〇愛媛新聞朝刊一面
一昨日県内に住む女性知人から電話がかかってきました。「一昨日の愛媛新聞朝刊の一面に載っていた菜の花を見に仲間と行きたいので案内して」とのことでした。男性ならいざ知らず、熟年ながら女性が何人もやって来るという嬉しさから、一も二もなく引き受けてしまいました。
ところが予定していた昨日は、朝から小雨交じりのあいにくの天気でした。シーサイド公園で11時に待ち合わせ、閏住の菜の花を見に行きましたが、とても綺麗に咲いて皆さん大喜びでした。曇天で気温も上がらず少し肌寒さを覚えるほどだったので、所望だった人間牧場にも行く予定を諦め、わが家のゲストハウス私設公民館煙会所で、持参した弁当を食べながらお喋りをすることにしました。
急いで煙会所の囲炉裏に火を起こし、炭火で暖を取りながら色々な話に花を咲かせました。帰り際にはわが家庭菜園の大根や聖護院、挙句の果ては寒さの中で私が一生懸命作って間もない切り干し大根まで所望され、お土産に渡しました。昨日来た年代の女性は、金あり暇あり好奇心あり、子育ても終わって悩みもほどほどな健康な人たちなので、ご主人をさておきこうしてうごめきながら楽しく、ストレスを発散しているのです。
甲斐性のない私を選んで結婚したばっかりに、同じ年代でも未だに金もなく暇もなく働かされ、この女性たちとはえらい違いの人生を生きている妻に、少々済まない気持ちになりました。
「新聞の 一面紹介 菜の花を 見に行きたいと 案内依頼」
「熟年の 女性集団 来るという 幾つになっても 鼻の下長く」
「菜の花を 見た後わが家 煙会所 囲炉裏囲んで 弁当広げ」
「暇と金 好奇心まで 勢ぞろい 旦那寂しく 家で留守番」