人間牧場

〇渚をぞぶる

 私の住んでいる町には海があります。でも日常は海があることすら忘れて暮らしています。町外に出て三秋峠を下って高野川辺りに帰り、目の前に海が広がると、「おっ」と思わず海の存在を思うのです。

 隣の中山町に住む人が双海町へよく釣りに来るようです。そのひとが「海があっていいなあ」と羨ましがられます。双海町に住む人は余り釣りをしません。また海にいそしんで欲しいと作ったシーサイド公園の砂浜にも出向かず、海に沈む夕日さえ見ようとしません。

あればあったで「当たり前」でしょうが、私はへし曲がりでしょうか?、時々海を見たり、夕日を見て物思いにふけります。昨日は履いていた靴を脱ぎ、ズボンの裾をまくって、砂浜の渚をぞぶってみました。「ちょ~」気持ちがよかったです。透き通った渚を小魚の群れが泳いでいました。夏です。夏・夏・夏・・・。「♭海は広いな大きいな~」の歌を歌いました。

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人間牧場

〇アフリカの民族楽器ジャンベの演奏会

 息子の友人も最近は国際的で、日本で暮らすアフリカ人に伊予市のまちづくりで、アフリカの民族楽器ジャンベの指導をしてもらったことがご縁で、昨日はシーサイド公園の一角を借り受け、小さなお店を出したりジャンベの演奏会を開くことになりました。

出店した店の前でジャンベの演奏
息子と孫もオイル缶を叩いて宣伝していました
シーサイド公園にはパラグライダーの飛来しました

午前8時30分にシーサイド公園で出会って準備する約束だったようで、息子は軽四トラックに漁協で貰ったオイル缶を沢山積んで出かけました。私も手伝いを頼まれ一緒に出かけましたが、時間を守る日本に比べ、余り時間など気にしないお国柄というのか大らかで、彼がシーサイド公園に到着したのは約1時間も遅れてからでした。

 早速許可を得てイベントホール前の木陰に店を開き、彼はジャンベを演奏し始めました。木をくり抜いてヤギの川を張った締め太鼓で3つの音を出す軽快なリズムは、シーサイドの砂浜に響き渡り、注目度抜群のようでした。私は所用で帰宅しましたが、息子と孫はオイル缶を使った飛び入り参加の演奏会にも参加協力したようでした。

「わが息子 アフリカ友人 連れて来る 民俗楽器 ジャンベ演奏」

「お国柄 時間遅れる 当たり前 日本と違う 私は戸惑う」

「ヤギ皮を 張った太鼓を 軽快に 叩いて演奏 凄い迫力」

「田舎だが 最近双海も 外人を 日常的に お見かけします」 

 

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〇地下足袋履いて農作業

 8月8日の立秋を過ぎ、今朝辺りからやっと朝方少しひんやりの風を感じるようになりましたが、日中は暑い日が続いています。今年は暇を見つけて放任園の刈りつけ作業に出かけているため、「お父さんもすっかり色が黒くなった」と妻に言われるほど、顔と手先は「インド人もビックリ」するように日焼けして、見た目は元気そのものです。

愛用の地下足袋

 農作業の出で立ちは、頭に麦わら帽子、手は作業手袋ですが、このところ好天続きなので長靴を止め、足元はお百姓さんが使っている地下足袋を愛用しています。農作業中はそれほど気にならないのに、熱射で焼けた土の上で一日過ごすためでしょうか、風呂に入って夕食を済ませテレビを見ながら床に就く頃になると、体がほてって中々寝付かれないようです。

 昨日は作期を終えたスイカ畑の網囲いや支柱を片付けたり、ブルーベリー畑横の山茶花生け垣の剪定などをしました。生け垣の剪定といっても庭師さんのような丁寧なことはせず、草刈り機の刃を新品に替えて脚立に登ったり下りたりしながら刈り込むのです。ゆえにあっという間に剪定は終わるのです。

お墓に供えるシキビも用意できました

 お盆が近づき昨日の夕方から、日本列島では帰省の大移動が始まったようで、各地で交通渋滞が起こっているようです。わが家でもお盆を迎える準備を始め、昨日は夕方から人間牧場へお墓に供えるシキビを取りに出かけました。今日昼から行く予定の妻の実家の分も含めるとかなりの量を切らねばならず、藪蚊対応の缶入り蚊取り線香を腰にぶら下げて切り取りました。

