〇梅干しの歌
子どもの頃、梅干を作りながら祖母が「梅干しの歌」を歌っていました。音楽もロクに習っていない明治生まれの祖母ゆえ、節回しなどは全然覚えていませんが、確か小学校4~5年ころ、祖母の歌う「梅干しの歌」に興味を持ち、歌を書き写した経験があるのです。
わが家は人間牧場に梅林があって、毎年収穫した梅を梅干しや梅酒に自家加工して愛用していますが、梅を加工するこの時期になると祖母の顔と梅干の歌が懐かしく思い出されるのです。歌の歌詞を思い出しながら、歌の中に隠された梅の一生を思う度、よくできた歌だと感心しています。