人間牧場

〇松山空港カブト虫配布(その2)

 一応の準備を終え、若嫁の作ったサンドイッチとドリンクで軽い朝食を済ませたスタッフ一行は、車に分乗してカブト虫を配布する松山空港へ向かいました。一番機が東京から到着する午前9時までに到着ゲート前のロビーで準備をしたようです。私はあいにくこの日は空港の直ぐ近くの松前町で、いいとこ見つけ隊が主催するサイクリングを手伝わなければならないため参加できず、別行動となりましたが飛行機のエンジン音や機影が見える度に気がかりで、その行方を見ていました。

 カブト虫配布の様子は時々携帯で連絡が入りましたが、サイクリングが終わった昼過ぎには、「用意した虫かご100箱のカブト虫を残らず全て配布し終えた」と安堵の一報が入りホッとしました。午後3時半ころ自宅に帰り、後片付けをしていた息子と久保さんに松山空港での様子を聞きましたが、上々の手応えのようで満足気味で、早くも来年の取り組みについて夢を語っていました。「カブト虫を何故自腹で無償配布するのか?」という疑問も、「里山保全」という基本コンセプトがはっきりして、いよいよ正念場です。

 私にできることは息子たちの活動の後方支援です。人間牧場でカブト虫を養殖飼育したり、今年からクヌギの苗木をドングリから苗木に育てたり、放任園を開墾してクヌギの森を作る準備をしたりと、ロートルな私には少々ハードな肉体労働がつきまとっていますが、体調管理に注意をして10年後のクヌギ林を夢見て頑張りたいと思います。昨日の愛媛新聞地方欄に松山空港でのカブト虫配布の記事が載りました。いつもながら多くの皆さんの下支えがあることに感謝しています。

「飛行機の 音や機影を 見る度に 少し気になり 空を見上げる」

「100箱の 虫かご 全て 配布終え 意気揚々と スタッフ引き揚げ」

「片付けを しながら早くも 来年の 夢を語って 頼もしい限り」

「里山の 保全目論む カブト虫 メッセージ託し 無償で配布」

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