〇毎日天気に一喜一憂
毎日毎日暮らしながら気になるのはお天気です。昨日今日の天気も気になりますが、楽しみにしている旅行や諸行事、特に台風の行方や自分が主宰するイベントなどとなると、向こう一週間の天気まで気になり、新聞やテレビの天気予報を見ながら自分なりに咀嚼して天気を占うのです。自分の小さな力ではどうにもならない天気に一喜一憂しながら、暑いだの寒いだの文句を言いながら暮らすのですから、人間は愚かとしか言いようがありません。
朝焼けはプロローグ、夕やけはエピローグです。朝起きて書斎の窓から東に見える赤く染まった朝焼けの空も、夕暮れ時夕日が沈んでから西の空に見える赤く染まった夕焼けの空も、私は大好きでいつも空を見上げて大きく深呼吸をしたくなるのです。空は神秘的で、科学的なことは分からないまでも月が半月になったり満月になったり、時とともに星が移動して見えるのもこれまた太古の昔から変わらぬ営みで、自然の不思議を感じずにはいられません。
昨日の夜食事が終わって、いつものように妻と二人で散歩に出かけました。西の空にひと際美しく輝く宵の明星金星を見つけました。私たち二人とまるでランデブーでもしているようで、星にまつわる話をしながら、すっかり暗くなった夜道を、それぞれが手持ちのLED懐中電灯で照らして歩きました。昨日は久しぶりに上天気でした。天気予報によると今日はまた天気が崩れるようです。少しずつ春が近づいていることを実感しています。
「お天気を 気にして暮らす 日々ありて 他愛ないこと 行ったり来たり」
「染まる空 見ながら爺婆 言っていた 古いことわざ 思い出しつつ」
「赤い雲 そっと私に 語りかけ 今日はいいこと ありそな予感」
「足繁く 降る雨春を 連れて来る 木々の新芽も 少し膨らみ」