〇自分の写った写真が届きました
私は自分が写真に写ることは余り好きではありません。昭和の大スター石原裕次郎のように足が長く顔が男前だと写真に進んで顔を出しますが、脚は短く顔は醜いアヒルの子なので、子どもの頃から、記念写真を撮る時は今も目立たない後ろや片隅に身を置く習慣がついているようです。
ところがこの歳になると、会長とか代表とか委員長いう役職がついているため、記念写真には否応なしに真ん中の席に座ることを強要されてしまうのです。足の長さは座ればカバーできるし、記念写真などは、顔の大きさがコメ粒ほどなのでそれほど気にもせず、写真に納まって写されています。
先日講演に出かけた埼玉県深谷市の柏村さんから、数枚の写真が送られてきました。私が講演をしている様子をスナップ風に撮っていました。一枚は持参した二宮金次郎を持って話す私、もう一枚は下手糞ながらハーモニカを吹いている私でした。私は今でもあちらこちらへ請われるまま講演に出かけていますが、自分の話している姿は自分には分からないので、「へえ~、こんな姿で話しているのか!!」と、思ったりしました。
自分の写った写真を見ながら、「あ~あ」とため息がもれました。
「足短か 顔も醜い アヒルの子 写真写るの コンプレックス」
「こんな顔 して人様の 前話す 写真の顔を 見ては赤面」
「近頃は 金次郎像と ハーモニカ 臆面もなしに 道具使いて」
「人前で 話す自分の お姿は 本人分からず だからいいのだ」