人間牧場

〇早くもカラスの餌食に

 このところ梅雨の雨が菜園を濡らし、夏野菜が元気に育っていて、キュウリは早々と収穫して食卓に上っていますが、昨日畑を見回ると、一番なりのナスや桃太郎という品種のトマトの実が、有害鳥獣の何者かにかじられていました。どうやら最近よく見かけるカラスの仕業のようでした。昨年は早々と周りを防護網で囲ったため難を免れましたが、早く対策をしないと味を占めたカラスの被害が拡大する恐れがあるので、倉庫に締まっている網を取り出してみました。

スイカの囲い
青い友糸で修理した網目
網を張り巡らせたトマト畑

 昨年草刈り機の刃で誤って破った個所を、友糸で修理しました。私は若い頃7年間も漁師をしていた経験があるので、50年経った今でも漁師さん顔負けの網の繕いができるのです。傍で見ていた妻も「まあお父さん器用じゃねえ」と褒めてくれました。前日までに山から切り出した青竹で支柱はできているので、いい具合に張れました。隣に植えているスイカのツルも順調に伸びているので、そろそろスイカ畑も網を張らねばなりませんが、とりあえずトマトだけは終わりました。

菜園横のビニールハウスの中の雨除けトマトも収穫が始まり、妻を喜ばせています。路地植えのピーマンやシシトウも収穫して美味しく食べています。雑草を抜いたり削ったりと大変ですが、雨の合間を縫って、健康維持のつもりで毎日楽しくやっています。昔九州に自称農民作家の山下惣一という人がいました。東北には雨ニモ負ケズの宮沢賢治もいます。理想とする人の生き方をモデルにするほどの生き方は、凡人ゆえとても真似ができるものではありませんが、あくまでも私流にこだわって日々を楽しく過ごしています。「今日を楽しく生きずして人生を楽しく生きることはできず」です。

 「ナス・トマト 早くもカラス かじられる これから先は 知恵比べです」

 「網修理 50年前 思い出し 友糸紡ぐ 妻に褒められ」

 「夏野菜 順調育ち 食卓が 急に賑やか 無農薬育ち」

 「理想人 思い描きつつ あくまでも 自分流儀で 楽しく生きる」

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