〇名残のホタル
昨日の夕方食事が終わって、ズボンに入れている携帯電話内蔵の万歩計を見ると、昨日歩いた歩数が5432歩でした。毎日1万歩を目指して歩いている私としては物足りなく思い、早速腹減らしのつもりで双海中学校~高村電器~特老夕なぎ荘、源田自動車~天一稲荷神社~駐在所~地域事務所~自宅と、上灘川沿いを普通と違った逆回りでのんびりゆっくり散歩しました。
川向こうに渡る一本橋を過ぎた所に差し掛かると暗くなった川の上を一匹のホタルが飛んでいました。「あっホタルだ!!」と暫く見ていると、こともあろうかそのホタルが、私の肩に留まったのです。ほんの数秒の出来事でしたが、留まる場所を間違ったと思ったホタルは、私の肩から離れ川面を飛んで姿を消しました。
今年は前年の西日本豪雨災害の影響でしょうか、双海町でもホタルが流されたのか激減しました。ほたる祭りに出かけたものの所用で早めに帰ったため、ホタルを観ることはできませんでした。また先週土曜日に出かける予定だった大洲市田処のホタルも、従兄弟の通夜のため出かけることができず、気がつけば今年はまだホタルを一匹も見ていないのです。
今年はもうホタルを見ずに終わるのだろうかと思っていた矢先だったので、とても嬉しい一日だったので、1万1126歩を万歩計に刻んで帰宅し、ホタルを見た話を妻にすると、妻も数日前わが家の庭に飛んできたホタルを一匹見たそうです。もう今年はこの一匹のホタルで見納めですが、来年こそは沢山のホタルが飛び交うのを見せて欲しいと願っています。
「夕食後 歩数目標 ほど遠い 気づいて一人 夕暮れ散歩」
「いつもとは 違って逆の 道ルート 川沿い歩く 少し汗かく」
「あっホタル 何と私の 肩留まる ほんの数秒 神秘の光」
「今年は ほたる激減 来年は 増えて欲しいと ホタル一匹」