 昔は晴れの日だった盆や正月、祭りなどはことさらなこともありませんが、戸長としてのしきたりや年中行事、仏事などもあって、妻と二人で先祖から受け継いだ様々なことをしっかりこなしています。そろそろこれらの雑事を息子夫婦に伝承しなければなりませんが、心もとない不安も隠せません。どうなることやら・・・・です。

「地下足袋を 履いてさっそう お百姓 やってはいるが これが中々」

「焼けた土地 地下足袋通し 熱こもる 体ほてって 寝つきが悪く」

「顔と手は 妻が言うには 真っ黒に 日焼けしていて 健康そのもの」

「今年も お盆来るので シキビ取り 戸長の仕事 色々あって」

 

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〇梅干しの土用干し

 毎年この時期になるとわが家では、6月に塩で漬け込んだ梅の実を取り出し、三日三晩の土用干しをすることにしています。今年もその時期が来たので昨日梅の塩漬けを取り出し、庭にサナを並べて干しました。

梅の塩漬け土用干し

この時期になぜ天日干しをするのかは定かありませんが、多分土用の頃は天気が安定して雨に濡らす心配もなく、また秋分の日が過ぎると夜露が降りて、梅の塩漬けした塩分が夜露をたっぷり吸って柔らかいまろやかな梅干しに仕上がるからだと思われます。

今年は30キロほどの青梅を二つの桶に漬け込みましたが、どちらの桶も漬物用の少し厚手のビニール袋を使ったり、漬け込む際減塩で塩分を減らすため、カビ防止のためホワイトリカーを振り撒いたため、カビも来ず上々の仕上がりのようで、まずは一安心です。

天気が安定してきました

 三日三晩土用干しをした梅は、壺や瓶に入れ、干した梅の上に塩揉みした赤紫蘇を乗せ、梅酢をヒタヒタに入れて本漬けします。わが家には池を改造した地下室があるので、本漬けした梅は冷暗所地下室に入れて寝かせます。梅は味噌汁とともに塩分の元凶のように言われますが、梅のクエン酸は健康にすこぶるよい自然食品なので、料理などに使ってせいぜい楽しみたいと思います。

「今年も 暑さの中で 土用干し 三日三晩 庭に広げて」

「塩漬けの 梅今年も 上出来で 私の腕も 少し上がって」

「塩分を 気にする余り 梅干しを 食べぬ風潮 梅健康食品」

「食えるのに クエン酸とは これいかに まるで落語だ おもろい話」

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〇朝顔が満開

 毎朝も昨日と同じように、わが家の庭に近所の子どもたちが集まって、夏休みラジオ体操会が開かれています。ご多分に漏れず少子化で集まる子どもの数は7人ですが、土日や雨の日を除けば休む子もなく、元気に体操をしてくれています。

沢山の花を咲かせている朝顔

体操をするすぐ横の私の書斎前の窓には、グリーンカーテンのつもりで朝顔を植えていますが、今日は立秋で夏の盛りも終わろうというのに今年は伸びが悪く、一緒に植えた夕顔などまだ一輪も花を咲かせていません。

それでもここに来て朝顔が俄然活気を取り戻し、今朝は真っ赤な花を沢山咲かせ、体操にやって来た子どもたちと一緒に朝顔の花を見ながらお喋りをしました。台風8号も去り、朝から蝉時雨も賑やかで、アキアカネトンボと沢山飛んでいます。

清々しい立秋の日の朝空です

 見上げる真っ青な空に真っ白な雲が浮かび、何とも清々しい朝です。ラジオ体操が始まってから私たち夫婦も子どもたちの輪の中に入ってラジオ体操をやって気持ちの良い朝を迎えています。今日も30度を超す暑い一日が始まりました。元気に過ごしたいものです。

「夏休み 早半分が 過ぎました 近所の子ども ラジオ体操」

「書斎前 グリーンカーテン 朝顔が 今朝は沢山 咲いて嬉しい」

「早や立秋 空・雲・トンボ あれやこれ 季節の移ろい 清々しい朝」

「さあ今日も 暑くなるけど 頑張ろう ラジオ体操 終えて食卓」

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〇へき地・地域教育部会研修会(その2)

 へき地とは一体どこを言うのでしょう?。一般的には交通や生活に不便な所、人口が少ない都市的地域から離れた所を言うのでしょうが、交通や通信手段の発達した現代では、へき地の概念が少し変わっているような気もしています。昨日「へき地・地域教育部会」という幼・小・中・高の先生たちの研修会に招かれ、西宇和郡伊方町三崎を訪ねました。

