〇冬至カボチャ
昨日は一年中で一番昼が短く夜の長い冬至でした。あいにく久しぶりの雨で、子どもたちが楽しみにしていたシーサイド公園でのサンセットロマンチッククリスマス「サンタが空からやって来る」も、変更を余儀なくされたようですが、わが家でも縁起を担いで冬至の七種を食べました。
七草と言えば春の七草を思い出しますが、冬至の七種はカボチャ、銀杏・金柑・天草・蓮根・人参・饂飩などを言います。要は呼び名の末尾に「ん」がつく食べ物を食べると「運」がつくというのです。カボチャは南瓜、天草は寒天、饂飩はうんどん=うどんと呼び替えればすべて「ん」がつくので納得です。
冬至には柚子を風呂に入れるのは「ゆず=融通が利く」とか、小豆や唐辛子は「赤いものは目出度い」とか、コンニャクは「砂下ろし」とか、色々ないわれを理由にして食べているようですが、いずれも誰かが根拠を考えた冬の暮らしの知恵のようで、余り当てにはできませんが、犬も食わないおまじないとして信じて食べています。
冬至の日、双海町から見える太陽は、一年中で一番西寄りのコースをたどって大分県大分市辺りに夕日となって沈みます。今日から少しずつ日没が遅くなり、6月22日の夏至の日まで北へ北へと移動して、夏至の日には山口県周防大島東和町辺りに沈みます。悠久の時を超えた太古の昔から変わらぬ自然界の営みなのです。
「一年で 一番夜の 長い日は 冬至カボチャを 食べてのんびり」
「知ってるかい? 冬至七種 末尾には 運つくゆえに 妻宝くじ夢」
「ん=運がつく 半信半疑 食べたから 宝くじでも 当たればいいが」
「今日からは 猫の目程に 少しずつ 夕日が沈む 時間遅れる」