〇長い旅がやっと終わりました
18日木曜日、私は「隣はアメリカ」と答える人の多い太平洋に面した高知県高知市にいました。全国公民館研修会を終えたその足で、一旦瀬戸内海側の松山市まで戻り、その夜瀬戸内海を超え、あくる19日の朝8時22分には有明海の傍の佐賀県太良町へ移動し、全国過疎問題シンポを終えると、再び瀬戸内海の元来た道を引き返したのですから、驚くほかありません。黒潮うねる太平洋も、白砂清松の瀬戸内海も、干潟の泥に濁った有明海も同じ海なのです。それぞれの海のイメージは個性なのでしょうが、海の原風景は白砂青松だという先入観を持っている私にとっては、正直なところ海の自然風景では太平洋よりも有明海よりよりも、美しいと思うのがご当地びいきなところでしょう。
さて特急かもめに乗って肥前鹿島から博多に戻る帰り道、私が佐賀へ来ていることを私のブログで知り、是非会いたいと北九州の友人から電話が入りました。途中だし「じゃあ会おう」ということになり、とりあえずお互いの目的地を小倉とすることが決まりました。昨日は金曜日だし友人の仕事が片付くまで小倉の街をブラブラして、夕方小倉駅前で落ち合うことにしました。小倉や下関や門司は何度も来ているので、とりあえず夕暮れ迫った小倉城辺りをのんびりゆっくり散歩しましたが、昨日は心配された雨も降らず、結局1万歩も歩きました。その後小倉駅のデパートに入り6階の本屋さんで欲しい本を3冊も買い、そうこうしているうちに友人も駆けつけ、久しぶりに居酒屋で積もる話をしました。
超大型という台風18号が接近しててグズグズしていると帰れなくなるし、あくる日の午前中子ども体験塾の開催を控えているので、加えて私もお酒を飲めないので交流は早々に引き上げ、小倉から新幹線で広島を経由しました。18日郵政局での講演から始まり、高知県、佐賀県と足早に辿った長い旅路でしたが、何とか無事故でそれぞれの役目を果たし終えることができました。妻曰く「歳を考えないと、幾つだと思っているの?」でした。そういえば歳のことをすっかり忘れていました。
「太平洋 瀬戸内海と 乗り継いで 有明海まで 2日で巡る」
「それぞれの 海には海の 良さがある 私的には やっぱり瀬戸内」
「特急の かもめの車内 電話鳴る 友人会いたい 急遽小倉へ」
「幾つだと 思っているの 妻が言う 無理のできない 歳を忘れて」