研修会

 会場は地域事務所2階なので、玄関先の駐車場に車を止め、施設の中へ入りました。記憶だとわが双海町の庁舎と同じころ新築された立派な庁舎は、旧三崎町役場は伊方町と合併したため地域事務所(支所)になっていて、伊予銀行や商工会も入居する複合施設になっているものの、活況だった昔が嘘のように事務所は人の影もまばらで静まり返っていました。

交流会

 担当の浅野先生(伊方中学校教頭)の案内で控室に通され、昼食弁当を食べなが二人でら積もる話をしました。三崎高校の事務長さんは今年の春から双海町に暮らす二宮さんが赴任していて、久しぶりに再会しました。約40人程の人が集まり研修会は始まりましたが、熱心な皆さんの反応に助けられて、「人はみなふるさとを抱いて生きている」という演題での話を無事終えることができました。

夕方5時30分から近くの三崎集会所に会場を移し、懇親交流会が持たれ参加しましたが、大いに盛り上がり、私も1時間ほど参加し早めにお暇をして帰路に着きました。昨日は四国発着のフェリーや高速船も台風接近で全て欠航とあって、国道197号、国道378号ともに交通量が少なく、9時前に無事帰宅しました。ほのぼのとしたとても温かい一日でした。

「へき地とは 一体どんな 所だろう? へき地の概念 変わったようだ」

「先生が 40人も 集まって 私の話 耳を傾け」

「交流会 お酒呑まない 私にも ノンアルコール ビールわざわざ」

「港町 台風影響 ひっそりと 人の気配も 感じられない」

 

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人間牧場

〇雨宿り

 昨日の夕方、所用があって市役所地域事務所へ単車で出かけました。公民館の森田館長さんと出海主事さんに会って、一か月後に迫った通学合宿について話をしていると、急に強い雨が降り出しました。単車は入り口の庇下に置いていたので濡れずにすみましたが、帰るに帰れなくなりました。

台風雨の行方

台風8号と9号が近づいていて、その影響と思われる夕立は、このところ好天続きで家庭菜園の里芋やナスには谷灌水を始めているので、大歓迎の雨でしたが、久し振りに雨宿りのつもりで雨脚が止むのを待ちました。そういえば雨宿りなんてことも久しぶりだと思いました。

 ところで熱中症で命を落とす人がいるなど、このところの連日の猛暑といい、局地的な時間雨量100㎜を越す雨といい、異常気象が続いています。普通台風は南から北へ、北から東へと進むのですが、近づいている台風8号だって、東から西に向かって進んでいて、間もなく宮崎県付近に上陸するようです。

 明日私は台風の進路に合わせるように、佐田岬半島へ行かねばならず、台風雨の行方や影響が気になっています。もう30年も前三崎半島で台風の大風に出会い、帰るに帰れず難儀をした苦い経験があるだけに、しっかりと状況判断をして出かけたいと思っています。

「急な雨 単車で出かけ 雨宿り 濡れずにすんで 何はともあれ」

「このところ カラカラ天気 一雨が 欲しかったゆえ 天の恵みだ」

「台風雨は 西から東 常識と 思っていたが 最近おかしい」

「30年 前の悪夢を 思い出す 自然侮る なかれ教訓」

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〇友人が開店したCafeを訪ねる

 昨日は宇和島市吉田町で開かれた講演会に出かけました。講演会は午後1時開会なので11時ころに自宅を出れば間に合うはずなのですが、昨日はわが双海町でトライアスロン大会があり、海岸国道378号が午前8時45分から全面通行止めとなるため、早目に双海町を脱出しなければならなかったため、西予市宇和町へ到着したのは午前10時でした。

米博物館

 宇和町の米博物館近くで最近、親友の近藤さんがcafeを開いたというので、何故か同行することになった妻と二人で立ち寄ることにしました。久しぶりに米博物館に立寄ると、顔見知りの友人がリタイア後清掃作業をやっていて、偶然にも声を掛け合って立ち話をし、これも偶然でしたが米博物館に勤めている近藤さんの娘さんと出会いました。

近藤さんが開いているお洒落なcafe
cafeの店内
妻をモデルに

 近藤さんのcafeは親友清水さんから粗方電話で事前に聞いていましたが、娘さんに教えてもらって大助かりで、直ぐにその場所が見つかりました。何でもお店を開店する日時は金・土・日の週3日、しかも午後1時から午後7時までだそうですが、運よく近藤さんがいたり、奥さんが午後からの仕込みでお店にいたため、私たち夫婦はお願いして客となりました。

