初収穫しました。昨日の食卓にはリコピンの真っ赤なトマトと、濃いグリーンのピーマンが彩りよく並び、いよいよ初夏本番です。早く足のケガを直して草引きもしないとと、少し焦った気持ちになっていますが、無理をすると後に響くので用心しています。

「一日中 梅雨のはしりの 雨が降る 足怪我理由 仕事もせずに」

「ハウス内 トマトの黄色い 花満開 落とさないよう 注意し収穫」

「もぎたての  完熟トマト 美味しそう 半分若嫁 半分妻に」

「赤トマト グリーンピーマン 食卓に 間もなく盛夏 楽しみ増えて」 

 

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人間牧場

〇病院の待合室 

 昨日全国一斉に新型コロナの非常宣言が解除されましたが、不用不急の外出や三蜜を避ける行動はすっかり身につくようになりました。それでも必要な病院診察の外出理由を口実に、先日怪我した足の傷の診察と手当に、下灘の診療所へ出かけました。

病院の待合室は賑やかでした

 小さい病院ながら待合室には、懐かしい人や顔見知りの人が10人ほどいて、「あら珍しい、どこが悪いの?」などと聞かれ、その都度「実は怪我をしまして」と話すと、「それは大変ですね」ならまだいい方で、「何をしよって怪我をしたん?」などと根掘り葉掘り聞かれ、その都度怪我の説明をさせられました。

 中には「前日の日曜日、南海放送のラジオ番組であなたの話を聞きました。面白い話でした」と、話しかけてくれる人もいました。そういえば当の本人の私は聞いていなかったのですが、南海放送ラジオで、かつて放送した番組の再放送があったようです。最近はコロナの影響で番組も取材ができにくく再放送が多いようです。

 中には大阪で暮らしているものの、お母さんの介護でふるさとに一時帰宅していて、お母さんを病院へ連れて来たという人に逢いました。お母さんの顔は知っていますが、話を聞けばその人の結婚披露宴の司会を私がしているようで、「その節は・・・」からすっかり過去にタイムスリップした話になりました。結婚披露宴の司会を537組もしているので、全てを覚えてはいませんが、「そういえば」と少しずつ蘇りました。

 上灘の近所に住む2人の女性は、片道300円を払えば玄関先まで迎えに来てくれるデマンドタクシーを利用して通院しているようでした。お薬や湿布薬を手にもてないほど貰い、雑談や近況を嫌と言うほど喋り、そのうち迎えに来たデマンドタクシーで帰って行きました。僅か30分ほどの出来事でしたが、平和で長閑な田舎の病院待合室でのお話でした。

「病院の 待合室は 満員で マスク越しだが 会話が弾む」

「何処悪い? 足を怪我して 繰り返す まるで尋問 心配よそに」

「畑にて ラジオ番組 聞いたとさ 当の本に 聞くの忘れて」

「その昔 結婚披露の 司会した お礼を言われ タイムスリップ」

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人間牧場

〇10万円の特別定額給付金手続き

 先週の木曜日、今話題の10万円の特別低額給付金の支給に関する通知が市役所から届きました。私など赤字国債で財源を賄う国の台所を思うと、貰わないよりいいなんて格好いいことを言っていますが、わが家の家計を預かる妻にとっては、待ちに待った支給手続き通知なので、早速手続きをして欲しいとせがまれました。

 今回の特別低額給付金は、世帯主である私が一括して受け取る仕組みで、私が息子家族4人分、私たち夫婦2人分、合わせて家族6人分の手続きをしなければなりません。本人と確認できる免許証の写しや、銀行口座の通帳写しなどをコピーして用紙に張りつけ、早速切手不用の封筒に入れて郵便局のポストに投函しました。

 その日の夕方、私たちの居間に家族全員が集まって、10万円を貰ったら何に使いたいか?、ちょっとした議論をしました。75歳の私と11歳の孫が同じ10万円と言うのもどうか?、結局貰う給付金は家計を預かる妻と若嫁の財布にストックされるとか色々でしたが、新型コロナウイルスの影響で収入が激減し、食べることすら事欠く人のいることを思えば、喉から手が出るほど待ちに待った有難い給付であることは間違いありません。

 家計を預かる妻と若嫁の頭の中には、既に10万円の使いみちストーリーは決まっているようで、「いつ頃振り込まれるのかしら?」と、楽しみを隠し切れないようです。年金を主な財源にして決して豊かでない細々な暮らしている私たち老?夫婦にとっても定額給付金は、有難いお金なので感謝しながら大切に使いたいと思っています。

「役所から 10万円の 給付金 手続するよう 通知が届く」

「若嫁と 妻にとっては 待っていた 申請通知 早くしてねと」

「財源は 赤字国債 手放しで 喜べないと 格好いいこと」

「世の中にゃ 難儀している 人多い 給付が生きる 後押しなるよう」

 

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人間牧場

〇星岡の平岡さん宅を訪ねる

 昨日の夕方、松山市内の喫茶店で開いた地域教育実践ネットワークえひめのコアメンバー会議を終えた帰り道、中尾さんと2人で、松山市内星岡の平岡さんが奥さんとやっている貸本スペースを見学に行きました。えひめ幼稚園の直ぐ近くにある平岡さん宅は立派な長屋門のある古民家で、家のすぐ横には3反ほどの田んぼもあって、中々の設えでした。

平岡さん宅の貸本スペースはアイディアがいっぱいでした
平岡さんのご家族と長屋門の前で

 家の庭と倉庫を使って小さな貸本スペースを造り、仕事の合間を縫って奥さんと二人で運営しているようですが、平岡さんは私の住んでいる双海町へも度々足を運んで、夫婦ともども双海のまちづくりに関わってくれているし、滅茶苦茶メカに強く、昨年開いた国立大洲青少年交流の家での集会運営にも大活躍をしてくれましたが、小野川沿いの黄色いハンカチ運動やおやじの会の運営など、新星として異彩を放っています。

