〇新鮮なお魚が届きました
このところ春が近づいていることを実感するように、お天気が一日おきに目まぐるしく替わって、アップダウンの大きい気温寒暖の差は老いの身?にとって、体温調整が難しく体に堪えるようになりました。それでも妻の、終盤に入った冬野菜を使った手作り料理のお陰で、風邪も引かず心配なコロナウイルス肺炎にもかからず、ぎっくり腰になった以外は今のところ元気に日々を暮らしています。
先日漁師をしている懇意な友人から、カナガシラやホウボウ、アジなどの小魚がトロ箱に一箱届きました。カナガシラもホウボウもあちこちにトゲがあるので、専用の軍手をはめ、鱗を引いたり頭を出刃包丁で取ったりの粗調理を私がしました。現職の頃は見向きをする暇もないほど忙しく、家事に手を出す余裕などありませんでした。退職してから魚の粗調理だけは私の仕事に位置付けてやっていますが、今では包丁さばきもすっかり板につき、妻に重宝がられています。
瀬戸内の小魚は粗調理するのに手間暇がかかりますが、生でも煮ても焼いても味は抜群で、魚の大好きな私にとってはこの上ないご馳走となっています。わが家はその昔漁業を生業にしていました。故に漁師さんの親戚も多いのですが、殆どの人が高齢で廃業し、魚を貰うことが殆どなくなり寂しい思いをしています。しかし長男息子の漁師をしている同級生や新たに懇意な漁師さんも出来て、こうして時々お魚が届くのです。これもまた幸せです。
「新鮮な 瀬戸内小魚 届きたる 早速私 粗調理する」
「小魚は 少々手間だが これもまた 楽しみながら ひと手間かけて」
「一匹の ウマヅラ皮を 剥いた後 肝を取り出し 三枚おろす」
「食卓に カワハギ刺身 肝つきで カナガシラ煮つけ 味は南蛮」