人間牧場

〇子ども体験塾の収穫祭(その2)

 子ども体験塾の魅力は毎回楽しいプログラムと昼食です。今回のプログラムは収穫祭ですからメインはサツマイモ堀りですが、子どもたちの要望を取り入れて、段ボールを使った燻製をしました。最近はこうしたキッドがインターネットで安く手に入るし、食材もベーコンやウインナー、チーズ、ポテトチップス、ゆで卵など、考えれば幾らでも作ることができるのです。今回は前公民館主事の赤石さんが中心になって、段ボールの組み立てから燻製食材準備、桜のチップでの燻製作業まで指導してもらいました。

段ボールを使った燻製器
燻製指導した赤石さん
燻製品に大満足の子どもたち

掘ったサツマイモは私が担当して、ドラム缶かまどを利用してアルミホイルでくるんだサツマイモを焼きました。焼き芋は大小さまざまな大きさの芋を万遍なく焼く火加減が難しく、焼け具合が見えにくいため毎回苦労しますが、今回は早目に薪で下火を作り、その上に芋を置き、その上に小枝を入れて火を点つけて焼いたため、自分でも驚くほど完璧な仕上がりで、お腹の空いた子どもたちは「美味しい美味しい」を連発し、フーフー言いながら食べていました。

芋粥の準備
出来上がった芋粥
芋粥を食べる子どもたち

今回の主食は新米とサツマイモを入れた「芋粥」でした。分量を見誤ったり、サツマイモを入れるのが少し遅れたため、出来は今一でしたが、野外で食べる芋粥も、子どもたちにとっては味わい深いものでした。出来上がりの順番で、焼き芋、芋粥、燻製品の順番になりましたが、それとこれとは別腹とばかりに芋粥を4杯もお替りした子どももいて、私たちを驚かせました。食事の世話は毎回大変ですが、今回は更生保護女性会の山口さんや参加してくれた校長先生たち、それに赤石さんの協力で美味しくいただきました。

 北海道佐呂間町に住んでいる、パンプキン武田さんこと武田温友さんから、今年も事前に沢山の観賞用カボチャが宅配便で送られてきました。収穫祭なのでウッドデッキにディスプレイとして飾り、じゃんけんゲームで欲しいカボチャをゲットする催しは、毎年子どもたちが夢中になります。今年も1個ずつお目当てのカボチャをお土産にすることができました。子どもたちは掘ったサツマイモもお土産にいただき、朝登ってきた山道を歩いて帰り、下灘コミセンで午後3時に事故もなく解散しました。

「段ボール 使って燻製 ベーコンや チーズウインナー 美味しくできる」

「サツマイモ アルミホイルで くるみ焼く 焼き芋上手に 焼けてホクホク」

「分量を 見誤ったか 今一の 芋粥それでも 4杯お替り」

「佐呂間から 届いたカボチャ ジャンケンで 争奪バトル 激しさ増して」

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