 あちこち平岡さんの案内で見学して帰ろうとしたところへ、外出先から奥さんとお母さんが車で帰られました。お母さんは私の姿を見るなり「若松さんに会えるなんて嬉しい」と、人目もはばからず濃厚接触?となりました。聞けば何年か前どこかで私の講演話を聞いたことがあるそうで以来ファンだと、涙の出るような嬉しいお言葉をいただきました。

 講演でどんな話をどこでしたのか、余りにも多過ぎて失礼ながら覚えていませんが、人の縁は不思議なものです。平岡さん家族が住んでいる星岡地区には松山市内ながら、コンビニも信号もひとつもないという不思議な地域だそうです。また新しくも嬉しい出会いが始まりそうな予感です。ちなみに私は平岡さんの家の近くにある星ヶ岡温泉の常連客なのです。

「コアメンバー 会議を終えた 帰り道 遠回りして 貸本スペース」

「庭先で 自分に出来る 実践を 小さいけれど 夫婦ご立派」

「帰宅した 母親笑顔 ファンだと 濃厚接触? 嬉しい出会い」

「星ヶ岡 何を隠そう 温泉の 常連客です 今はコロナで」 

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〇思わぬ大怪我

 昨日の午後、子ども体験塾で子どもたちに見せたり調理して、フルーツゼリーを作るプログラムを思い立ち、漁協組合長さんにお許しをいただき、地元の公民館主事さんを誘って天草採りに出かけました。昨日は新月の大潮なので満月ほどではないものの潮がかなり引いていました。

向こう脛を裂傷し4針も縫いました

 大潮の磯は海草が生えて滑りやすいので転ばないよう、長靴を履いて慎重に歩きましたが、高潮対策で造ったテトラポットの穴に誤って足を突っ込み転んでしまいました。向こう脛に激痛が走り、よく見るとズボンが少し破れ血が流れていました。無理をしたら大変と天草採りを断念し、主事さんの車で下灘診療所へ連れて行ってもらい、運よく午後の診療開始時間だったので、先生に処置をしてもらうことができました。

 右足向こう脛の傷は意外と大きく、4針も縫う羽目となりました。その後自宅へ送ってもらいましたが、とっさの比較的大きな怪我だったので、昨日は同行の主事さんや家族にも大きな心配をかけてしまいました。夕方仕事から帰った息子には、「もう歳だから気をつけないと寝たきりになったらどうするの!!」などとかなり厳しく諭されました。

 救いは妻の優しさと同居孫の、「おじいちゃん大丈夫、痛くない。早く治るといいね」という優しいねぎらいの言葉でした。幸いなことに新型コロナウイルスの影響で不用不急の外出を控えていて、急ぎのスケジュールもないし、農作業も一段落している所なので、ゆっくりおとなしくして早く治そうと思っています。「私は若松、仮の名をきょろ松」と、友人に言われそうです。それにしても痛かった。

「天草の 不思議を体験 させようと 磯には出たが 思わぬ失敗」

「向こう脛 滑り転げて 裂傷し 診療所にて 4針も縫った」

「息子には 寝たきりなったら どうするの 叱られました 拳々服膺」

「同居孫 優しいねぎらい 嬉しいね 妻にも心配 かけてしまって」

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人間牧場

〇オンライン会議システムZoomを使って・・・

 私のように現職をリタイヤして、田舎でのんびりサンデー毎日を楽しみながら暮らしている者はいたって気楽で、新型コロナウイルスの影響で不用不急の外出さえしないよう注意をすれば、たっぷりある時間を有効に活用し、家庭菜園や人間牧場で農作業に明け暮れ、例年にないほど充実した日々を送っています。

孫とZoomを使って初めてオンライン

 今年の春まで退職以来、愛媛大学法文学部、愛媛大学農学部、聖カタリナ大学人間学部と15年間続けていた大学での講義も、今年の春で終えたので、遠隔授業などの準備をする必要もなく、オンライン講義や会議などという話を聞いても、「私には関係ない」話として馬耳東風って感じです。

 一昨日建築設計関係の仕事をしている息子が仕事から帰り、夕食をすませて書斎でくつろぐ私の所へやって来て、「お父さんのパソコンはカメラを内蔵しているが、使ったことはあるの?」と問われました。「ない!!」と言うと、「オンライン会議システムZoomのソフトを入れて使えるようにしてあげようか」と言うのです。

 「そんなの使わない」と返しましたが、「便利だよ」とネットで無料のZoomソフトを入れてくれました。早速自宅2階の息子の部屋に置いているパソコンとつなぎ、試験的にテレビ会議と相成りました。息子のパソコンの前には二人の孫が座り、お互い画像を見ながら双方向で会話を繰り返しましたが、いやはや便利な世の中です。

 私はパソコンなど学校で習っていない世代です。ゆえにデジタルに弱く、いつもパソコンなどにトラブルが発生したり分からないことがあると、息子や娘婿の手助けがなければ前に進むことができません。ましてや使っている手持ちのスマホ、タブレット、パソコンなどにどんなに素晴らしいソフトが入っていても、猫に小判なのです。

「コロナ禍で オンラインなど 大流行り だけど私にゃ 関係もなく」

「今年から 大学講師 辞めました お陰様にて 悩むことなく」

「パソコンに Zoomソフトを 入力し 家の上・下 孫と戯れ」

「オンライン 会議なるもの してみたい 今度仲間と 実験的に」 

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