〇柿の収穫
わが家の裏の急斜面に4~5本の柿の木が植えられています。土砂崩れしないように植えたと思われるこの柿の木は、野良(役立たず)の代名詞のようなもので、殆ど実を付けないばかりか、秋に紅葉した葉っぱが落ちて、庭の掃除が大変なのです。
ところが今年はどういう訳か、多分気象条件によるものと思われますが、実が沢山なり食べごろとなったのです。息子は危ないから専用の竿に鋏がついた道具を買ったらと提案しましたが、当然購入の費用は私持ちなので、「そんなことしなくても枝で鉤竿を作ればいい」と突っぱねました。
昨日は好天に恵まれたので、「危ないから止めた方がいい」と言う家族の反対を押し切って、柿の実の収穫を思いつきました。私は子どもの頃から悪ガキで、近所の柿の実まで盗んで食べた経験もあるくらいですからどうってことはなく、自作の鉤棒を使い20分ほどですべての収穫を終えました。収穫量は25キロ程度でした。
昨夜は収穫した柿の実を妻は皮を剥き食後のデザートに出してくれましたが、外観の見場は悪かったものの味は抜群に甘く、これからしばらくの間楽しみです。柿の実を食べながら若い頃流行った歌手三浦浩一の「柿の木坂の家」を口ずさんでみました。私もこんな歌を歌うのですから古くなったものです。