〇方言が話せれば一人前(その2)
私はシティボーイではなく、見るからに風貌も話す言葉もカントリーロートルボーイです。若い頃からそのことを意識して生きて来たので、方言に興味を持ち若い頃には方言集でも出そうかと思い、沢山メモをして持っていましたが、いつの間にか資料に埋もれてどこへ行ったか分からなくなりました。双海町の方言については双海町誌と、合併時に改定した双海町誌に詳しく収録されているので、そのページをコピーして手元に置いていますが、このほど双海史談会の学習会で方言がテーマに取り上げられました。
史談会の話し合いで、秋の公民館祭りの折、コーナーの一角を借りて方言の展示をしようという話がまとまり、前2回の例会はアイウエオ順にみんなで読み解きましたが、懐かしさの余り大爆笑で、中々前へ進んでいません。間に合うかどうか分かりませんが、とりあえず事務局長の中尾先生を中心にして、その作業を進めています。「雨が降らんなあ~」「今朝はボロでネジた程度だった」なんて会話を聞くと、「ボロでネジる」ってどいう意味?と聞き返されます。雨がポロっと降った程度でしたという意味です。
「よもだ」も「じゅるい」も、「ごうたいな」も、「こんまい」も、「きやいくそ」も、「きょろまつ」も、「ぐずまつ」も、「いなげな」も、「いらばかす」も・・・・・・・・。ああ面白いです。先日80歳を過ぎた昔若かったおばあさんたち数人と、話す機会がありました。おばあさんたちはさも長生きをしたことが何か悪いことをしているような風潮で居場所がなく、やがてもう少し歳をとると特老へ入れられるかも知れないとため息をついていました。そうだこのおばあさんたちこそ方言博士だ。もうひと踏ん張りして方言を語ってもらいたいと思いました。
「カントリー ボーイ自認の 私ゆえ 方言などは 朝飯前だ」
「すたれ行く 方言文化 残したい おばあさんたち 方言博士」
「史談会 シティボーイも 加わって ワイワイガヤガヤ まるで漫才」
「標準語 話していると 思うけど 人から見れば 英語と同じ」