人間牧場

〇玄関を飾るカサブランカの花

 年末も押し迫った頃、三宅島に住んでいる友人佐久間さんから今年も綺麗なカサブランカの花が、わが家に宅配便で届きました。佐久間さんとは東京で行われた全国監査委員の研修会に講演で招かれた折知り合い、その後東京都の町村議員研修会に招かれたり、三宅島に招かれたりしましたが、たった3回の出会いにもかかわらず、もうあれから何年も経っているというのに、律儀にも毎年のようにこうしてカサブランカの花が届くのです。

玄関で咲く美しいカサブランカの花

私が三宅島に招かれた頃は、火山の爆発と火砕流などの被害の爪痕も痛々しく、全島民避難の後島民が島に戻った直後でした。 講演の行われた体育館で、突然ガスの濃度が高くなり、検知器のアラームが作動して、素早く窓ガラスを閉めて講演を続行したり、特別な許可を得て山頂への道を佐久間さんの案内で見学させてもらったことなど、忘れることのできない思い出がいっぱいあり、またお会いしたい人なのです。

歌手鳥羽一郎の「カサブランカの花」という歌くらいしか知識のない私ですが、届いた花を妻が玄関先に活けてくれましたが、玄関先は暖房もないので、蕾の開くのも遅く、やっと開いた花はとても香し香りを漂わせています。若嫁は花が開く度にハサミでめしべの茶色い花粉が落ちないよう切り取ってくれて、大事に花を楽しんでいます。冬のこの時期は花の少ない季節です。また寒いため花持ちもよく、まだ当分は花を楽しむことができるようです。

「今年も 三宅島住む 友人が 宅配便にて カサブランカ花」

「3回の 出会い忘れず 律儀にも 離島ながらも 東京都民」

「玄関に 活けた綺麗な 百合の花 カサブランカと 言うのだそうだ」

「三宅島 全島避難 語り草 防災見本 忘れるべからず」

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