人間牧場

〇真冬だというのに桜の花が咲いています

 先日、人間牧場で年末恒例の餅つきをしました。この日ついたお餅は丸めたり餡子を入れたりして加工し、ビニールの容器に入れ、餅つきに参加した塾生が持ち帰ったり、日ごろお世話になっている人たちに配って回りました。何せお世話になった人が多いので、思いつくまま配るのに夕方までかかってしまいました。

唐子橋付近の路側帯に咲く桜の花

 配り終えて帰る途中、翠小学校奥の唐子橋付近の路側帯に、新年間近な師走だというのに桜の花の咲いているのを見ました。正確にその桜の樹種は分かりませんが、多分この時期に咲く桜の花は、ヒマラヤ桜ではないかと思われます。私が町役場でまちづくりを担当していた頃、広島県尾道市と合併した因島の若者たちが、私の仲立ちで潮風ふれあい公園に何本かのヒマラヤ桜を植えてくれました。

 残念ながらその後の管理が行き届かなかったのか、はたまた気候風土が合わなかったのか数本だけを残し枯れてしまいましたが、今も潮風ふれあい公園の斜面にヒマラヤ桜が何本か残っていて、この木と同じように花を咲かせているのです。温暖化の影響でしょうか?。今日は真冬とは思えないほど気温が上がり、今朝などはウォーキングでさえ汗をかくほど暖かく、ニュースでは11月中旬並みの陽気で20度近くまで気温が上がったと報じていました。

 桜は日本を代表する花木です。春の桜は何とも言えない艶やかさがありますが、まるで狂い咲きのようにこの時期、一本だけ咲いている桜の花もまた風情があり、私は近くに車を止め、一人花見と洒落込みました。お餅配りのお陰で良い花に巡り合いました。

「餅配り 帰りの道で 路側帯 桜が咲いて しばし見惚れる」

「春桜 ほどではないが 秋桜 珍しいゆえ 嬉しくなりて」

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