自宅横の別棟2階を改造したお洒落なこじんまりしたお店に座って、妻はコーヒー私はアップルジュースを注文し、ケーキを食べながら色々なお話をしました。お店の中にはドライフラワーが飾っていたり、いっぱいぶら下げられていました。退職後念願のcafeを夫婦2人で開くことができ幸せそうでした。まるで人生の楽園を見ているようです。今度はこのお店で近藤さんのヴァイオリンの演奏を聴きたいものです。

「隣町 講演頼まれ 行く途中 親友のcafe 夫婦で立ち寄る」

「小学校 移築後米の 博物館 雑巾がけで すっかり有名」

「偶然に 博物館で 娘さん 出会ってcafeの 所在を聞いて」

「念願の cafeを開いた ご夫婦と 色々話す 人生楽園」

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〇孫たちの自由研究

 わが家には小学4年と6年の二人の内孫がいます。今は夏休みの真っ最中で、連日プールへ泳ぎに出かけたり戸外で遊んでいるため、インド人もびっくりするほど真っ黒に日焼けしています。

灘町海岸で見つけた二人の孫」

40日を超える夏休みは、宿題も沢山あるようで、夏休みが終わる8月末までに様々な勉強をしなければなりませんが、難題は何といっても自由研究のようです。最近は自由研究を代行してくれる、首を傾げたくなるような代行業もあるそうです。

4年生の孫奏心は昨年に続いて海辺の生き物調べのバージョンアップ、6年生の孫希心は防災の水ろ過などと、難しいテーマを考えているようで、材料集めにため二人で何やらコソコソやっているようです。

 一昨日所用で海岸国道を単車で走っていると、灘町海岸で二人の姿を見つけました。単車を止めて声をかけて聞けば「内緒!!」と答えてくれませんでした。そのうち大汗をかきながら自転車を漕いで帰って来た二人は、ビニール袋に何かを入れて持ち帰っていました。気になりました。

「夏休み 二人の孫は 真っ黒に インド人さえ ビックリするほど」

「夏休み 宿題多く 苦戦中 自由研究 あれこれ策を」

「最近は 自由研究 代行業 あるというから 驚き千万」

「夏休み 気楽なように 見えるけど 今も昔も 子ども大変」

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〇スイカの見分け方

 一昨日の夕方、近所に住む友人が今まで見たこともないような大きなスイカを持って来てくれました。聞けばその友人も「貰いもの」だそうで、余りにも大きいので切っても食べ切れないと判断し、「家族の人数が多いあなたの家だったら」と、わが家を思い出してのプレゼントのようでした。

いただいたデカプリオなスイカ

 家族全員がその大きさに驚き、持ち上げたり叩いてみたりと、少しの間家族の話題をさらいました。早速切るため妻に頼まれた私は台所への移動を試みましたが、腰を痛めないように、落とさないように、慎重に、やっとの思いで運びました。外側を水洗いして包丁で太鼓状に上下を切って真二つに割りました。

 実は前日、NHKの「ためしてがってん」というテレビ番組で、「スイカの見分け方」というのをやっていて、見ていたので若嫁と二人で実験してみました。スイカが照れいているかどうかは正直なところ切ってみるまで分かりません。特にこんな大きなスイカは一番なりが多く、種落ちして中が空洞になっている場合が多いのです。

 早速片手をスイカにあてがい、もう片方の手で叩いた振動が伝わるかどうかやってみました。振動が伝わりにくかったため、私と若嫁の判定は「種落ち」でした。案の定切ったスイカの中ほどが少し空洞になっていました。切り分けて若嫁のダイニングと、私たちのダイニング、それに隠居のダイニングのそれぞれ置いている冷蔵庫へ、ラップをかけて収納して冷やしました。

私はスイカが大好きです。妻が「お父さんはスイカで生きているようだ」と言われるほど良くスイカを食べます。この時期は猛暑日と熱帯夜が続きヒートアップし続けていますが、スイカを食べると体が冷えて涼しくなり、利尿効果も抜群です。お盆過ぎまでしっかり旬の美味しいスイカを食べて、暑い夏を乗り切りたいと思います。美味しいスイカを有難う。

「こりゃ太い 見たこともない デカスイカ 友人わが家へ 持って来てくれ」

「運ぶのも 一苦労だと 言いながら スイカ大好き 大いに喜ぶ」

「テレビにて スイカの照れの 見分け方 早速実験 種落ちでした」

「暑い夏 スイカを食べて ご満悦 私の主食 当面スイカ」

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